[画像]野田聖子総務大臣、安倍晋三首相、麻生太郎財務大臣ら、2017年11月27日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
安倍晋三首相(自民党総裁)は、自民党憲法改正草案を撤回しました。
安倍首相は「(衆参いずれかの)憲法審査会に出していないのだから、そもそも撤回ではない」と語りながらも、
「自民党憲法改正の、平成22年の草案。なんども言いますが、22年の草案ですが、このとき私は自民党総裁ではなかったわけですが、その後4度の国政選挙を経て、自民党の議員の構成も変わりましたから、党の案ではない」とし、自民党憲法改正草案を正式に撤回しました。
第48回衆院選後初の衆議院予算委員会で野党質問のスタート40分前後での発言。答弁中の首相のスクリーンショット画像をみると、「提出していないから撤回ではない」との発言で、閣内からポスト安倍を狙う、野田聖子総務大臣と麻生太郎財務大臣が、明らかな苦笑をしています。とても笑えるようなことではないと思われ、質問した、立憲民主党の長妻昭代表代行は「詭弁だ」と切り捨てました。
自民党の憲法改正草案、安倍さんの言う、22年草案は、新第13条で、幸福追求権に公共の福祉に反しない限りと限定したり、家族観を憲法に書き込んだりするなど、野党時代のタカ派色のアピールが憲法改正草案という器の中に表現された、かなり出来の悪い内容でした。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki