『数学ガールの秘密のノート・行列の描くもの』の第4章と第5章を読んだ。
この2章も興味深かった。2行2列の行列でもいろいろ興味深い記述があった。解がない場合とか逆変換が存在しない場合とかも説明があった。
連立方程式からその係数の行列と未知数とを書き出して、行列表現を求めるところがあるかと思ったが、それはあからさまには書かれていなかった。
それが行列の由来だと思うのだが、はっきりと書かれた線形代数の書を見たことがない。
行列では行列のランクが一つの山であり、もう一つは固有値問題であり、もう一つはジョルダンの標準形だと言われている。
私は固有値問題くらいまではなんとかついていけているが、まだジョルダンの標準形は理解していない。
これらをうまく説明することができると行列の本を書くことができるのだろう。