【国会傍聴記 2007-11-22 参院財政金融委員会】
防衛利権に絡む額賀財務大臣に対する民主党の追及。(写真は時事)
辻泰弘さん(兵庫選挙区)、大塚耕平さん(愛知選挙区)が「逆転の夏」断トツトップ当選の余勢で寒波を吹き飛ばしました。
まずは「登場人物」のご紹介。防衛利権の一連の追及で、新しいプレーヤーが続々登場しました。
・日本橋人形町の料亭「濱田屋」
・「同席者」=宮崎容疑者+ジム・アワー元国務省部長+守屋次官+額賀大臣との宴席の「同席者」(辻さんが聞き取り調査)
RCC(整理回収機構)
経済産業省
財団法人国際交流協会(経産省が監督する公益法人)
http://www.disclo-koeki.org/02a/00145/
三井住友銀行
西川善文さん(現在は日本郵政社長)
・・・おいおいっ!というぐらいの、凄まじさ。
辻さん、大塚さんらの質問で出てきました。付いて行くのが大変でしたが、なんとか今日のところはこうしてエントリにしてます。
ネット中継見ながら、公益法人の概要などをグーグル検索してました。
いきなり大学時代の先生が理事に名前が出てくるとさすがにドキッとしますね。まあ、「場」に使われたということですが。
公益法人(財団法人と社団法人)というのは防衛省だったり、外務省だったり、経産省だったり、いろいろな監督官庁がでてきます。政商や政治家というのは本当に悪知恵だけは働く連中です。
でも、この混沌を乗り越えなければならない。防衛利権の解明なくして、予算案の審議入りなんかできるわけない。
臭いものに蓋をして50年間も政権を担ってきた自民党政治の構造的ウミを出さないと、今度こそおしまいです。
日銀マン出身の大塚さんがあれだけ激しく額賀大臣を攻めたのが論より証拠。党利党略で動く“サラリーマン議員”だったら、あそこまでの「凄まじい追及」はできません。
[チーム民主を支える“メモのやり取り”]
「チーム民主」の凄まじい追及の過程で、委員同士の“メモのやり取り”があります。今日も大塚さんに円より子さん(比例)がメモを渡したように見受けられました。質疑を聴きながら、気付いたことをメモを使って質問者に連絡しています。参院外交防衛委員会の「守屋喚問」でも、参院決算委員会などでもありました。
また、前日までの同僚議員の衆参の議事録を有効活用しています。
「IT革命が民主党の凄まじい追及を可能にした」と言えそうです。
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民主党の辻泰弘参院議員は22日の参院財政金融委員会で、額賀福志郎財務相が防衛専門商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸容疑者、守屋武昌前防衛事務次官、ジェームス・アワー元米国防総省日本部長との宴席に同席していたとされる問題に関し、額賀、守屋両氏に対する証人喚問を同委員会で同時に行うよう要求した。辻氏は両氏の説明に食い違いがあると主張している。喚問に関しては同委員会の理事会で協議される。(共同)
額賀氏と山田洋行元専務、「宴会同席で新証言」・民主側追及
民主党の辻泰弘氏は22日午前の参院財政金融委員会で、防衛専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者と額賀福志郎財務相が宴席で同席していた事実を示す守屋武昌前防衛次官以外からの新証言を得たと追及した。額賀氏は当日夜は他の会合に出席していたとして同席を重ねて否定した。
辻氏によると、証言者は経済産業省所管の財団法人「国際研修交流協会」が開催した講演会の慰労会として昨年12月4日に東京・人形町の料亭で開いた宴席会合に同席。当日の席順なども詳細に語っているという。
額賀氏は「財団法人理事長に元専務らと同席したか聞いたところ『全くない』と断言してくれている」と反論。当日午後6時すぎに東京・銀座で家族や友人と夕食を取った後、午後7時から東京・永田町の「日米平和・文化交流協会」会議室で開いた学識経験者や旧防衛庁OB、同協会の秋山直紀専務理事らが出席する勉強会に出席していたと説明した。(日経)