外国語とはいっても英語とかドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、中国語くらいが少しかじったことのある外国語である。中国語は先生についてクラスで学ぶことはなかったが、NHKのラジオの中国語講座を大学院生だったころ、2年ほど聞いたことがある。
他の外国語はすべて学校とかどこかのクラスで学んだことがある。私の後輩で辞書があれば、ロシア語は読むことができるようになったと豪語していた人もある。また、「数学・物理通信」の共同編集者の S さんはいまでもときどき彼のいる、介護施設を訪れると彼はロシア語の講座をラジオで聞いている。
私がラジオで主に学んだのはドイツ語である。はじめは大学院の入試に第二外国語として必要だったので、ラジオの講座を聞くようになった。私には大学で学んだドイツ語は難しくて、ちんぷんかんぷん(It's Greek to me)であった。
私が大学生のころはまだドイツ語の教え方があまり進んでいなかったのだ。しかし、それでも結構教え方は上手な川島先生だった。これは2回目の1年生をしていたときで、1回目の1年生をしていたときのドイツ語の中井先生はまったくわからなかった。
ドイツ語がわかる人なんて、どういう頭のいい人なんだろうと思っていた。これは私は外国語の語順は英語と同じだとばかり思っていたから、わからなかったのであった。というか、ドイツ語ではじめて一般に外国語は英語とは語順がちがうことが普通なのだと初めて知った。その当時は大学ではそういうことを強調しては教えてくれなかった。
日本語を上手に話す、パックンのような人を見ると素晴らしいと思うのだが、いつまでたっても片言のドイツ語しか話せない身にとっては達意の日本語を話す人は素晴らしいと思う。
話す言語としての外国語として触れた順番に述べると英語、フランス語、イタリア語のほうがドイツ語よりも先であり、なんとドイツ語は第4位に位置するにすぎない。
もっとも現在ではカタコトで話すことができるのは第1にドイツ語、つぎに英語、第3にフランス語であろう。