物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

AIと羽生三冠

2017-05-16 12:53:19 | 日記

とはどういう関係にあるのか。今朝、朝日新聞の広告欄に「人工知能は人間を超えるか」というタイトルの羽生三冠へのインタビュー記事が載っていた。

これがなかなか興味深い記事であった。「「問い」のなかにこそ人間の力がある」というサブタイトルがついていた。

これを要約することは私には難しいが、重要そうなところを抜書きして見れば、

人間の知能とAIとは違いがあり、その違いを知って有効に活用するならば、AIは人間の暮らしを便利に、豊かにしてくれる。しかし、忘れてはならないのはAIも万能ではない。AIによって示される方策は「有効である可能性が高い選択肢」であって、「絶対の正解」ではない。だからAIによってもたらされる情報の中から意味あるものを見つけ出す「価値判断」は人間の仕事だろうし、AIに何を考えさせるのかという「問いを立てる」ことも人間の仕事でしょう。

AIは人間の脳の解明に限りなく近づくだろうし、AIと脳の仕組みの解明とは互いに相互依存しているだろう。

あまりいい要約ではないが、関心をもたれた方はhttp://t.asahi.com/habuai/ をご覧下さい。

なかなか羽生さんは頭のいい方ですね。感心しました。


ランソムウエア

2017-05-16 12:35:18 | 日記

というコンピュータウイルスが猛威を振るっている。私のパソコンもそれにやられたかと思った。

というのは私が長年書いて来た『四元数の発見』の原稿のファイルが昨日瞬時に消えてしまったからである。どうもパソコンの不調が続いているのでそのための一環の故障であるらしい。

USBメモリにそのデータは保管してあるとは思うが、どうも心もとない。大きなファイルが瞬時に消えてしまうという私には理解できないことが起こった。

コンピュータウイルスに話を戻すと、パソコンが動かなくなるという事態になってから、パソコンを動くようにするために3万5千円くらいの身代金の要求がくるというウイルスである。そういう仕事をしている人がいると思うとちょっと気が確かなのかなとは思うが、世の中にはそういう人がいなくなるということは残念ながらありえない。残念である。

ransom moneyとは身代金という英語である。普通は人質hostageを戻してほしければ身代金を払えというのが典型的な誘拐事件である。ransom moneyとかhostageとかいう、物騒な英語を覚えたのは30年くらい前に一時講読していたアサヒ・ウイクリーAsahi Weeklyという日曜ごとに発行される英字と日本語の混ざった新聞から学んだことである。