第4章「四元数」に関係した訳者補注をようようやく読んだ。訳者が読者がわかり難いと感じるだろうと思った点について訳者補注をつけてくれていたのだ。
そこをいままで全く読まなかったというわけでもないが、あまり熱心には読まなかった。
今度は熱心に読んだかと言われれば、ちょっと疑問だが、それでも始めから終わりまできちんと読んだつもりである。
ここはわかったつもりだが、あくまで分かったつもりなのでほんとうにわかっているかどうかはあやしい。
それはともかくも始めから終わりまでまじめに読んだ。こういう作業を繰り返していくしか、本質には迫れない。同じようなこと(四元数の幾何学的応用)を書いた類書はないと思うので、この本をくりかえし読むしかないのだろう。
この本を読む動機は「計量ベクトル空間」についての簡単なまとめを必要としていただけなのだが。