「日本イラン受刑者移送条約」(平成28年7月5日条約11号)が公布されました。
官報に告示された条約では、「裁判国」と「執行国」を定義。受刑者の相互の移送に関しての手続きや例外などを書き込み、日本語版、英語版が掲載されました。
それとは別に、外務省のウェブサイトによると、きのう4日、イランの首都テヘランで、外交上の公文が交換されたそうです。
発効は、来月、2016年8月2日(火)から。
この条約の承認を求めるの件は、昨年3月20日(金)に内閣から国会に提出され、議案番号「189条約15号」が付されました。その後9月25日(金)閉会中審査の手続きがとられ、ことし4月1日(金)から衆議院外務委員会で審査。全会一致で可決し、参議院でも全会一致となり、5月13日(金)の参・本会議で両院承認されました。
イラン・イスラム革命後の、日イランの二国間条約発効は初めてだと思います。投資に関する二国間条約もすでに国会で承認されていますから、そのうち発効するでしょう。
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