物理学とか数学で日本語でも読める体系的な書を著した人を思いつくままに書いておこう。
物理学で有名な人ではファインマンの物理学の講義録がある。これはもちろん日本語でもその訳書があるが、英語でも最近はインターネットで読めるようになったと、ブログの「とね日記」で読んだ。
同じようにランダウとリフシッツの物理講義のシリーズも少し古い英語の版はフリーに読めるようになったとか、やはりブログの「とね日記」の利根川さんが書いておられた。
物理学者では古くはプランクが講義録を出版していて、それはもうかなり昔に日本語に訳されているが、私はどれも読んだことがない。その中の電磁気学の訳書だけを数年前にインターネットで買ったが、それでもそれを今まで読んだことはない。読むつもりで購入したのだが。
同じような講義録にゾンマーフェルトのがある。これの物理数学についての1冊は特色があると書いてあるのを何度か見たので、これもインターネットで古本を購入したが、読んだこともない。これも大学に勤めていたときには訳書が出てので、公費で全冊を購入していたが、いまではE大学の図書館の書庫に入っているだろうか。
また、有名な物理学者であったパウリの講義録がこれはDover版ででており、これは持っている。
元はドイツ語で講義したのかもわからないが、これは英語で書かれている。しかし、もともと英語での講義かもわからない。これはETHでの講義なのであろう。
日本の物理学者では戸田盛和の物理のシリーズ本があるが、あまり中を読んでみたことがない。
物理数学に限れば、2年ほど前に購入したのはクライツイグの『技術者のための高等数学』(培風館)全7冊である。同じようなシリーズにアルフケンの『基礎物理数学』(講談社)というのがある。こちらは1冊の定価が4000円を超えるので、もっていない。