甘利明大臣が大臣室で羊羹と現金を受けとったと週刊文春が報じた、平成25年(2013年)11月14日(木)以降の政治資金提供先をたどると、第3次安倍第1次改造内閣で初入閣・再入閣している世襲の4閣僚全員に資金提供しているにもかかわらず、非世襲の6閣僚には資金提供していないことが分かりました。
甘利大臣が羊羹と現金を受け取った1か月後、平成25年12月20日は、林幹雄さんの大樹会に30万円を寄付しました。林経産相は、林大幹元環境庁長官の世襲。
平成26年7月16日には、高木つよし君を励ます会に6万円を提供。
平成26年10月2日には、加藤勝信君と日本の未来を語る会に4万円。
平成26年10月23日には、河野太郎と21世紀の日本を語る会に2万円。
このように、世襲で再入閣した林経産相、世襲で初入閣した高木復興相(父は選挙区内の首長)、加藤一億相、河野国家公安委員長らはすべて政治献金しています。この1年後の内閣改造で、再入閣・新入閣していることから、甘利大臣が閣僚の配置に一定の影響力を持っているか、閣内で事前に知りうる立場にあることをうかがわせます。
ところが、非世襲で初入閣した、馳文科相、丸川環境相、島尻沖縄相、岩城法相、森山農相、石井国交相の6政治家には、資金提供をうかがわせる記載はありません。
土曜日のテレビ番組で「はめられた」と甘利大臣を擁護した、高村正彦自民党副総裁は、26年11月19日に、高村正彦君を囲む会のパーティー券を2万円、甘利さん側に買ってもらっています。
このように、建設会社から提供を受けた資金を、世襲議員で回す、自民党の赤裸々な実態が明らかになりました。
民主党ではこのようなことはありません。
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