ここでいう「言葉の広がり」は意味の広がりを意味している。
この場合には教室という語である。妻が医療生協の支部活動の一環として「パソコン・スマホ教室」を行っている。
ところが、ある時その参加者の一人が他の人に聞かれて「あれはパソコン教室」ではないと言ったものだから、妻はちょっとその人に腹を立てていた。
ある時、その発言をした人に電話して妻が話したら、結果的に教室の意味するところがちがっていたことがわかった。
要するに発言をした人は小学校等で先生が部屋(教室)の前に立って生徒(または聴講生)である方々に教えているという狭い意味の教室を意味しており、妻はそういう狭い意味での「パソコン教室」というときの教室を使っていなかった。
すなわち、わからないことやできないことや疑問があったら、そういうネックが解消できる術のある場所という意味で使っているのであった。
だれか少し技術のある人がいて、くだけた普通の会話でその問題点を知り、場合によってはその解決策を示せる場所という意味である。
これでは互いが悪意があるわけではないが、意味が通じないであろう。