物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ある整数問題の類題

2023-10-23 10:49:49 | 本と雑誌
性懲りもなく先日書いたの整数問題の類題について書く。

前の問題は「2つの続く奇数の積に1を加えるとそれは4の倍数になる」であったが、今度は「2つの相続く偶数の積に1を加えるとそれはそれらの偶数の和の相加平均、すなわち、二つの偶数がはさむ奇数の2乗となる」である。

相続く偶数を2nと2n+2とする。このとき

  [2n+(2n+2)]/2=2n+1

となる。ここで2n+1=Aとおけば、A-1=2n, A+1=2n+2である。上の式は

  [(A-1)+(A+1)]/2=A

であることを示している。また A=2n+1である。

  2n(2n+2)+1=(2n+1)^{2}

である。これは単に

  (A-1)(A+1)=A^{2}-1

の右辺の1を左辺に移項した

  (A-1)(A+1)+1=A^{2}

のA=2n+1を代入すればよい。