物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

今日は過ごしやすい

2018-08-17 15:36:18 | 日記
さっき温度計と湿度計を見たら、温度は30度近くまで上がっているが、湿度は50%くらいでそれほど高くはない。それでやはり昨日までと比べてぐっと過ごしやすい。

テレビの天気予報の女性が明日は乾燥した冷たい空気が北から流れ込むと言っていたがその通りになった。

午前中は29度を下回っていたが、さすがに16時前だとそれほど気温は低くはならない。だが、70%を上回っていた湿度が60%等となるとぐっと体には楽に感じる。

それにいつもは西風が吹くのが通常であるのに、今日は東かぜである。まだなかなか暑さは続くだろうが、時々は過ごしやすい時があるのだろう。

武谷三男のイメージ

2018-08-17 14:26:14 | 物理学
がぐっと変わった。これは科学史家である、西谷 正さんが武谷三男の1973年6月に名古屋大学で行った集中講義の録音テープを文字に起こしたものを読んだからである。

武谷三男というと科学至上主義の権化のようにどの科学史家も書いているが、どうもそれはかなり的外れなのではないかという気がした。

彼は科学至上主義に見えるところもあるけれども、それは彼の一面にしか過ぎないのではないかということである。
教室では黒板を用いて図や文字を使って話をしているのだが、それを音声だけ録音によって拾っているので、なかなかその真意はわかりずらいのだが、それでもかなり書籍とか雑誌等で文字として読む、武谷三男とは違うイメージを抱いた。


これは私一人の抱くイメージではなく、多くの科学史家や科学社会学者の抱く武谷三男のイメージ変更を迫られることではないかと思っている。

生前の武谷三男を直接知っている人々は彼のいろいろな側面を知っているから間違ったイメージを持つわけはないが、あまり彼との接点がなかった若い人たちの抱く武谷三男像は一面的である可能性がおおきくなる。

52ページにも及ぶこの録音のテープ起こしは大変だったろう。西谷さんの労を多としたい。