があったので、購入の手続きをしたら、数日で大学の生協に入荷したらしい。今日か明日に取りに行こうと思っている。これは1を虚数単位の i の導入が座標原点 O のまわりの90度回転で導入している。
こういう虚数単位 i の導入をした複素解析のテクストとして、はじめて見るものである。この虚数単位 i の導入のしかたは、このテクストの専売特許ではないのだが、それを実際にこのしかたで虚数単位 i を導入した複素解析の日本語のテクストを見たことがなかった。google booksでのサービスで見て購入を決めた。もっとも他の部分がうまく書けている保証はない。アマゾンコムの書評では名著との評がいくつかあったけれども。この書評も点の辛い人と点の甘い人とがあるので、何とも言えない。
いつもこのブログで述べているように私の複素解析のテクストの評価は「分岐点をどう説明しているか」と「解析接続の方法とその例がどくれくらい豊富か」ということにあるが、そのどちらにもあまり合格するテクストはない。
近々このテクストを手に入れるのだが、いまはそのタイトルも覚えていない。それでここに紹介することができない。なんでも多くの人が著者になっている本だったことしか覚えていない。その著者のうちの二人はもう故人になっているとあった。