そろそろ8月にある、徳島科学史研究会の講演の準備をしなくてはいけない時期となった。
例年は3月ごろから徐々に準備しているのだが、今年は出発が少し遅れたと思う。現在でも取りかかる気に十分にはなっていない。今年は「技術論論争」をとりあげてみるつもりである。
技術論論争とはなにか。これは技術は「労働手段の体系」かそれとも「客観的法則性の意識的適用」かという論争である。私はこの論争の経過にはあまり詳しくはないのだが、インターネットなどには現在は「労働手段の体系」説が優位を占めていると読んだことがある。
それがどのくらい当っているのかどうかを読み取って判断していかなくてはならない。