【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

甘利明大臣側、世襲の高木、河野、加藤、林大臣に資金提供。ところが非世襲大臣には献金無し。

2016年01月24日 21時26分04秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

 甘利明大臣が大臣室で羊羹と現金を受けとったと週刊文春が報じた、平成25年(2013年)11月14日(木)以降の政治資金提供先をたどると、第3次安倍第1次改造内閣で初入閣・再入閣している世襲の4閣僚全員に資金提供しているにもかかわらず、非世襲の6閣僚には資金提供していないことが分かりました。

 甘利大臣が羊羹と現金を受け取った1か月後、平成25年12月20日は、林幹雄さんの大樹会に30万円を寄付しました。林経産相は、林大幹元環境庁長官の世襲。

 平成26年7月16日には、高木つよし君を励ます会に6万円を提供。

 平成26年10月2日には、加藤勝信君と日本の未来を語る会に4万円。

 平成26年10月23日には、河野太郎と21世紀の日本を語る会に2万円。

 このように、世襲で再入閣した林経産相、世襲で初入閣した高木復興相(父は選挙区内の首長)、加藤一億相、河野国家公安委員長らはすべて政治献金しています。この1年後の内閣改造で、再入閣・新入閣していることから、甘利大臣が閣僚の配置に一定の影響力を持っているか、閣内で事前に知りうる立場にあることをうかがわせます。

 ところが、非世襲で初入閣した、馳文科相、丸川環境相、島尻沖縄相、岩城法相、森山農相、石井国交相の6政治家には、資金提供をうかがわせる記載はありません。

 土曜日のテレビ番組で「はめられた」と甘利大臣を擁護した、高村正彦自民党副総裁は、26年11月19日に、高村正彦君を囲む会のパーティー券を2万円、甘利さん側に買ってもらっています。

 このように、建設会社から提供を受けた資金を、世襲議員で回す、自民党の赤裸々な実態が明らかになりました。

 民主党ではこのようなことはありません。

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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「民泊」新法も含めた旅館業法改正を視野に検討 政府

2016年01月24日 05時00分24秒 | 第193回通常国会(2017年1月から6月まで)学校法人森友・加計学園国会

[写真]国土交通省、東京都千代田区霞が関、2015年10月、筆者・宮崎信行撮影。

 一般住宅に観光客を有料で泊める「民泊」は、訪日外国人客(インバウンド)年間2000万人時代の到来で関心が高まっています。

 「民泊」について、政府はこれまでの特区法の活用や政省令の改正にとどまらず、「民泊新法」も含めて旅館業法の改正を検討することが分かりました。

 23日付日経新聞が報じました。

 国交省は規制緩和は段階的に実施。(1)特区から全国規模へ(2)要件が緩いカプセルホテル並みへ(3)インターネット仲介業者への登録義務付け(4)用途地域(5)国交省などの許可ーーといった観点から、徐々に規制緩和する段階を踏むかっこうで、新法へと移行する見通しです。

 日程感としては、まず、2016年2月から、東京都大田区で、民泊特区開始。続いて、3月末までに政省令改正。それから、6月の規制改革実施計画へ盛り込みといった工程をへて、平成28年2016年秋の臨時国会にも「新法」や「旅館業法改正案」を提出する方向性で検討するようです。

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