物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

南方熊楠 生誕150周年

2017-05-11 12:59:37 | 日記

だと先週の日曜日の朝日新聞の読者欄に荒俣宏さんが書いていた(注)。けた外れの人物だったということらしい。そのことは別にいいことだと思うし、別に熊楠の研究が流行ったり、出版物が発行されたりすることは大いに結構である。

だが、私などは熊楠などとは違うが、武谷三男とか遠山啓とかの研究がもっと進むべきだと思っている。熊楠を掘り起こしたのは鶴見和子さんだったという。この研究で鶴見和子さんは朝日賞を受けたはずだ。

吉本隆明の全集が昌文社から発刊中である。彼の全集が出るためには彼の著作とかエッセイとか論文とかを丹念に集めて整理したある編集者の尽力が昌文社を動かしたとどこかで読んだ。

前にもこのブログで書いたことがあるが、吉本隆明全集の発行にかかる費用は2億数千万円だと見積もられていると新聞だったかで読んだ。それこそ晶文社は社運をかけて全集の発行をしている。

同じようなことが遠山啓とか武谷三男には起こらないとすれば、それは日本の大きな損失であろう。

(注)ときどき私に「あなたとよく似た人がテレビに出ていたよ」と言われる。「ああ荒俣宏さんですね」というのだが、彼は私よりも8歳も年下である。もっとも世間的に有名なのは荒俣さんであることはいうまでもない。


再生エネルギーの電気をためる

2017-05-11 12:34:06 | 日記

新技術の話が朝日新聞に出ていた。こういう記事を見る前に知っていたのはダムに一度発電に使った水をくみ上げて必要なときに発電させるということは知っていたが、けっこういろいろな方法があるらしい。

これはもともと風力発電や太陽光発電は発電が多いときと少ないときとの差が大きくて、一定にできないということから来ている。

それで一定に近づける方法がいろいろ考えられている。例えば、アメリカだと電力が余っているときに電力の足らないところへ送電したりするというスマートグリッドという方法でアメリカ全土での安定化を図るというふうに聞いている。

これは日本でもできるはずだが、全国7つの発電会社がその送電線を原発が再開したときに使えるようにというつもりなのだろうか、その送電線路の能力をフルに使わないように制限を加えているという。それで再生可能エネルギーの可能性は残っているのにそれが送電線の容量から制限を受けているという。

政府はその制限を撤廃することができていないとか、送電会社を電力会社から別に分離したりすることができていない。原発はウラン235の鉱石はまだ採掘されていないものがあるという最近の調査結果もあるが、それでも最終処理場が見つからないとか現にある発電所の構内にも放射性廃棄物を一時的にためる限度が近づいているということもあって、早晩原子力発電を続けていくことができなくなる。

それで再生可能エネルギーの出番となるはずだが、出力の不安定性が欠点ということであった。だが、電気はためることが難しいのでそれをどうするかということである。

空圧電池というような工夫とかレッドクスフロー電池だとかがある。ダムを電池のように活用するというのは電力に余裕があるときに一度発電で使った水を再度ダムにくみ上げておく。こういった技術とか工夫がされているということは喜ばしい。

政府とか自治体が電力会社の規制をとぱっらって合理的な政策を推進することを希望する。こういうことが政治なのだから。

経済学者もこういうことについて研究して政策提言をしてほしいものだ。


ブログの質が低下

2017-05-11 12:28:26 | 日記

している。これは他人のブログのことではなくて私のブログのことである。しかたがない。自分自身の質が低下しているのであろう。

なんだか長いブログを書くタネを見つけることができなくなって、惰性で書いているということもあろう。別に書くことがない時には書かなくてもいいではないかという理屈はある。だが、毎日何かを書いて来たので、書くことがあろうが、なかろうが何かそのときに思ったことを書くという姿勢をもち続けてきた。

今日、新聞にちょっとしたことを見つけたので、このブログとは別に書いてみよう。