物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

数学エッセイをひとつ

2018-04-24 18:13:47 | 数学

書き上げた。これは数日前から書いていたのだが、ようやく書き上げた。とはいっても検討に時間がかかるから完成とはそう簡単にいかない。

昨日、江沢洋先生の『微積分の基礎と応用』(サイエンス社)を見たら、私が数か月前に書いたラプラス演算子の極座標表示の計算のちがった説明があった。これをもっとわかりやすくしたエッセイを書いた方がいいのではないかと思い始めた。

演習問題の解答としてかなり詳しい計算が載っているのだが、それでもちょっとわかり難いと思う。どうしたらいいのか少し考えてみたいと思出した。今日、県展を見に行ったついでに図書館によって、新しい本を借りて来た。

その一つが瀬山さんの『正比例の数学』(東京図書)である。これはどのように線形代数への入門をするかということについて述べた本である。


県展に行ってきた

2018-04-24 12:15:31 | 日記

義父が県展の関係者だったこともあって、行き忘れていた、県展に今朝の午前中行ってきた。主に洋画という油絵の部分を見たのだが、写真に知人が出品しているので、それだけは見逃さないようにと見てきた。桜と霧とを主題とした写真で華やかなものであった。

洋画を見ていて思ったのだが、他人の作品などなかなか苦労がわからなくて、するっといかに力作であっても、その絵の前を通り過ぎるくらいの感じである。これは私が苦労していくつかの本を書いても、読者にしてみたら、その苦労などはわからずまるで全くいいところがないと思われるのとまったく同じである。人の苦労はお互いにまったくわからないものだという諦観みたいなことを感じた次第であった。

本だとちょっとまとまったものとなるが、エッセイでも論文でも同じであろう。なかなか他人のしていることを評価できないものだと思う。

これは別にアカデミックなことでもなくてもいろいろあるだろう。なんでも同じようなことを経験があるのかないのかということが基本的に効いてくる。人のことを正しく判断できるためにもやはり自分自身の似たような経験があるのかどうかによるのだと思う。