いつも朝方の眠りの中で何か考えているらしい。いま書いているエッセイの原稿のはじめの部分を書き変えようとかと言ったことである。大体がとりとめもないことであるが、そういうことを考えるともなく考えているらしい。
それは私の頭の中に記憶としてとどまることもあるし、もう目が覚めてしまえば、きれいさっぱりと思い出さないこともある。まあ、大していい頭でもないのだから、何を考えていたとしてもたいしたことではない。だが、そういう習慣はなかなかなくならない。
昔からそういうふうであったかといえば、そうでもなさそうである。最近かというとどうやはり退職してからであるように思える。できるだけ夜の12時半には寝るように努力をしているので、朝は8時半くらいには目が覚める。その前の数時間にこういうことを頭で考えているらしい。
困ったこととも言えないので、しかたがない。それだけできるだけ日中は集中しているともいえようか。