民進党の岡田克也代表(ネクスト首相)は、平成28年2016年7月20日、「不安定化する世界、日本がどう振る舞うか、非常に重要な時期に」と題して、SNSでメッセージを発信しました。
外相経験もある岡田さんは、「トルコのクーデタ騒ぎ。クーデタも驚きですが、それをきっかけに多くの人々が拘束されている。見方によっては、政府に批判的な人たちを丸々一網打尽にしようとしているのではないかという疑念を抱かされるようなエルドアン大統領の振る舞い」と語り、トルコのクーデタを鎮圧するとともに、批判的な公務員(裁判官、検察官、警察官など)を数千人規模で拘束しているとされるエルドアン大統領の行いを批判しました。エルドアン大統領は、建国以来の世俗主義からイスラム原理主義の方向に舵を取るのではないかとの懸念が出ています。同国は一部有力者が、ISIS(イラク・シリアの自称・イスラム国)から密輸した石油を横流し、ISISの資金源になっているとの疑惑も浮上しています。
フィリピンが中国を訴え、全面「勝訴」した南シナ海問題では、岡田さんは「中国政府自らが「それは紙くずだ」と言って、国際的なルールを守ろうとしないということを明言した」とし、比較的、アメリカに勝るとも劣らず友好性を示していた、岡田さんの姿勢に微調整を加えました。
岡田さんは「これから数年間、世界は本当に難題に直面する、そのことを予感させます。世界全体が不安定になっていることを感じさせます。数年前とは様変わりの状況ではないでしょうか。そういう中にあって、日本がどういった振る舞いをしていくか、日本の政治にとっても非常に重要な時期を迎えていると思います」と語りました。
不謹慎かもしれませんが、私は42歳、これから2020年に前後した、歴史や金融の変動に、ワクワクしております。やはり先の参院選で、当主(たぶん84歳)から「あの時代に似てきたぞ、がんばれ」と言われたことを追い風に、泰然自若で、すべては国家国民のために頑張ってまいります。男は(女も?)一生で一つだけ、大事を成せばよい。
[岡田さんのSNS発信は次の通り]
不安定する世界─日本がどう振る舞うか、非常に重要な時期に
大変暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は、参議院選挙の疲れがようやく取れてきたかなという状況です。
不思議なもので、選挙が終わって数日間は、まだ緊張感が続いていましたが、その緊張感が取れて、疲れが出て、それがようやく取れてきたかというのが現状だと思っています。暑い日が続きますので、皆さん、ご健康に十分気をつけていただきたいと思います。
さて、最近のニュース、例えば、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決に対して、中国が「それは紙くずだ」と言って批判したこと。つまり、国際的なルールを守ろうとしないということを中国政府自らが明言したこと。
ヨーロッパでは、トルコのクーデター騒ぎ。クーデターも驚きですが、それをきっかけに多くの人々が拘束されている。見方によっては、政府に批判的な人たちを丸々一網打尽にしようとしているのではないかという疑念を抱かされるようなエルドアン大統領の振る舞い。
アメリカでは、共和党大会が開かれ、非常に排外的な、常識では考えられないような発言を続けたトランプ氏が、いよいよ共和党の大統領候補に決定したこと。
そして、先月の、英国のEU離脱の国民投票を経ての離脱決定。
いろんなことを見ると、これから数年間、世界は本当に難題に直面する、そのことを予感させます。
世界全体が不安定になっていることを感じさせます。数年前とは様変わりの状況ではないでしょうか。そういう中にあって、日本がどういった振る舞いをしていくか、日本の政治にとっても非常に重要な時期を迎えていると思います。
そういった大局的な問題も含め、民進党として、安倍政権に対して、国会において、骨太の議論を交わしていきたいと思います。
[以上です]