[写真]岡田克也さん、先週2017年11月28日、筆者・宮崎信行撮影。
岡田克也さん(当選10回、三重3区)は平成29年2017年をしめくくり、「かなり日本の政治としてはひどい」としながらも、新進党が解党された平成9年1997年末よりはましだ、との認識を示しました。
これは、きのう、12月5日(火)の定例記者会見で強調したものです。
ところで、これまで当ブログは、bdバックデート、fdフォワードデートを明記することで、そのエントリー記事の投稿日と、その事象の発生日とを同時にする工夫をしてきましたが、あまり利用価値が無いので、今後は、なるべく、書いたその日の投稿日時のままにしようと思います。
岡田さんは、野党が3分裂した現状を振り返り、
「年末というのはいろいろなことが今までもありました。党が突然解散されたり、そういうこともかつてありました。新進党が解党されて、あわてて、小さな党が幾つもできて、やがて民主党と合流するという。そこまでは行っていないものの、かなり日本の政治としてはひどい、この(9月・)10月・11月・12月だったと思います」と語りました。民進党ホームページに掲載されました。
新進党解党時よりはマシとの認識です。私としては、20年前の新進党解党は許せませんが、当時は私も今より20歳若かっただけあり、希望があったように感じます。
岡田さんが代表をつとめる会派は13名ですが、衆議院14名の新党友愛が、創価学会系衆参両院議員と会談をやったことがあります。これは、平成10年1998年3月19日の夜のことです。ホテルニューオータニのガーデンコート4階にあるレストランで、新党友愛の中野寛成代表、伊藤英成幹事長、川端達夫政調会長と、新党平和の神崎武法代表、冬柴鉄三幹事長らが会談しました。
このときは、まず料理店にテレビカメラ数台が待ち構えていることを見て、秘密主義の創価学会の冬柴さんが「ちょっと、こんなつもりじゃないんだ」という趣旨の発言をして、不快感を表明。ところが、友愛はしてやったりの表情でした。会談終了後は両党首らが囲み取材に答えました。友愛からは、「社公民も、自公民もあったけど、公民はいつも一緒でしたね」との発言に対して、神崎・平和代表からは「きょうは地方政党公明の桜井・東京都議会議員らも同席した。桜井らが同席することが、私たちにとってどういう意味か分かってほしい」との言葉がありました(私はこの言葉の意味は今でも不明)。この後、冬柴幹事長が「きょうは顔あわせ程度で、とりたてて実りがある会合ではなかったですね」と語ると、伊藤幹事長が「それ、どういう意味よ!」と語りました。このような和気藹々とした余裕は今の政治にはまったくありません。この後、鉄面皮の印象がある、神崎代表が明るく番記者に「それでは上の階(オータニ5階)にある喫茶店で懇談しましょうか」というと番記者たちが「お願いします」とぞろぞろついて言ったので、私たち友愛の番記者数名はいそいそ帰りました。
その時の記事が毎日新聞に載っていたようです。
[毎日新聞記事データーベースから引用はじめ]
新「民主党」後も公民連携
1998.03.20 東京朝刊 2頁 2面 (全83字)
新党平和の神崎武法代表、新党友愛の中野寛成代表、公明の鶴岡洋幹事長ら3党の幹部は19日夜、都内のホテルで会談し、新「民主党」誕生後も連携を維持していくことで一致した。
[毎日新聞記事データーベースから引用おわり]
このように、全83文字、1行だけのベタ記事になったのでした。政治部というのは、1行のために何時間取材しているんだか。
で、この20年前の記事で、「社公民も自公民もあったけど、公民はいつも一緒でしたね」と、連合・旧同盟系と創価学会は、その後も仲良くしていた印象がありますが、ただの一度も国政で一緒にやったことはないですね。参議院神奈川選挙区も浅尾慶一郎さんと松あきらさんを相互に応援した1回だけでバーターが終っています。旧民主党のひそかなタブーである、小選挙区での創価学会の支援も、友愛のメンバーでは、誰も受けていないのではないでしょうか?
また、伊藤幹事長はトヨタ自動車の社員で、同社の豊田章一郎社長が当時は旧経団連の会長でした。
けっきょく、創価学会を失っても、旧民主党は政権交代できたわけです。
なので、発想を変えて、連合会長の、神津里季生なる者は、吉良上野介のように斬り捨てて、少なくとも、原発推進の電力総連、反日教育の日教組、公害推進税制改正でしゃばりの自動車総連などの産別は他の党を応援してもらうことで、別れてしまってもいいのではないでしょうか。具体的に、組織票の足し算は示せませんが、それでも、政権交代できるのではないでしょうか。
まあ、当分は昼行燈を決め込むしかないでしょう。
このエントリーの本文記事は以上です。
(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki