【平成28年2016年1月18日(月)参議院予算委員会】
補正予算案(平成27年度第1次補正予算案)は早ければあすにも採決される見通し。
きょうは基本的質疑(総括質疑)2日目。全会派が一巡しました。
選挙がないのに、院の構成が変わりました。ただ、政権交代ある二大政党政治において、参議院のあり方はどうするか。ある程度、多様な会派があることはやむを得ないのかな、と思っています。
参議院ウェブサイトで、コピペしてみると、次のようになりました。
[参議院ウェブサイトの「第190回国会の会派別所属議員数」からコピペはじめ]
会派別所属議員数一覧
第190回国会(常会)(平成28年1月4日~ )
会派別所属議員数一覧 会派別所属議員名一覧
会派名をクリックすると会派別氏名一覧がご覧いただけます。
各会派の議員数の( )内は女性議員で、内数です。
正式な会派名と略称は、「参議院会派名一覧」で、ご覧いただけます。
平成28年1月17日現在
平成28年7月25日任期満了 平成31年7月28日任期満了
会派名 議員数 比例 選挙区 合計 比例 選挙区 合計
自由民主党 114(16) 11(4) 37(3) 48(7) 19(5) 47(4) 66(9)
民主党・新緑風会 59(9) 15(1) 27(4) 42(5) 7(3) 10(1) 17(4)
公明党 20(3) 6(0) 3(1) 9(1) 7(1) 4(1) 11(2)
日本共産党 11(4) 3(1) 0(0) 3(1) 5(1) 3(2) 8(3)
維新・元気の会 9(0) 5(0) 1(0) 6(0) 3(0) 0(0) 3(0)
おおさか維新の会 7(0) 2(0) 0(0) 2(0) 3(0) 2(0) 5(0)
日本のこころを大切にする党 4(1) 0(0) 1(0) 1(0) 2(1) 1(0) 3(1)
無所属クラブ 3(1) 0(0) 1(0) 1(0) 1(0) 1(1) 2(1)
社会民主党・護憲連合 3(1) 2(1) 0(0) 2(1) 1(0) 0(0) 1(0)
生活の党と山本太郎となかまたち 3(1) 1(1) 1(0) 2(1) 0(0) 1(0) 1(0)
新党改革・無所属の会 2(0) 1(0) 0(0) 1(0) 0(0) 1(0) 1(0)
各派に属しない議員 7(2) 2(0) 2(0) 4(0) 0(0) 3(2) 3(2)
合計 242(38) 48(8) 73(8) 121(16) 48(11) 73(11) 121(22)
欠員 0 0 0 0 0 0 0
総定数 242 48 73 121 48 73 121
[コピペ終わり]
参議院では慣例により、2名以上の会派はテレビ入り予算委員会で10分以上質問できることになっています。これが少数新会派結成の要因となっています。
2日目のきょうは、まず自民党の宇都隆史さんから。おととい、2016年1月16日の台湾総統選で民進党の蔡英文さんが56%で圧勝し、5月に就任することについて、問いました。安倍首相は「台湾は日本の古くからの友人であります。自由な言論のうえに選挙でリーダーを決める総統選挙は台湾の自由と民主主義の証だ」と述べ、当選を祝いました。1971年から1972年にかけての、日華断交・日中国交樹立(正常化)以降の日本の首相、自民党総裁としては、もっとも日台関係に近い答弁なのかもしれません。
公明党の石川博崇さんは、「私は初めて公明党から防衛政務官をつとめた」とし、おととし7月1日の閣議決定「国の存立を全うし切れ目のない安保法制のための憲法解釈の再整理」からガイドライン、安保法の説明をしました。
共産党の政調会長(政策委員長)の小池晃さんは、消費税の軽減税率に照準。昨年秋の自公協議の前提になっている「家計調査」などの統計についてただしました。省によって説明が食い違う事態となり、答弁が立ち往生しました。今に始まったことではありませんが、統計が省の縄張りになっている姿が赤裸々になりました。小池さんは「自公での密室の協議だけであり、秋に臨時国会を開いていればこんな質疑答弁にはならなかった」 と語りました。同感です。
統一会派「維新・元気の会」からは山田太郎さん。自民党政権は、4年連続で1月に第1次補正予算案を提出しています。昨年の平成26年度補正予算を3月31日までに疾呼すいた「正味執行率」を山田事務所が各省にヒアリングして集計したところ、3割以下だったと指摘しました。麻生財務相は「40%が明許繰越した」と認めました。山田さんは基金に投げた予算もあるとしました。初めから継続ありきの1・2月補正を問題視しました。
[画像]山田太郎参議院議員の公式ウェブサイトから、画像をダウンロードしてうえで、載せさせていただきました。
おおさか維新の会、
日本のこころを大切にする党、
無所属クラブが各々質問しました。
社民党の福島みずほさんは、奨学金について質問しました。馳浩文科相は日本学生支援機構には「給付型奨学金は無い」と認めました。その一方、すべての大学の運営費には4兆円かかることを明示し、大学の無償化は難しいとしました。
生活の党と山本太郎となかまたちには質疑時間は割り振られていません。
新党改革の荒井広幸さんは、安倍首相のアベノミクスを応援したいとの考えを示しました。
このエントリー記事の本文は以上です。
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