piove moltoとかつぶやきながら、仕事場に来た。ピオヴェーとは「雨が降る」というイタリア語であるが、私の知っているというか覚えているイタリア語の数もほんどなくなった。動詞の変化語尾が正しいという保証はない。
感心なことにというか、向こう見ずにというか大学院生のころイタリア人の男性で大学に来ていた人の開いていたイタリア語のコースに半年だけ参加したことがある(注)。
そのはじめに学んだ言葉がこのpiove moltoであった。彼は「家の中には」雨は降らないが、これは単なる口頭練習だからというので、piove molto en casa (ピオヴェー モルト エン カサ)と何度も唱えさせられた。これは「家の中に雨がひどく降る」という意味である。こういうフレーズを口頭練習した覚えがある。
その後、残念ながらあまりイタリア語は勉強したことがないから、この語と「行きましょうか」の意味のAndiamoくらいしかイタリア語では覚えていない。最近ではイタリア語でForza !(がんばれ)をサッカーの応援でいうと知ったけれども。
外国語を学ぶことにロシア語とか中国語とかも含めて大学院ころには少し力を注いだが、その代わりというか高等学校の教師になる資格コースを受けなかった。大学の教師となった人でも意外と高校教員の資格をもった人もある。例えばで、申し訳ないが、私の先生の一人の O さんも高校の教員の免許をおもちだと伺ったことがあった。
もっともロシア語と中国語はイタリア語同様に身につかなかった。
(注)Livio Allesiというイタリア人で彼はトリノの出身であった。