先日、月に1回行っている雑談会で9月にレポートをしてもらった Y さんの話にアメリカではもう先生のことをTeacherではなく、Facilitator(ファシリテーター)と呼んでいるとか聞いた。
そのことに私は注意が向いていなかったが、今朝朝食後に妻がこのことを言っていたので、ようやく気がついた。
最近は子どもたちもテレビやスマホその他メディアで情報を得るので、先生よりも知識の豊富な小学生だってたくさんいる。そしてそれがクラスのメンバー数の20人とかの大きな数となれば、先生はもう大人として子どもたちに知識を教えるというような姿勢をとることができない。
それで、TeacherではなくFacilitaterと呼ばれているらしい。これが本当にそうなのかどうかの真偽のほどは知らない。しかし、ありそうな話ではある。
フランス語を少し学ぶと「難しい」difficile(ディフィシール)とか「やさしい」facile(ファッシル)という語を知るが、そういう語を知っているとFacilitaterは理解がしやすい。「物事を容易にする」とか「やさしくする」というような意味であろうと。
ちなみに言うと、綴りは同じかどうかは知らないが、イタリア語ではdifficile(ディフィチレ)とfacile(ファッチレ)という風に発音する。発音は違うがフランス語からすぐにわかることである。
difficile(ディフィシール)は英語ではdifficult(ディフィカルト)であるから、英語を知っている人はdifficile(ディフィシール)はすぐにわかるであろう。