物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Le Temps des cerises さくらんぼの実るころ

2020-12-01 16:09:31 | 本と雑誌
どこかに「Le Temps des cerises さくらんぼの実るころ」の歌詞が出ていたのでそのコピーです。日本語の訳もどこかにあるのでしょう。もし見つけたらここにコピーします。

There are many versions of the original lyrics, but the following is the version popularised by the singer Yves Montand, with possible variants given in parentheses:

(まずこれは英語の訳付き原文です。)

Quand nous chanterons le temps des cerises (Quand nous en serons au temps des cerises)
Et gai rossignol et merle moqueur
Seront tous en fête
Les belles auront la folie en tête
Et les amoureux du soleil au cœur
Quand nous chanterons le temps des cerises
Sifflera bien mieux le merle moqueur

Mais il est bien court le temps des cerises
Où l'on s'en va deux cueillir en rêvant
Des pendants d'oreille...
Cerises d'amour aux robes pareilles (vermeilles)
Tombant sous la feuille (mousse) en gouttes de sang...
Mais il est bien court le temps des cerises
Pendants de corail qu'on cueille en rêvant !

Quand vous en serez au temps des cerises
Si vous avez peur des chagrins d'amour
Évitez les belles!
Moi qui ne crains pas les peines cruelles
Je ne vivrai pas (point) sans souffrir un jour...
Quand vous en serez au temps des cerises
Vous aurez aussi des chagrins (peines) d'amour !

J'aimerai toujours le temps des cerises
C'est de ce temps-là que je garde au cœur
Une plaie ouverte !
Et Dame Fortune, en m'étant offerte
Ne pourra jamais calmer (fermer) ma douleur...
J'aimerai toujours le temps des cerises
Et le souvenir que je garde au cœur !

(以下は英訳です。いいのかどうかはまだチェックしていません。
(英訳はいいようです)。意味はこれで分かるとしても歌の響きが美しいのは残念ながら英訳では出ませんね。)

Cherry time
When we sing of cherry time
and the happy nightingale and the mockingbird
will all be celebrating,
pretty girls will have foolish ideas in their heads
and lovers [will have] dunchine in their hearts.
When we sing of cherry time
the mockingbird will whistle much better.

But it's very short, the cheery time,
when we go off, dreaming, to harvest
some ear-rings,
cherries of love dressed alike
falling through the leaves like drops of blood.
But it's very short, cherry time,
pendnts of pink coral which we harvest while dreaming.

When you are there at cherry time
if you're scared of heartaches
avoid the pretty girls.
I, who am not afraid of harsh treatment,
I won't live without suffering some day.
when you are there at cherry time
you will have heartache too.

I shall always like cherry time.
It from that time that I keep in my heart
an open wound;
and Mistress Fortune, being offered to me,
will never be able to end my pain.
I shall always like cherry time
and the memory I keep in my heart.

https://lyricstranslate.com 

leparisien さんのブログから無断でコピーしました。
歌に免じて、お許しください。leparisienはブログ名ですが、
もちろんle parisienパリっ子です。この方はお父さんのお仕
事の関係でパリに10年住んだということですので、学校
はパリでの教育を受けたので、フランス語はとても上手らし
いです。

以下はカナでの発音つきですが、訳もついています。
カナの発音は私から見ると「ほんとうかいな」と思うとこ
ろもありますが、これが本物に近い発音のだと信じたいと
思います。たとえばですが、下の ショントゥロンですが、
私たち日本でフランス語を学ぶものなら、シャントロンと
カナで書くのでしょうが、ショントゥロンの方がフランス
語に近いのかもしれません。

カン ヌ ショントゥロン ル タン デ スリーズ 
Quand nous chanterons le temps des cerises,
我々がさくらんぼの実る季節を迎えるころには

エ ゲ ロッシニョール エ メルル モキュール
Et gai rossignol, et merle moqueur
サヨナキドリも、マネツグミも[*1]

スロン トゥス オン フェットゥ
Seront tous en fête !
皆が浮かれていることだろう!



レ ベル ゾロン ラ フォリ オン テットゥ
Les belles auront la folie en tête
美女たちは、羽目を外し

エ レ ザムルゥ ドュ ソレイユ オ キュール
Et les amoureux du soleil au cœur !
恋人たちの心は、太陽で満たされるだろう!



カン ヌ ショントゥロン ル タン デ スリーズ
Quand nous chanterons le temps des cerises
我々がさくらんぼの実る季節を迎えるころには

シフルラ ビアン ミュー ル メルル モキュール
Sifflera bien mieux le merle moqueur !
マネツグミはさらに上手く、さえずることだろう!



メ ズィレ ビアン クール ル タン デ スリーズ
Mais il est bien court, le temps des cerises
けれども、さくらんぼの実る季節はなにせ短い

ウ ロンソンヴァ ドゥ キュイル オン レヴォン、 デ ポンダン ドレイユ
Où l'on s'en va deux cueillir en rêvant des pendants d'oreilles...
この頃に、ふたりは、夢の中で耳飾りを積みに出かける…

スリーズ ダムール オ ロブ パレイユ
Cerises d'amour aux robes pareilles,
おそろいのドレスを着た、恋のさくらんぼが

トンバン ス ラ フォイユ オン グットゥ ドゥ サン
Tombant sous la feuille en gouttes de sang...
血の滴のように、葉の上に落ちている…



メ ズィレ ビアン クール ル タン デ スリーズ
Mais il est bien court, le temps des cerises,
けれども、さくらんぼの実る季節はなにせ短い

パンダン ドゥ コライユ コン キュイユ オン レヴォン
Pendants de corail qu'on cueille en rêvant !
夢の中で、“サンゴ色”[*2]を摘むこの季節は!



カン ヴゾンスレ オ タン デ スリーズ
Quand vous en serez au temps des cerises,
あなた方が、さくらんぼの実る季節を迎えた時

スィ ヴ アヴェ プール デ シャグラン ダムール
Si vous avez peur des chagrins d'amour,
もし恋の悩みに恐れているのであれば、

エヴィテ レ ベル
Evitez les belles !
美女には近づかないことだ!

モァ キ ヌ クラン パ レ ペヌ クリュエル
Moi qui ne crains pas les peines cruelles
残酷な悲しみにも臆しない私は

ジュ ヌ ヴィヴレ パ サン スフリル アン ジュール
Je ne vivrai pas sans souffrir un jour...
一日たりとも苦しまずに生きることはないだろう…



カン ヴゾンスレ オ タン デ スリーズ
Quand vous en serez au temps des cerises
あなた方が、さくらんぼの実る季節を迎えた時

ヴ ゾレ オスィ デ シャグラン ダムール
Vous aurez aussi des chagrins d'amour !
恋の悩みは、あなた方にもやってくるだろう



ジェムレ トゥジュール ル タン デ スリーズ
J'aimerai toujours le temps des cerises,
私は、さくらんぼの実る季節を愛し続ける

セ ドゥス タンラ キュ ジュ ギャルドゥ オ キョール
C'est de ce temps-là que je garde au cœur
この時から、ずっと心にしまっているんだ

ユヌ プレ ウヴェルトゥ
Une plaie ouverte !
開いたままの傷をね!

エ ダム フォルチュヌ オン メタン オフェルトゥ
Et dame Fortune, en m'étant offerte
運命の女神が、私に与えられたとしても

ヌ ソレ ジャメ キャルメ マ ドゥロール
Ne saurait jamais calmer ma douleur...
私のこの傷は到底、癒されないことだろう



ジェムレ トゥジュール ル タン デ スリーズ
J'aimerai toujours le temps des cerises
私は、さくらんぼの実る季節を愛し続ける

エ ル スヴニール キュ ジュ ギャルドゥ オ キョール
Et le souvenir que je garde au coeur !
そして、心にしまい込んでいるあの思い出も!

(以下はleparisienさんの注釈です。)

*1 “rossignol”は“サヨナキドリ”・“merle”は“マネツグミ”ですが、知らない方の方が多いかと思います。
フランス語で“Chanter comme un rossignol”(シャンテ コム アン ロッシニュール)
[直訳:サヨナキドリのように歌う]と言うと、“きれいな声で歌う”という意味になるくらい、鳴き声がとてもきれいな鳥で、「西洋のウグイス」とも呼ばれます。
 一方で、“ぺちゃくちゃ喋る”事を“siffler comme un merle”(スィフレ コム アン メルル)[直訳:マネツグミのように鳴く]と言うように、マネツグミは良く鳴く鳥です。それがこの歌では、陽気な・ご機嫌な情景を思い起こさせる要素になっています。
 なお、“merle moqueur”の“moqueur”とは直訳すると“嘲笑家”で、落ち着きの無い鳴き声のマネツグミがまるで人間を急かしているように聞こえるため、“merle”で十分なところを“merle moqueur”と表現しています。

*2 “corail”は、直訳すると“珊瑚”です。
 ですが、例えば“levre de corail”(レーヴル ドゥ コライユ)[直訳:珊瑚の唇]と言うと“真っ赤な唇”という意味になります。ですので、この歌の中では、“corail”は「さくらんぼの“赤色”」を表しています。何とも文学的で、美しい表現ですよね。

今日から12月

2020-12-01 15:32:28 | 本と雑誌
今日から12月になったということに気がつかなかった。つい先ごろ正月を迎えて、今年こそはすこしだけ何かをしようと思ったが、それをなさないままに今年も終わろうとしている。なんだか虚しいような気がする。

というようなことを若いときにはいつも考えていたが、最近はあまり虚しいという気がしなくなった。いいことなのかわるいことなのかわからない。

月日の経つのは早いことだけは確かである。Wie schnell die Zeit vergeht !とドイツでの1年を終えて日本に帰るときに開いた、お別れのパーティである教授に言われたが本当にそうであった。

しかし、そのドイツ滞在中の一年にあまり研究はできなかったが、見聞は大いに深めることができた。

話は急に変わるが、先日テレビのCMで昔ラジオのフランス語講座で聞いたシャンソン「サクランボの実るころ」Le temps des cerisesの一部を聞いたので、妻に言ったらすぐにスマホでその歌を検索して聞かせてくれた。

歌詞とその訳をこのブログに紹介したいと思いながら、まだ果たせていない。表向きは若者の恋の歌だが、反戦歌でもあるとそのときのNHkのラジオ講座で教えられたと思う。

最近はNHKのラジオフランス語講座でもあまり歌を聞かせてはくれないのは寂しい限りである。





3次元のラプラス演算子の極座標表示

2020-12-01 10:31:48 | 本と雑誌
3次元のラプラス演算子の極座標表示について最近はのめり込んでいる。

いや新しいことがあるわけではないが、直交座標系の表示から極座標表示に書き換える方法についてエッセイを書いている。

ところが量子力学をご存知の方ならすぐにわかように実は3次元のラプラス演算子の極座標表示に一部は軌道角運動量の2乗と関係がある。

いままで3次元のラプラス演算子の極座標表示の2種類の導出法をレビューしたのだが、もう一つのレビューをつくらなければならないことに気がついた。

最近では3次元のラプラス演算子の極座標表示の詳細を述べた本もさらに加わったので、それらをすべてレビューしておきたいと考えている。