渡辺恒雄あとつぎ宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

期日前投票に行ってきました!

2009年07月07日 15時37分36秒 | 大縄跳びの内側から

 きょうの東京は久しぶりの晴天ですが、午前中に東京都議会議員選挙の期日前投票を済ませてスッキリ、梅雨空も久しぶりにカンカン照りのスッキリ晴天になりました。

 
 [写真]東京都議会議員選挙の横断幕の前を横切る都電荒川線=飛鳥山

 まずは立候補者を確認。5人立候補していて、前回に続き、民主党だけ複数擁立のたたかいです。

 
 [写真]公営掲示板で、候補者の名前を最終確認します。

 前回得票順に、公明党公認の大松あきらさん、日本共産党公認のそねはじめさん、自民党公認の高木けいさん、民主党公認の原田大さん=以上が現職。そして、民主党公認の前職、和田宗春さんの合計5人が定数4を争う少数激戦が北区選挙区です。

 
 [写真]期日前投票所コッチです、の立て看板。

 きょうの期日前投票所は初めて行く所だったのですが、丁寧な案内看板をみてホッと安心。区役所がいつの間にか発注していたのですね、衆院選でも使うのでしょう。期日前投票という制度がすっかり定着したことをうかがわせます。

 

 [写真]期日前投票所の区庁舎。

 告示翌日から運動最終日(投票日前日)までの午前8時半~午後8時です。区内には3カ所あります。どこでもいいです。また、運動最後の3日間はもう2カ所増えて、合計5カ所になります。

 きょうは梅雨の谷間ということで、期日前投票所はごった返していました。区職員があわてて応援の職員を1人庁内電話で頼んでいました。

 期日前投票所では、まずA4判のわら半紙を一枚もらい、書き込みます。「宣誓書」とあります。

 宣誓書には、きょうの日付、氏名、ふりがな、住所、生年月日を書きます。

 紙にははじめから「私は、平成21年7月12日執行の東京都議会議員選挙の当日、下記の事由に該当する見込みです。このことが、真実であることを誓い、投票用紙等を請求します。」と書いてあります。

 そして、「投票日当日に投票所に行くことができない事由を○で囲んでください。 」ということで、一つ○を付けます。

 ---------------------------------------------------------------
仕事等
 ア.仕事 イ.学業 ウ.本人又は親族の冠婚葬祭 エ.地域事業の役員の仕事 オ.その他(   )
レジャー用事等
 ア.他の区市町村に外出・旅行・滞在 イ.北区内(投票区外)に外出・旅行・滞在
病気等
 ア.病気・負傷・出産・身体の障害のため歩行困難 イ.その他(   )
住所移転 新住所(                 )

 ---------------------------------------------------------------

 私は レジャー用事等のアに○を付けました。ハンコは要りません。

 この宣誓書投票所入場整理券をもって職員に渡すと、バーコードを読んで、選挙人名簿と確認してもらえます。投票所入場整理券を次の職員に渡すと、ピーっと投票用紙がでてくるので、それをもらいます。記載台は当日投票所と同じです。

 さて、今回は前回に続き、私の支持政党が2人の候補者を出しています。新聞に掲載されたアンケートで、「2016年東京オリンピック・パラリンピックの誘致」に関して、支持する、支持しないに2人の候補者の回答が分かれていましたので、自分の考え(誘致賛成)と同じ候補者の名前を書きました。

 投票用紙を折り曲げて、2人の立会人におじぎして、ジュラルミン製の投票箱に投票用紙を入れました。入れる直前に念のため、もう一度開いて、書いた名前を確認したら、2人の立会人は「何やってるんだろう?」という顔をしましたが、私は最終確認をしっかりやる性格なので、なんとも思いませんでした。

 以上で、おわり、スッキリ!!

 期日前投票ってチョー簡単!

 みなさんに気楽に行ってください。

 また、「きょう、期日前投票に行ってきたんだよ。私は○○党の○○○○さんに投票したよ」という世間話を友人・知人と話したり、電話、ケータイメールですることは、公職選挙法上まったく問題ありません。

 さらに公園、路上、職場、レストラン、囲碁センターなどで「あなたも○○党の○○○○さんに投票してよ」と頼むこと(投票依頼)も、戸別訪問でなければ、まったく問題ありません。

 「私は12日に○○○○さんに投票するのよ」と言うよりも、「私は期日前投票に行って、もう○○○○さんに投票したのよ」と言う方が説得力がある、と私は考えています。

 そう言えば、きょう初めて気付いたのですが、投票用紙ってなんだか、自分の願いを込めて笹の葉に吊す七夕の短冊に似てますね。

 一首できました。

  

  「七夕に 願いを込めし 短冊の この名よつなげ 政権交代」  
                  平成21年7月7日(小暑で満月) 
                                 信行

 都議に当選したら、衆院選で全身全霊、八面六臂働けよ!都議!

 政権交代への思いを口ではなかなか表現できないなあ、という人は、態度で示しましょう、行動で示しましょう。

 自分の願いをかなえるのは、主権者である自分自身です。
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都議選前の解散宣言はない見通し 首相、イタリアで「内政懇」せず 

2009年07月07日 08時18分23秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 麻生首相(自民党総裁)が6日、G8サミット出席のため出発しましたが、11日の帰国までに同行記者団との「内政懇談会(内政懇)」をやらないと、外務省や河村官房長官らが発表したと各紙が7日報じました。

 これで、都議選(12日)前の衆院解散ないし「衆院解散期日の宣言」はなくなったもようです。

 今後は7月28日の会期末までのおよそ10営業日(審議がほとんどない月曜日を除く)の間に解散を探ることになります。

 延長国会は国会法12条により、7月28日に必ず閉会します。解散があればその日に閉会となりますが……

 そうすると、公職選挙法31条により、8月23日前後に任期満了総選挙をしなければならなくなります。投票日が日曜日と仮定すれば、8月11日公示→8月23日投開票という日程しかありません。

 このことに関して、私は「今後の政治日程」のエントリーにずっと入れていますので、先日も民主党の小選挙区で勝ち上がっている現職議員の秘書からも問い合わせが来ました。ふしぎに思うでしょうが、法律上そうなっています。

 ただし、7月29日~8月10日に、第172臨時会(解散国会)を召集すれば、任期満了による投開票日は後倒しになります。とはいえ、会期幅によりますが、9月6日(日)までには任期満了総選挙をしなければいけないことなります。ところが、たとえば9月10日まで会期をとって、9月10日に解散すれば、10月18日(日曜日)の解散総選挙もあり得ます。これは法令の欠陥ですが、とにかく現行法ではこうなっています。

 7月になって、民主党内でも、選挙事務所を開いたり、事務所開きならぬ「再開式」を開いた総支部長が出てきました。昨年10月から選挙事務所を開きっぱなしにしていた現職議員は、「合同選対の臨戦集会」という聞き慣れない集会を開き、引き締め直したようですが、私は戦略として大疑問です。とはいえ、とにかく民主党のために勝ってもらわなければいけません。

 とにもかくにも、総支部長がしっかり判断しなければいけません。

 ◇

 首相の外遊には通例、航空自衛隊所有の政府専用機、ボーイング社製のB747-400という全日空では「テクノジャンボ」と愛称をつけている民間飛行機を使います。政府専用機は2機あります。2機は十数分ほどの時間差で飛び立ち、がら空きの2機目は、外遊先での整備不良の場合の予備機として備えます。

 ただ、今回は、政府専用機は2機とも、両陛下のカナダ・アメリカ(ハワイ)ご訪問のお伴をしていますから、首相は日本航空の特別機で出発し、さきほどイタリアに着いたようです。

 首相の外遊では、各新聞社の政治部首相官邸記者クラブ詰めのキャップやサブキャップといった記者が同行します。首相、官房副長官、官僚らと一緒に同行記者団も羽田空港で政府専用機に乗り込みます。同行記者団は政府と同じ飛行機で移動しますが、旅費は実費を負担していると思います。

 内政懇では、首相は同行記者団の質問にオンレコで答えます。たいてい1面に載るような話をします。記者はすぐに日本に打電しないといけないので、現地観光は夢のまた夢だそうです。私は日経新聞時代に外国に出張したことは一度もなかったのでよく分かりません。

 首相は外遊先での内政懇を通じて、国内の政局を先導してきました。これは首相とマスコミのなれ合いにほかならず、いつか止めた方がいいと思っていましたが、今回は政府側が断り、マスコミ側としても解散宣言に使われると面倒なので、内閣記者会が抗議することはおそらくないと思います。

 過去には、海外という開放感から気持ちが大きくなってしまい、大胆な表現をしたことで、帰国後に後悔した首相もたくさんいます。首相もグラビアデビューの田舎娘も人間としての本性は似たようなものです。  

首相、「解散宣言」せずサミットへ 「内政懇談」も中止(朝日新聞) - goo ニュース

  麻生首相は6日、イタリアでのG8サミットへ出発するのに先立って記者団の質問に答え、衆院解散については「しかるべき時期に私の方で判断させていただく」とだけ語った。イタリアでは、記者団が首相発言として引用できるサミット恒例の「内政懇談」も中止。政府・与党内には首相が東京都議選後の解散を事前に「宣言」するとの観測があったが、踏み込んだ発言は12日の都議選投開票まで封印する考えとみられる。

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