【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

●平成28年度から32年度までの特例公債法案提出 金額無くPB黒字化は努力義務

2016年01月22日 23時59分59秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

(このエントリーの初投稿日時は2016年1月24日午前5時で、それから22日付にバックデートしました)

[写真]民主党上空の青空、2015年秋、筆者・宮崎信行撮影。

 政府は、平成28年度から32年度までの特例公債法案(190閣法7号)を、平成28年2016年1月22日(金)、第190回国会に提出しました。

 平成24年特例公債法が、野党・自民党につるされて、近いうち解散表明後の同年11月15日まで成立が遅れた際、「平成24年度から平成27年度まで」と3党協議で修正した法律を、「平成28年度から平成32年度まで」と改正するのが主な内容。

 平成32年度は2020年度で、東京オリンピック・パラリンピックの開催をまたぐことになります。

 法案には、金額は書き込まれていません。平成23年の復興財源確保法の税外収入(ゆうちょと東京地下鉄)の条文を改正する内容にとどまります。プライマリーバランスという言葉はでてきますが、「黒字化をめざし、経済と財政の一体改革を総合的かつ計画的に推進する」という努力義務にとどまります。

 最大野党民主党の岡田克也代表は、世代間格差の分かち合いのため、今次国会を「若者、若者、若者の一年にする」と定義づけており、もともと、政界屈指の財政健全論者であることから、反発は必至。ただ、衆参のねじれはないため、成立は動かない見通し。

 施行日は、ことし4月1日と書き込まれており、いわゆる日切れ法案として、強行採決も辞さない構えで、与党は3月31日までの衆参での採決するために、審議入りをめざすと考えられます。

 法案の正式名称は

 「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法及び財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律の一部を改正する法律案」。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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政府、平成28年度2016年度予算案を国会に提出し、施政方針演説 衆参本会議

2016年01月22日 17時24分40秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

[画像]安倍晋三首相(自民党総裁)の施政方針演説を聞く、参議院議員、2016年1月22日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 政府は、2016年1月22日(金)、平成28年度予算案を国会に提出しました。予算書は財務省のウェブサイトで全文を読むことができます。

 第190回通常国会は、補正予算、給与法と、決算の全般審査を終え、当初予算案の審議に入りました。予算案審査のめどは、3月31日(木)となる見通し。その後の国会でも対決法案は見られません。召集から3週間、民主党は攻めあぐねており、このまま3月までヤマをつくれない公算が高まっています。

【平成28年2016年1月22日(金)参議院本会議】

 下に書く、衆議院本会議の後に開かれ、冒頭に国会同意人事がありました。会計検査官、公正取引委員、国家公安委員などすべての同意案件が政府提案通り決まりました。両院同意となったので、近く発令されます。

 この後、政府4演説がありました。

 午後3時設定で、午後3時47分ごろに開会しました。

【同日 衆議院本会議】

 午後1時設定でしたが、午後2時に開会しました。

 というのは、前日朝発売の週刊文春で、千葉県内のURと民間業者土地補償トラブルで、甘利明経財相の演説の前に経緯を説明すべきだとの野党の要求に関して、議運理事会で話があったようです。

 ここで、個人的な話ですが、私はどういうわけか、総理の施政方針・所信表明演説を聞いて、「今国会に幼保一元化法案を必ず提出する」「今後国会が開かれるたびに毎回特区法改正案を出す」という、総理が言っていないことを認識してしまうことが多いようです。ある程度語調を強めた演説だからかもしれませんが、きょうはわざと、演説は書き取らずに聞きました。

 安倍晋三首相の施政方針演説。

 岸田文雄外相の外交演説。

 麻生太郎副総理・財務大臣の財政演説。

 この後、民主党が退席。

 甘利明経済再生相は「演説に先立ち、一言申し上げます。このたびの週刊誌報道でお騒がせしていることについては国民に疑惑をもたれないよう、しかるべきときにしっかり説明してまいります」と語りました。この後、経済演説。

 動議が出て、来週火曜日になる26日午後1時から本会議を再開して、代表質問をすることにして、散会しました。

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