アベノミクスの宴は終わりました。
内閣府(旧経済企画庁)が平成28年2016年7月8日に発表した「景気ウォッチャー調査」で、6月の先行きDIが東京都で前月比10・8ポイント低下し、38・1となりました=画像・調査結果からスクリーンショット=。
下げ幅、DIとも東京都が最悪。アンケートによると、英国のEU離脱により先行きが不透明で、円高に振れたので、金融業、小売業で下げが拡大する可能性があるようです。一方で、6月にボーナスが出たので、エアコンを節電型に買い替える動きがある、とのポジティブな感想もありました。
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衆安保特、民維提出の2法案が即時付託で趣旨説明 参本で労働者派遣法審議入り「均等待遇」修正?
【平成27年2015年7月8日(水) 衆議院我が国および国際社会の平和安全法制に関する特別委員会】 「2015ガイドライン国内実施のための安保2法案」(189閣法72号、189閣法......
岡田克也民主党代表と松野頼久維新の党代表が会談し「足並みをそろえる領域警備法案を共同提出【再追記有】(このエントリーの初投稿日時は2015年7月8日午前10時半)[画像]岡田克也民主党代表(右)と松野頼久維新の党代表(中央)、衆議院インターネット審議中継から筆者(宮崎信行)がスク......
[写真]民進党の岡田克也代表(前副総理)=首相官邸ウェブサイトから。
民進党の岡田克也代表は、おととい、平成28年2016年7月6日の定例記者会見(水曜日に前倒し)で、
第24回参議院議員通常選挙中にもかかわらず、参院選ではなく、都知事選の報道が中心になっているのは
「自民党の作戦だ」として、会見に参加している、新聞・テレビの政治部野党担当記者らに注意を喚起しました。
岡田さんは「なにか都知事選挙に電波ジャックされている感じですが、今、国政、本当に日本の分岐点。非常に重要な国政選挙・参議院選挙が間もな
く投票日を迎えますので、メディアの皆さんにはぜひそのことについて、国民の皆さんにしっかり伝わるようにご努力をいただければありがたいと思います。誰が出る・出ないで、都知事選に話題が集中してしまって、参議院の投票率が下がるというようなことがないように、ぜひお願いしたい。これも一つの自民党の作戦ですから、その作戦にやすやすと乗って協力するようなことがないようにしていただきたいと思います」と語りました。
岡田さんが野党幹事長として歴史的政権交代をなしとげた、2009年8月の衆院選では、元アイドル、のりピーこと酒井法子さんが、夫の覚せい剤逮捕後に逃亡したため、連日テレビワイドショーの話題になったことがありました。このころから、テレビ局が選挙ネタを意図的に避けることが多くなりました。
私は個人的には、注目選挙区は自分の選挙区と全選挙区という考え方が強く、候補者よりも政党を大事にする考え方ですので、今回の報道のしかたもやむを得ないのかな、と感じます。ただ、「改憲4党で3分の2」の「78議席」をとると、民主主義が終わることが浸透していない、それどころか、半数以上が知らないことについて、残念な思いがします。やはり、ふだんから、二大政党の支持率は、数十%台で並べておかないと、政党というメディアが機能しきれない。まあしかたありません。
(C)2016 Nobuyuki Miyazaki,宮崎信行
きょうの日経新聞(日本経済新聞)のマーケット総合2面に
堂々と、「アメリカの株空売りファンド日本上陸」という記事=上のスクリーンショット画像=が載っていました。
空売りとは、short-sellingのことで、短時間に売り買いを繰り返し、意図的に株価を上下させて儲けることです。
この「グラウカス・リサーチ・グループ」は企業の不正会計をリポートにまとめ発表し、その会社の株を空売り。海外では22銘柄を空売りの対象にし、そのうち7銘柄は価格が9割以上下落したそうです。5銘柄は経営者が告訴(刑事か民事かは不詳)されたそうです。
安倍晋三首相(自民党総裁)が任命した黒田東彦日銀総裁によるマネタリーベースの異常の拡大策「アベノミクス第1の矢異次元の金融緩和」により、日本の金融システムは不安定性(変動性ボラティリティ)がさらに高まります。景気指標は良くなったり悪くなったりを毎月繰り返しています。
日経のこのページには、前日の当座預金残高が載っており、この3年間、ほぼ毎日、目を通してきました。
個人的には、経団連大企業憎し、なので、閉鎖的な日本企業がターゲットにされて溜飲を下げてしまいそうです。ただ、世界的な特許をもつ、国内外のトップ企業だと、国益を減じるかなという気がします。また、アベノミクスの運転資金だけで単体での営業が続く、業界2、3、4位企業でも、正社員は逆に行き場所がないだろうと考えます。
アベノミクスのエンジンをふかすかどうか。私が書いたこと、ハッキリ言って何が何だかわからないでしょう。でも、少し慎重になってみたらどうでしょうか。第24回参院選まであと2日。
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(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
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