【国会傍聴記2007-11-6衆院本会議】
衆院本会議は、国会議員生活25年を迎えた3議員が河野議長から表彰されました。
自民党の柳澤伯夫さん(静岡3区)、川崎二郎さん(三重1区)、民主党の藤井裕久さん(神奈川14区比例)が晴れ舞台。藤井さんは参院議員を含めての25周年。3人とも主要閣僚を務めました。モーニング姿の3人、おめでとうございます。
柳澤さんが代表してあいさつ。
この中で「私の今年1月の発言で多くの方を傷つけた」と厚労大臣としての「産む機械」発言を謝罪。議場は静まりかえりました。そして、「私はこの後、ポストモダンという考え方を知りました」と続けました。
産む機械発言に関して、ポストモダンを知ったということは、おそらくフェミニズムによる過剰な攻撃を受けました、という意味ではないかと思います。
ですから、この発言は暗に発言に対するフェミニズムへの批判ないしは戸惑いの表明したものと考えます。
(手書きメモからの再現ですので、柳澤発言に興味がある方は衆院インターネットライブラリで動画をご覧になってください)
○「准介護福祉士」法案衆院通過→参院へ
衆院本会議はこの後、「准介護福祉士」を新設する法案に関して、厚生労働委員会で可決した経緯を茂木敏光委員長が報告。起立採決の結果、賛成多数で可決しました。参院に送られます。
准介護福祉士とは日比EPA(経済連携協定)に基づくフィリピン人「介護士」と、養成機関を卒業しながら国家試験に合格できなかった日本人に「介護士」への道を開きます。
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(写真は共同=過去の配信)
朝日新聞の報道から。
自民党の伊吹幹事長(京都1区)は5日、都内で開かれた自民党衆院議員のパーティーで「(自民党の現有の)305議席は、いくらがんばったって減る」と述べた上で、「(過半数の)241議席より減ってしまったら、私の首が飛ぶ」と強調。自民党の選挙対策責任者として、第45回衆院議員総選挙の勝敗ラインを「自民党単独での過半数獲得」と設定しました。
前回の総選挙(2005年9月11日)では自民党の小泉純一郎総裁(首相)は「自民党・公明党(自公)で240議席を下回れば、総理大臣をやめる」と語り、「自公での過半数」を勝敗ラインに設定していました。
今回の伊吹発言は、「与党の過半数」=「自民党の過半数」ととらえたもので、公明党との連立政権に微妙なすき間があることを浮き彫りにしました。
議席、過半数割れ「私の首が飛ぶ」 自民・伊吹幹事長(朝日新聞) - goo ニュース
自民党の伊吹文明幹事長は5日、東京都内で開かれた同党衆院議員のパーティーで、次期衆院選について「(現有の)305議席は、いくらがんばったって減る」と述べた。現有議席の維持は厳しい情勢にあることを、与党の指令役が認めた形だ。伊吹氏は「(過半数の)241議席より減ってしまったら、私の首が飛ぶ」とも指摘。自民党執行部が総選挙の責任を負う勝敗ラインは過半数との考えを示した。
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