「数学・物理通信」のモニター募集をしようかと考えている。けさ顔を洗っているときにこんなことを考えついた。
われながら名案だと思う。モニターは「数学・物理通信」を読んでもらってその感想をもらうというものである。
それも数学とか物理とかの専門家ではない方に見てもらって、その意見を聞くというものを考えている。そのためにいくつかの質問を用意してもいいと考えている。
「数学・物理通信」の仕組みはこういう風になっている。基本的に3の倍数の月、3,6,9,12月に発行する。原稿はlatexというソフトで書いたものに限る。もっともそれは原則であるが、特に高齢でlatexに慣れていない方には編集者がlatexに変えるというサービスをしている。
これはしかし高齢者用のサービスだから、若い人には原則として適用しない。若い人とは年齢で何歳と決めてあるわけではないが、原則としては私よりも年齢の若い人は若い人に分類される。ちなみに私は1939年生まれである。
それにこれはどこからも財政的援助をもらっていない。この雑誌(いわゆるサーキュラー)の発行人は私であり、編集委員はN, S氏のほか、わたしが勤めている。プリントした冊子は基本的に出さない。1号のページ数は30ページを目安とする。
Latexの原稿をpdfの文書にしてそれを結合させて一つの号としてメール発送している。購読料はとっていない。すなわち、無料である。
読者になりたい人は私のメールに自分も読者になりたいという意向を述べたメールを送り、自分のメールアドレスを届けるだけでよい。もっとも名古屋大学の谷村省吾先生がすべてのバックナンバーを自分のサイトに掲載してくださっているので、インターネットで検索すれば、いつでもアクセスできる。
編集と発行の事務は全部私が行っている。いわゆるワンマン経営なので、原稿の受付については編集者としての私の意見とか他の編集委員の意見がとられる。雑誌への掲載するかどうかの異議はあまり受けつけない。
投稿者は私自身は中学校とか高校程度の初等数学とか大学で教えられる数学とか物理に関心があるが、もっと物理数学とか数理物理的な関心をもたれて、高等な数学的手段での自然現象の解析に関心を持っている人もある。
現在通巻で94号まで発行しており、95号は目下準備中であるから数日以内に発行されるであろう。