幼児がいつ自分というモノを認識するのだろう。いつかはするのだが。
その自己認識に役に立つものとして鏡があるのではないか。鏡に自分の姿が写ってもそれははじめは誰か自分とは違う他人だと思うのではないか。もっともそのときには自己というものもよくはわかっていないはずである。
だから自己というモノをいつ、どこで認識するのだろうか。自分の小さいときのことは覚えていないので、自分の子どものときが一つの機会になるのだが、それはなかなか子育てに忙しく、その自己の確認がどの時点だったかはなかなか判定する余裕はない。
心理学の研究者でスイスかフランス人のピアジェという学者がおり、幼児の数の概念とか量の概念とか空間の概念をどのように獲得していくかについて調べた。
もっともその本をあまり読んだことがないので、ちょっと図書館がどこかで探して借りて来なければならない。
それはともかく幼児がどこで自己を認識するのかとか、鏡に写った自分の姿が自分であるということをどこで認識するのかということをしばらく考えてみるのも悪くはないだろう。