微分方程式等で非同次方程式とか同次方程式という用語がある。
私自身は同次方程式とか非同次方程式という用語のほうになじみがあるが、ほとんど同年代のSさんには斉次方程式とか非斉次方程式のほうになじみがあるという。
これはどちらかか間違っているわけではない。たぶん以前は用語として斉次方程式、非斉次方程式が一般的に通用していたのだと思う。だが、あるときに用語として同次方程式とか非同次方程式とかにしようということにどこかで決めたのだと思う。
ところが、こういう用語は使われてきた実績があるためになかなか一掃することは難しい。それに法律で強制するという種類のことでもない。
そうすると、なかなかどこか例えば、文部省とかの委員会で推奨されてもなかなか新しい用語にはならない。
こういう用語としてはいくつか思い出すものがある。
太陽系で太陽の周りをまわるplanetを日本語に訳して惑星と遊星という訳語がある。どちらも同じものであるが、これは東京大学系では惑星であるが、京都大学系では遊星とか。
工学系と理学系とで違う用語もある。よく知られているのは工学系では電界,磁界だが、これは理学系では電場、磁場という(注)。
高橋秀俊さんの有名な著書『電磁気学』(裳華房)に序文にはこういう例がいくつか出ていた。回路のことを理学系では輪道というとか。これはさすがに輪道という人に出会ったことはない。振動数と周波数とはどちらも使うであろう。
最近の用例では超伝導と超電導とであろうか。また表記としてコンピューターとするのは理学系の人に多いが、コンピュータと止めた表記をとるのは工学系だとか。
(注)電場、磁場は読み方は「でんじょう」「じじょう」ではなく、「でんば」「じば」である。普通に工場は「こうじょう」であり、もちろん「こうば」と読む人いるだろうが、正式には「こうじょう」である。そうすると「でんじょう」「じじょう」と読みたいところだが、いわゆる重箱読みである、「でんば」「じば」が使われている。。
私自身は同次方程式とか非同次方程式という用語のほうになじみがあるが、ほとんど同年代のSさんには斉次方程式とか非斉次方程式のほうになじみがあるという。
これはどちらかか間違っているわけではない。たぶん以前は用語として斉次方程式、非斉次方程式が一般的に通用していたのだと思う。だが、あるときに用語として同次方程式とか非同次方程式とかにしようということにどこかで決めたのだと思う。
ところが、こういう用語は使われてきた実績があるためになかなか一掃することは難しい。それに法律で強制するという種類のことでもない。
そうすると、なかなかどこか例えば、文部省とかの委員会で推奨されてもなかなか新しい用語にはならない。
こういう用語としてはいくつか思い出すものがある。
太陽系で太陽の周りをまわるplanetを日本語に訳して惑星と遊星という訳語がある。どちらも同じものであるが、これは東京大学系では惑星であるが、京都大学系では遊星とか。
工学系と理学系とで違う用語もある。よく知られているのは工学系では電界,磁界だが、これは理学系では電場、磁場という(注)。
高橋秀俊さんの有名な著書『電磁気学』(裳華房)に序文にはこういう例がいくつか出ていた。回路のことを理学系では輪道というとか。これはさすがに輪道という人に出会ったことはない。振動数と周波数とはどちらも使うであろう。
最近の用例では超伝導と超電導とであろうか。また表記としてコンピューターとするのは理学系の人に多いが、コンピュータと止めた表記をとるのは工学系だとか。
(注)電場、磁場は読み方は「でんじょう」「じじょう」ではなく、「でんば」「じば」である。普通に工場は「こうじょう」であり、もちろん「こうば」と読む人いるだろうが、正式には「こうじょう」である。そうすると「でんじょう」「じじょう」と読みたいところだが、いわゆる重箱読みである、「でんば」「じば」が使われている。。