Loveはどこから来たかとなどと書くと、恋愛関係かと思う方もあろうが、まったくちがう。
これはテニスのカウントのしかたの一つである。
0-15 をラブ フィフーティン
0-30 をラブ サ-ティ
0-40 をラブ フォティ
もう一つとるとゲームを一つとれる。といったときのLoveである。
いつだったかもう何十年も昔に、今のEテレでベストテニスという番組があり、そのときの講師の神和住さんが、これは一説ですが、と断りを入れてフランス語の卵L'oaufから来たという説明をされていた。発音を拙くカナで書くとルフとなるが、それがなまってラブといういい方となったのだとという。
卵の形が0と似ているからとか。
L'oaufのL'はもともと定冠詞である。oaufは男性名詞だからL'はもとはleだろうが、つぎが母音であるからL'となったと思われる。
そのときの説明では0-15-30-40の数え方も時計の分のようだから、本当は
40ではなくて45とすべきだろうが、それは言いにくいので、40といったのだろうと説明がされていた。