【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

江田五月さん、政界引退をホームページで発表「一貫して政権交代」「時は流れ人は代わる」

2016年01月18日 23時59分59秒 | 人物

[画像]「岡田克也代表」を宣言する、江田五月・民主党中央代表選挙管理委員長(当時)=2016年1月18日、民主党内コンテンツからスクリーンショット。

 江田五月さんは、きょう2016年1月18日(月)の公式ウェブサイト「江田五月新たな出発」の「ショートコメント」で、

 「一貫して「政権交代」と「市民政治」の実現を目指したが、時は流れ人は代わる」と語り、政界引退を発表しました。

 7月25日までの任期について、「残任期の半年間は、政治活動の集大成のために全力投球」して、参議院岡山選挙区(改選定数1)での民主党議席継続に注力することを発表しました。

 社会民主連合代表として、細川内閣で国務大臣科学技術庁長官。

 第2回新進党代表選挙(小沢vs羽田)の選挙管理委員長のほか、昨年は選挙管理委員長として「岡田克也民主党代表」を宣言しました。

 参議院議長、法務大臣、環境大臣、民主党最高顧問。

 私としては、このブログを立ち上げた初期の段階で、「参議院議長の個人のウェブサイトにリンクが張ってあるブログ」ということで信頼向上、アクセス数アップにつながりました。

 このため、何度か事務所にもご挨拶にうかがいました。

 この御恩は忘れません。 

 江田五月先生、ありがとうございました。

[江田五月さんのウェブサイトから全文引用はじめ]

 懸案の参院選岡山県選挙区の民主党公認候補に、32歳で新進気鋭の黒石健太郎さんが決まることとなり、私の後継である黒石さんと私とで、共同記者会見を行った。1977年に父の壮絶な憤死を受けて参院議員になり、衆参ともに4期を務め、現任期末には後期高齢者入りし、政治歴も40年目となる。一貫して「政権交代」と「市民政治」の実現を目指したが、時は流れ人は代わる。余力のある内に、若い世代に「江田イズム」を引き継ぎ、新時代の扉を開く。残任期の半年間は、政治活動の集大成のために全力投球し、何より黒石当選で地元岡山県での民主党の議席を死守する。長期にわたるご支援に感謝し、一層のご指導とご協力をお願いする。

[全文引用おわり] 

  


参議院の野党各会派登場、補正予算案の基本的質疑2日目 共産党「軽減税率自公協議」

2016年01月18日 16時58分11秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

【平成28年2016年1月18日(月)参議院予算委員会】

 補正予算案(平成27年度第1次補正予算案)は早ければあすにも採決される見通し。

 きょうは基本的質疑(総括質疑)2日目。全会派が一巡しました。

 選挙がないのに、院の構成が変わりました。ただ、政権交代ある二大政党政治において、参議院のあり方はどうするか。ある程度、多様な会派があることはやむを得ないのかな、と思っています。

 参議院ウェブサイトで、コピペしてみると、次のようになりました。

[参議院ウェブサイトの「第190回国会の会派別所属議員数」からコピペはじめ]

会派別所属議員数一覧
第190回国会(常会)(平成28年1月4日~ )
会派別所属議員数一覧 会派別所属議員名一覧
会派名をクリックすると会派別氏名一覧がご覧いただけます。
各会派の議員数の( )内は女性議員で、内数です。
正式な会派名と略称は、「参議院会派名一覧」で、ご覧いただけます。
平成28年1月17日現在 
平成28年7月25日任期満了 平成31年7月28日任期満了
会派名 議員数 比例 選挙区 合計 比例 選挙区 合計
自由民主党 114(16) 11(4) 37(3) 48(7) 19(5) 47(4) 66(9)
民主党・新緑風会 59(9) 15(1) 27(4) 42(5) 7(3) 10(1) 17(4)
公明党 20(3) 6(0) 3(1) 9(1) 7(1) 4(1) 11(2)
日本共産党 11(4) 3(1) 0(0) 3(1) 5(1) 3(2) 8(3)
維新・元気の会 9(0) 5(0) 1(0) 6(0) 3(0) 0(0) 3(0)
おおさか維新の会 7(0) 2(0) 0(0) 2(0) 3(0) 2(0) 5(0)
日本のこころを大切にする党 4(1) 0(0) 1(0) 1(0) 2(1) 1(0) 3(1)
無所属クラブ 3(1) 0(0) 1(0) 1(0) 1(0) 1(1) 2(1)
社会民主党・護憲連合 3(1) 2(1) 0(0) 2(1) 1(0) 0(0) 1(0)
生活の党と山本太郎となかまたち 3(1) 1(1) 1(0) 2(1) 0(0) 1(0) 1(0)
新党改革・無所属の会 2(0) 1(0) 0(0) 1(0) 0(0) 1(0) 1(0)
各派に属しない議員 7(2) 2(0) 2(0) 4(0) 0(0) 3(2) 3(2)
合計 242(38) 48(8) 73(8) 121(16) 48(11) 73(11) 121(22)
欠員 0 0 0 0 0 0 0
総定数 242 48 73 121 48 73 121

[コピペ終わり]

 参議院では慣例により、2名以上の会派はテレビ入り予算委員会で10分以上質問できることになっています。これが少数新会派結成の要因となっています。

 2日目のきょうは、まず自民党の宇都隆史さんから。おととい、2016年1月16日の台湾総統選で民進党の蔡英文さんが56%で圧勝し、5月に就任することについて、問いました。安倍首相は「台湾は日本の古くからの友人であります。自由な言論のうえに選挙でリーダーを決める総統選挙は台湾の自由と民主主義の証だ」と述べ、当選を祝いました。1971年から1972年にかけての、日華断交・日中国交樹立(正常化)以降の日本の首相、自民党総裁としては、もっとも日台関係に近い答弁なのかもしれません。

 公明党の石川博崇さんは、「私は初めて公明党から防衛政務官をつとめた」とし、おととし7月1日の閣議決定「国の存立を全うし切れ目のない安保法制のための憲法解釈の再整理」からガイドライン、安保法の説明をしました。

 共産党の政調会長(政策委員長)の小池晃さんは、消費税の軽減税率に照準。昨年秋の自公協議の前提になっている「家計調査」などの統計についてただしました。省によって説明が食い違う事態となり、答弁が立ち往生しました。今に始まったことではありませんが、統計が省の縄張りになっている姿が赤裸々になりました。小池さんは「自公での密室の協議だけであり、秋に臨時国会を開いていればこんな質疑答弁にはならなかった」 と語りました。同感です。

 統一会派「維新・元気の会」からは山田太郎さん。自民党政権は、4年連続で1月に第1次補正予算案を提出しています。昨年の平成26年度補正予算を3月31日までに疾呼すいた「正味執行率」を山田事務所が各省にヒアリングして集計したところ、3割以下だったと指摘しました。麻生財務相は「40%が明許繰越した」と認めました。山田さんは基金に投げた予算もあるとしました。初めから継続ありきの1・2月補正を問題視しました。


[画像]山田太郎参議院議員の公式ウェブサイトから、画像をダウンロードしてうえで、載せさせていただきました。

 おおさか維新の会、

 日本のこころを大切にする党、

 無所属クラブが各々質問しました。

 社民党の福島みずほさんは、奨学金について質問しました。馳浩文科相は日本学生支援機構には「給付型奨学金は無い」と認めました。その一方、すべての大学の運営費には4兆円かかることを明示し、大学の無償化は難しいとしました。

 生活の党と山本太郎となかまたちには質疑時間は割り振られていません。

 新党改革の荒井広幸さんは、安倍首相のアベノミクスを応援したいとの考えを示しました。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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有料ブログ宮崎信行の今後の政治日程は衆参ダブル選挙説の日程ポイントも加えました

2016年01月18日 11時38分09秒 | 第190回通常国会(2016年前半)


 衆参ダブル選挙説が、かなり浮上しています。

 「宮崎信行の今後の政治日程」では、その説がどうなるか、確認しておいた方がいい日程を押さえておきました。

 答えは、安倍首相はまだ決めていない。ただ、日程をおさえて、メリハリのある活動に活用していただければうれしいとの思いを込めました。

 力の入れどころ、力の抜きどころの補助になればといいと思います。 

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