(このエントリーの初投稿日時は2014-09-20 14:06:09)
[写真]お稲刈りをなさる陛下、きょねん2013年9月27日(金)、宮内庁ウェブサイトから。
天皇陛下は2014年9月19日(金)、「平成26年9月29日に国会の臨時会を東京に召集する」との詔書を発布なさいました。
改造した安倍内閣が持ち回り閣議で決定しました。
国会法第1条で10日前召集が義務付けられている通常国会と違い、臨時国会の10日前召集は2007年の衆参ねじれ以降では珍しく、安倍自民党政権の安定した運営ぶりを感じさせます。
国会閉会中は首相が外遊していることが多く、第46期衆議院では麻生副総理の副署が目立ちますが、第187回臨時国会の召集詔書は、安倍晋三総理大臣自ら副署しました。
これまでの召集当日は「午前10時に集会しなければならない」という衆議院規則第1条は、衆議院規則は「議長が定めた時刻」に変更し、参議院規則は引き続き「午前10時」となっています。
[画像]官報特別号外第16号からスクリーンショット。
会期は、11月30日(日)までの63日間を与党・自民党が提案しており、最終的には与党が押し切るものと考えられます。
また、前会からの継続審査となっている、公認心理士法案が関心を呼んでおり、文科委員会と厚生労働委員会の慎重審査のうえ、可決・成立する可能性が高いと思われます。
6月20日(金)の実質会期終了から9月28日まで、ちょうど「100日間の夏休み」になりました。
秋の臨時国会の召集詔書は、例年、陛下のお稲刈りのお写真を使わせていただいておりますが、やはり昨年の陛下のお写真(ことしは80歳)を見ると、陛下も前立腺癌を患われたこともあるから当然とはいえ、おみぐしも白くなられている。日々の生活が苦しくなる国民が多くなる中で、一人一人の国民が、日本列島を金融マインドで見る姿勢が問われています。
グローバリゼーションの相克であるローカリゼーションの中、日本が生きていく処方箋は意外と簡単です。そのためには、法案審査以外にも、大臣たちが一般質疑でこの国のかたちを民主党議員と論戦することが実りの秋になる、第187回国会となりそうです。
tag (宮崎信行)
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