物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

近藤康太郎さん(5)

2021-03-17 13:06:56 | 本と雑誌
今朝の朝日新聞に近藤さんの記事が出ていた。彼の書く文章は歯切れがいい。江戸っ子だからであろうか。

文筆で身を立てようとする若い人たちが彼の周りに集まっているらしいこととか、生き物に対する畏敬とかを感じている。これはアロハで田んぼを耕してみましたから、現在はアロハで猟師をしてみましたへと発展し、また猟で得たジビエを東京のレストランへと運ぶなどということへと発展しているらしい。

はじめは猟での獲物の肉を冷凍して東京に送っていたらしいが、それだと味がちょっと落ちるとシェフに言われたからだという。

それにしてもなかなかの才人である。

何回近藤さんについてこのブログで書いたかわからないので、勝手に番号(5)をつけた。この番号は大抵まちがっているだろう。

確定申告

2021-03-17 12:55:00 | 本と雑誌
確定申告を今年もした。3月15日までなら、確定申告ができなかったのだが、今年はコロナ禍のせいで4月15にまで申告時期が1か月ほど延長されていたので、今日できた。

税務署のソフトを使って数日前に書式をつくっていたのだが、マイナンバーの関係の書類が用意できなかった。それも昨日用意したので、きょう提出した。

印刷した書類を税務署に持っていくだけである。その書類を受け付ける人が3人もいて、それに列は別に混んでもいなかった。5分間くらいの時間がかかると思っていたが、たぶん3分以内だったろうと思う。

妻に車をだしてもらって、税務署の近くで待ってもらったのだが、短時間で済んでよかった。

介護保険料がかなりとられるので、それを入力してみたら、1.5万円くらいの所得税を余分に納めなくてはならないと出たので慌てたが、妻の年金を入力して、それの介護保険料と、後期高齢者医療保険料も入力するとが逆に1.5万円ほどの還付となることがわかった。

記事一覧を見たら

2021-03-16 17:02:01 | 本と雑誌
記事一覧を見たら、記事の数が5688だった。これを一年の数365で割ってみるとおよそ16年になる。

正確には15年313日ということになる。一日に1回記事を書いたとしてである。実際、このブログを始めたのは2005年4月の終わりであった。

それもあまりブログをするという意識はなくて、子どもたちがブログというものを始めたというのでつられて始めたのである。

しかし、親子三人のうちで、いまではいちばん熱心にブログを書いているのは私である。

サッカ―選手の名言

2021-03-16 12:39:52 | 本と雑誌
昨夜のNHKのドイツ語放送でまた、サッカ―選手の名言が引用された。

昨夜の名言を述べた人はF. Beckenbauerである。この人は人も知る名選手であり、私のようなサッカー音痴でも知っている。 BeckenbauerとゴールキーパーだったOliver Kahnは知っている(注)。

 Beckenbauerはドイツで皇帝と言われたサッカー選手である。また、彼が監督をしていたときのドイツは世界選手権大会で優勝したはずである。

 Fussbal ist keine einsame Insel.
   Er ist Teil der Gesellschaft.

   (訳:サッカーは孤島ではない。それは社会の一部だ)

いや、それくらいサッカーは少なくともヨーロッパでは社会の中に溶け込んでいるのである。

(注)ゴールキーパーはドイツ語ではTorwartと言ったと思う。
 またゴールのことをTor(トーア)という。Torは門のことであるが、サッ
 カーではゴールのことである。
  中世の都市にはその都市入り口に市門があった。これをStadttorと言っ
 た。私のよく知っているフライブルクにも市門がある。またロマンティッ
 ク街道の町として知られるローテンブルク・オプ・デア・タウバーの市門
 も有名である。

毎月の眼の検診

2021-03-16 12:26:05 | 本と雑誌
毎月の眼の検診に午前中に行った。近くの眼科の医院である。この眼科は夫妻で眼科の医師をされている。

また、この方の父親もまた眼科の医師であった。だから、3人が眼科の医師であったので、3つの診察室があったが、お父さんの方はもう亡くなられたのか、それとも引退されたのか最近お見かけすることはない。

医院が開院されたころは3人でフルに診察をされていた。

私は眼圧が高いので眼圧を下げる目薬をいつも処方してもらっている。今日は数か月ぶりに視野検査があったが、検査機械がよくなったのか目が前の中心を見ていないとの注意を検査機械からもらった。

機械が人間に命令する時代になったのですね。

「道」を意味する語

2021-03-15 12:21:08 | 本と雑誌
NHKのラジオのフランス語講座で道を意味する語がフランス語にはたくさんあると言っていた。

ここに挙がっている語を以下に記しておこう。

chemin(s)といえば、森の中の散歩でもするような感じの小道であるが、自動車の通るような整備された道はroute(s)という。パリの周りの自動車専用の環状ルートはautoroutesと言ったと思う。

住宅街の道は小さい順にalle'e(s), rue(s), avenue(s), boulevard(s)というとある。辞書を今引いたわけではないから詳しいことはわからないが、avenue(s)だと並木があるような道を想像するし、 boulevard(s)だと都市の環状線のような感じがする。

道としてもっとも普通に使われるフランス語はrue(s)であろう。

ドイツ語ではどうであろうか。Strasseが道として、一番普通に使われる言葉かと思うが、Wegという語も思い浮かぶ。またGasseという語も思い浮かぶ。
また有名な言葉としてはAutobahn(アウトバーン)がある(注)。

Gasseで思い出したが、ライン河河畔の町である、R"udesheimには有名なDrosselgasse(ツグミ横丁)という名の通りがある。秋のワインのシーズンになると世界中の観光客がこの小さな町を訪れる。

どこかで読んだのだが、日本にはコメに関した語彙が豊富だとか読んだことがある。その民族の関心のある言葉に豊富な語彙があるのだという説明だったと思う。

(注)Einbahnstrasseという標識の出ている通りがあり、何かと思ったら、これは日本語で言う「一方通行」のことであった。はじめはEinbahnstrasseという名の通りかと思った。

また桜の花をもらった

2021-03-15 11:29:24 | 本と雑誌
昨年から、知人が桜の花をその季節となるともって来てくれるようになった。

今年も食卓の上に桜の花が満開である。昨年も書いたが、これは切ってもいい桜だそうである。

昔から、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われているので、心配になって昨年問い合わせたところこの種類の桜は切っても大丈夫な桜だと教わった。

この知人のご厚意に感謝している。

「数学・物理通信」11巻1, 2号の編集をした

2021-03-13 17:23:59 | 数学
まだ全体を見ていないが、とりあえず11巻1, 2号の編集をした。

さて、明日は日曜日なのでゆっくりと読むことにしよう。そして1号の方には編集後記を書かねばならない。

これでわるくても3月中に2号の発行の準備ができたことになる。今月はこれで満足しないといけないだろう。

実際の発行は3月下旬となるだろう。

等式の性質と似た法則

2021-03-13 12:36:46 | 数学
等式の性質と似た法則がある。

これは当然のことだが、次のような法則である。
    a~a  :反射律
 a~b, b~a  :対称律
 a~b, b~c ならば、a~c  :推移律
という。~の具体例としていまの場合に一番わかりやすいのは普通の等号=で置き換えてみたらいいだろう。これらの3つの法則は成り立っている。もちろん、不等号 < または > で置き換えたら、反射律、対称律は成り立たない。推移律だけは成り立つが。

等式はこの3つの性質を満たしている。

本を調べると、これに等式では
    a=b ならば、
 a+c=b+c
とか
 ca=cb
も成り立つと書いてある。

代数の交換法則、結合法則、分配法則の方は多項式とか分数式で成り立つ。しかし、行列の積ではたとえば、積の交換法則は成立しないので、交換法則、結合法則、分配法則をことさらに議論することの意義はわかるようになった。ベクトルのベクトル積も積の交換法則は成り立たない。また、四元数でも積の交換法則は成り立たない。

ところが、上の3つの法則は高木貞治の『代数学講義』(共立出版)で見て以来あまり具体的には出会うことがなかった。それでその意味があまりピンと来ていない。

この3つの法則はいわゆる私の用語解説が必要な用語の候補に挙がっている。

最近、気になる用語に子午線がある。地球上では子午線は経線と同一と思ってよいのだが、ごく最近まで知らない用語だった。

ジャンク・メール

2021-03-12 12:19:22 | 本と雑誌
ジャンク・メールというのだろうか。変なメールがたくさん来る。

それで毎朝そのジャンクメールを捨てるのに忙しい。それだけではなく、お前はアダルトビデオを見ただろうというようなときには脅迫メールもある。

この年になれば、アダルトビデオなど見るはずもないのに。もっとも長時間インターネットをつけていると痛くもない腹を探られるので、最近は用がないときにはできるだけインターネットを切るようにしている。

それでもメールを送るためとか見るために最低の必要時間だけはインターネットに接続するのは避けられない。

それと必要な情報を得るためにインターネット検索は欠かせない。

また3月11日が巡ってきた

2021-03-11 10:57:33 | 本と雑誌
また3月11日が巡ってきた。これは日本の全国民の感慨でもあるだろうが、私にはちょっとやりきれない経験でもある。

もちろん、私自身が東北地方の地震津波の被害者であるわけではないのだが。理由はこういうことである。

私はNHKのラジオの聴取者の一人である。そして、ドイツ語とかフランス語とかの講座の聴取者でもある。

そのために一日のうち何時間かをラジオをつけぱなっしで聞いている。10年前の午後も同じであった。途中で地震速報が入り、すべての定期番組はなくなった。

それでたまたまそのときに手元にあったタブレットをつけてみたら、ヘリか飛行機が飛んでいて、同時中継をされていた。これが名取市の上空であった。期せずして津波が押し寄せてくる様子をオンラインで見るという経験をした。

地上では津波が押し寄せて来ているのを知らない車もたくさん写された。
「早く避難しなさいよ」と心で願う以外にすることはできなかった。つらいオンライン体験であった。

Fussbal ist ein Spiel, ・・・

2021-03-10 11:54:59 | 本と雑誌
3月8日のNHKのEテレの「旅するドイツ語」でのサッカー選手の名言の引用です。

Nie vergessen !Fussbal ist ein Spiel. Und zwar, das sch"onste auf dieser Welt.

(決して忘れるな! サッカーは一つの遊びである、それもこの世界で最もすばらしい遊びである)この名言を述べたサッカー選手名は記録しそこなった。

ちょっとわからないところがある。Spielをいま「遊び」だと訳したが、Spielには「試合」という意味もある。だが、ここではあえて遊びと訳しておいた。

ドイツ語をちょっと知っている人でも形容詞が修飾する名詞の格に応じて変化することを知らないかもしれない。私も大学でドイツ語を数年学んだが、形容詞が名詞の前で格変化の語尾をもつことを知ったのは大学のドイツ語の授業ではなかった。NHKのドイツ語の講座を見ていて知ったことであった。

こういうところがドイツ語の面倒なところである。




ようやく原稿が届いた

2021-03-09 12:45:45 | 本と雑誌
「数学・物理通信」に掲載する原稿がようやく S さんから届いた。今月なにも原稿の投稿がなかったらと思って、自分でも少し旧の原稿の修正をしてきたが、これでやれやれである。

最低、3月中に2号を発行する目途がついた。今月最低2号を出すことは6月の通巻100号を目指すためには不可欠であった。

もちろん、6月に通巻100号を達成できなかったとしても、9月には十分100号が達成できると思うので、別にあわてることはないのだ。

友人のドイツ人のRさんが今年の3月末でE大学を定年退職するので、その退職記念の文集を締め切り5月末で原稿を募集しており、その編集に6月は忙殺されるおそれがある。

これはRさん本人には数冊をプリントし、製本した記念文集として渡すとしても、他は全部メール配布のつもりである。

それでないと募金でもして、記念文集を発行しないといけなくなる。しかし、メール配布だとほとんど数冊の製本費用ですむので、費用はそれほどかからない。

お手軽であり、多くの人にはあまり歓迎されないかもしれないが、私が「数学・物理通信」を発行してきた形態そのものである。

私のやり方に倣ったものかどうかは知らないが、「窮理」という雑誌を発行して、おられる編集者の方がおられる。彼も主なこの雑誌の発行主体は電子書籍である。もちろん少数ながら、「窮理」は冊子体の発行もされている。

私は冊子体の「窮理」を定期購読しているが、本体は電子書籍のはずである。



歩行者のためのスプライン関数

2021-03-08 12:43:22 | 数学
「歩行者のためのスプライン関数(入門)」という旧稿を修正して3月発行の「数学・物理通信」のいずれかの号に掲載するつもりで書き直している(注:旧稿は入門がついていたが、これは削除するつもりである)(注)。

原稿がかなりできたのだが、まだ完成はしていない。それと前に書いたエッセイ「分数方程式を解く」を付け加えたいと思う。

それにある方の投稿もあるので、この原稿はまだ読んでいないが、読んでみてよければそれも掲載するつもりである。

この3月には最低でも2号は発行したいと思っている。もっとも手元には現在あまり原稿はない。うまくいけば3号の発行ができるかもしれないが、いまのところは3号目の発行は難しそうである。

それと武谷三男の有名な書『弁証法の諸問題』(勁草書房)にあるエスペラントの論文の訳というか、エスペラントに訳す前の原稿が武谷三男研究者のNさんからもらえたので、これを「数学・物理通r荒れる。

武谷三男史料研究会の会長のMさんのご了解が得られたからである。もっとも史料としてではなく、言葉遣いも漢字等も、現代的な文章に変更するつもりなので、歴史的文書としてはNさんが投稿する予定の「東海の科学史」の論文を読んでほしい。

この文書の長さはそれほど長くはない。

(注)「数学・物理通信」11巻2号に「歩行者のためのスプライン関数(改訂版)」を書いた。インターネットで数学・物理通信」を検索したら見つけられる。

論文を読んでみてと頼まれた

2021-03-06 12:59:18 | 本と雑誌
急に友人から「論文を読んでみて」と頼まれた。今月末までには投稿したいらしい。それでブログを書くのは後回しにしてそれを読んでいた。

この方は武谷三男のことを研究している科学史の専門家である。

私も武谷三男の研究者の一人であるが、私は自分を科学史の専門家とは思っていない。そこらあたりが微妙である。むしろ私は教育関連に関心があるのはまちがいがない。

今朝も朝日新聞に(-1)*(-1)=1になるのはどうしてかという説明が記事として掲載されていた。そこにあった説明は一つの説明であるとは思うが、もっと直観的な説明があると思っている。

なかなか教育は難しい。