「視力の基準」という昔書いたエッセイを昨日修正したが、昨夜ほぼ完成した。
以前には角度の弧度法による定義を視力の定義の後に書くような体裁だった。
10年以上を経て自分の昔の文章を読んでみると、なんだかかえって難しく感じられた。それで角度の弧度法による定義を先に書くことにした。そうするとかなり大幅に書きかえる作業が必要だった。
私の眼科の担当医の先生も何もおしゃらなかったが、前のエッセイは読みにくかっただろう。というのは前の原稿ができたときに1部だけ行きつけの眼科医院にそのコピーを差し上げたのであった。
これはその担当医師から文献のコピーを頂いたりしていたからである。視力 I は最小視角 \theta に反比例する。中学校で学ぶ反比例のいい例となっている。
もっとも反比例(英語の文献等では逆比例ともいう)は私にはある二つの変数x, yがあって、その積 xy=一定であるような関係という方がぴったりくる。
この xy=一定でその一定値が小さければ小さいほど双曲線 xy=一定はx軸、y軸に接近してくる。
中学校や高校で双曲線について学んだときには経験上から知っていたかもしれない知識を忘れてしまっていた。これは最近聞かれたある問題について考えていたときに、関係してわかったことである。
もっとも「視力の基準」のエッセイにはそういうことは書いていない。そういうどうでもいいことだが、やはり何かの機会がないと気がつかないので、書いておきたい気持ちが起きたが、なにせ結構エッセイが長くなったので断念した。