物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

体系的な書物を著した人たち2

2018-08-10 12:27:05 | 日記

自分なりの体系をもって、物理なり数学なりのテクストを書いている人は日本人に限ってもたくさんいる。もちろん、著名な人もいれば、それほど著名でない人もいる。わたしはここでは著名がどうかはあまり問題にしていない。

大学の教授を長年務めていた人ならば、そういう体系的なテクストを著すことに意義を感じる人も少なくないであろう。

そういう人の一人として砂川重信さんがいる。「物理の考え方」(岩波書店)というシリーズを書かれている。力学、電磁気学、熱・統計力学、量子力学、相対性理論の巻がある。

砂川さんは別に電磁気学についてのいくつかの本を書かれており、あまり体丈夫ではなかったためかいつなくなっても家族が生活に困らないようにと電磁気学の本を書かれたと紀国屋書店から発行の『理論電磁気学』だかの序文に書かれてあった。

予想に反してなのかどうかは知らないが、結構長生きされて「物理の考え方」のシリーズも書かれたのであろう。

『理論電磁気学』で感心したことは電気多重極の説明がよかったことである。そこがあまりよくわからなかったので、はじめて意を尽くした説明を読んだ気がしたが、それがどういうものであったかはもうよくはわからない

もう一つ感心したことは相対性理論の巻の、斜交座標の反変成分と共変成分との説明のところに結晶学での逆格子との関連が述べられていることであった。物理学は一つであるという感を深くした。

そういえば、逆格子についての書きかけのエッセイも私はもっているが、これもなかなか完成をしない。


独検準1級を目指して

2018-08-10 11:56:00 | 日記

すこし、意識的に学習をしてみたい。私などは長年ぼんやりと学習をしているので、学習の期間が長い割には語彙も少ないし、なかなかまともにカタコトも話せない。

現在のこの状況ではそれでも別に不都合はないのだが、1級は到底無理だが、準1級くらいはパスして死ぬのも悪くはないかもしれない。

2級は数年前にとったので、つぎの目標は準1級である。この準1級の合格のために予想されている、語彙数は5000語である。

いつだったかもこのブログで述べたが、私の知っているドイツ語の語彙数は3000から4000の範囲だと思う。そうするとまだ2000は語彙が不足だということでもある。

若いときに発起すれば、それは難しいこともなかったかもしれないが、もうそろ80歳に年が届こうとしている。それだから、記憶力がいいはずがない。ただ、経験を積んではいるので、それが私の強みと言えるかもしれない。

だが、3年計画くらいでこの目標を達成するしかあるまい。

独検の受験者の最高年齢の人は92歳だとかで、それに比べるとまだ私は若造である。準1級は2007年までの独検の2級であって、この2級が少し難しすぎるというので、従来の3級と2級の間に新しい2級をつくり、前の2級を準1級としたいきさつがあるらしい。

ちなみに1級はドイツ人と話して十分な意思疎通ができるかなりドイツ語の達人のレベルの人であるらしい。これは私の今の環境では達成は土台無理というものであろう。

(2018.8.13 付記) こんな勇ましいことを書いたのだが、実は昨年も似たようなことをブログに書いていた。もっともそのときは書いたのだが、どうも覚悟はできていなかったらしい。だからそのうちにまたその覚悟を忘れてしまうだろう。 これはこの時期に独検の試験の応募書類が毎年来るということと関係がある。