物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

『僕がノーベル賞をとった本当の理由』

2022-07-19 10:50:12 | 物理学
『僕がノーベル賞をとった本当の理由』(フォーラム・A)は2008年度に小林誠さんや南部陽一郎さんとノーベル物理学賞を共同受賞した益川敏英さんの2009年発行の書である。

旧知の益川さんの書をできるだけ購入しようと思って購入していたが、あまり読んだことがなかった。書棚に他の本を探しに行ったときにこの本をたまたま見つけてなんだか嫌なタイトルだなと思って、手に取って読み始めた。

このタイトルはたぶん出版社のつけたタイトルだろう。だが中味はなかなか率直なもので、益川さんの人柄や性格がよく出ていて、とてもおもしろかった。

本のタイトルが嫌味だが、中身はなかなか率直で好感が持てるようである。タイトルの惑わされないように読まれる方が多くなることを希望する。

益川さんは昨年だったか一昨年だったかに亡くなってしまったが、彼の率直で真摯な人柄が偲ばれる。いい本だ。 



最近になって気づいたことだが、

2022-07-19 10:22:47 | 本と雑誌
最近になって気づいたことだが、私の従姉弟の子どもで結婚していない子が多い。

私の姪にも結婚しなかった子が一人いるが、そういう時代になったということであろうか。昔なら、適齢期になったお嬢さんがいれば、それに見合った男性を紹介する人がいたものだが、そういう人はほとんどいなくなった。

7月15日から4日ほど久しぶりに帰郷していた従弟の二人のお嬢さんは二人とも結婚していなくて、独身だという。それでも肩身が狭くは感じないから、私の感覚も近代的になっているのだろう。

これらのお嬢さん方が優れていないわけではない。優れた才能や資格を持った方々なのだが、自分のまわりに適当な男性がいなかったのかもしれない。

私にも5歳の孫娘がいるので、彼女が将来すてきな伴侶を見つけることができるのかどうか今から心配している。

こんなことを書くと「お前は女性は子供を産む機械だと思っているのか」などと反発を招くかもしれないが、そういうつもりは全くないことも、ここで言っておきたい。

人生に対する考え方が私たちの若いときとは違ってきているのだと思う。しかし、一方で家庭をもったり、子どもを育てたりする楽しみもあるのだともいっておきたい。

現代は、女性が家庭かキャリアかのどちらか一方を選ばなければならないという時代ではない。そのどちらかを選択せざるを得ない方々も日本にはまだたくさんおられるのかもしれないのだが、そういう社会がいいはずがない。