(写真は年金保険料流用禁止法案を賛成多数で可決した参院厚生労働委員会=1日夕 民主党ニュースから)
いよいよ日本が動き出しました!
民主党提出の「年金保険料流用禁止法案」が参院厚生労働委員会で、民主、社民、共産各党の賛成で可決しました。あす(2日)午前10時開会(予定)の本会議で賛成多数で可決され、衆院に送られます。
年金保険料流用禁止法案が可決 野党賛成多数で参院委(朝日新聞) - goo ニュース
【参院厚労委】年金保険料流用禁止法案可決 マニフェスト実行へ第1号-民主党ニュース
(上の記事を参考にまとめました)
参議院厚生労働委員会は1日夕、民主党提出の年金保険料流用禁止法案を採決し、賛成多数で可決されました。2日の参院本会議に上程されます。
野党提出法案の参院通過は1993年3月、日本社会党(当時)などが提出した議院証言法改正案以来14年ぶり。
厚生労働委員長を務める民主党の岩本司さん(福岡選挙区)が、午後6時前に委員会の再開を宣言、発言者がないことを確認の上、質疑の終局を宣言した。
政府に意見の表明を求めたところ、舛添厚生労働相は、「新たに2000億円の費用が生じる」として反対を表明した。
賛成討論に立った民主党の中村哲治さん(奈良選挙区)は、「国民の年金への不信、不安は高まり深刻な状況にある。信頼なくしてどのような制度も運営するのは困難」とし、「国が責任をもって運営するという強い意思の表明で、(年金)制度創設当初の国の意思に立ち返るべきだ」と主張した。
与党は反対討論を行わなかった。
法案可決後、法案提出者の蓮舫ネクスト年金担当副大臣(東京選挙区)らは、笑顔で議場を握手して回った。一方、厚労副大臣をつとめた経験のある自民党の衛藤晟一さん(全国比例)らはとまどいの表情を示しました。
年金流用禁止法案は、被保険者から徴収した年金保険料を給付以外には一切使わない、とする内容。保険料がグリーンピア(大規模年金保養基地)建設などに使われ、批判された経緯を踏まえて作成しました。
第21回参院選で民主党はマニフェストの「国民との3つの約束」の筆頭に年金改革を掲載。具体策として
①年金通帳を交付する
②年金保険料の流用を禁止する
③社会保険庁を解体する
④国民、厚生、共済年金を一元化する
の4つの細目を掲げましたが、まずは優先度の高い年金保険料流用禁止を法案化していました。
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