【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【3/30】70歳まで就労を延長する高年法及び雇用保険法など改正案を審議、あす成立へ

2020年03月30日 22時54分43秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」

 3月27日日付記事で、改正労働基準法(201閣法11号)は賃金請求権の時効を「5年に延ばす」改正法だとしましたが、正しくは「当面3年に延ばす」でした。

 新型コロナウイルス感染症をめぐって、小池百合子東京都知事が大袈裟な表現で自粛を呼びかけ、若者などに効果があったようです。でも、中年インテリまで効力を浴びて悲観論になっているようです。私が知る限り、「平時の陰圧室」はすでに感染爆発していますが、感染症病床を増やしていますので、医療崩壊はしないでしょう。永寿病院の院内感染の再発防止と、入院患者は一度陰性で「退院・転院」してもらえば、医療リソースはギリギリ間に合うように思います。油断禁物。

 ところで、私は本業で、長年構想していた新システムを導入するための、かなり前に発注していた設備工事をきょう断行しました。大企業の老若男女正社員と協力会社のエース級との人間関係なども透けてきておもしろかった。私は労働をする階級にない、仕事と資本を設計して発注することに専念すべき立場の人間だと、ますます自覚した46歳の春の彼岸過ぎの期末でした。

 さて、稲田伸夫検事総長は、「8月14日生まれ」だそうで、「検察の終戦記念日」の手前で奮闘。広島地検とおそらく東京地検特捜部は、自民党の広島県議や広島市議らが、きょねん4月または7月に、河井案里参議院議員や河井克行衆議院議員の陣営から、十万円や三十万円を受領。30日しか出席しないのに県議は高報酬ですが、バブル期の自民党の県会議長でも個人献金は年50万円程度。4月のお金が参院選の運動員報酬になるのか、7月の岡金を政治資金収支報告書に書いていたらどうなるのか、問題があります。しかし、私は昨年、地方議員が高報酬であることによって、候補・議員ではなく、別居の一親等すなわち親がテンション上がっちゃっている姿を見て、私に「信念のお仕事・宮崎信行の国会傍聴記」というなぜかお礼状を送ってきた相手から上から目線で評価されました。このブログは私のお仕事(労働)ではありません。無意識に他人を評価する。機械、特許、株価でなく、人間を評価する日本資本主義の成りの果て。

 議員本人を叱ってもおさまらない「やり場のない憤り」が自分の中で大爆発。私を慕う4選県議が「立憲の新人は落選したけど、自民の現職が議席を維持してよかった」という趣旨の発言をしたことをとがめ、ひっしに詫びられながらも、「落選したら食べていけないでしょ。仮に自分が君の立場だったら私ですらそういう考え方になるよ。君とは生きる階級が違うんだよ」と絶交。こういったことから、このブログを中断することになってしまいました。「対等な立場で議論すればきっと明るい未来が来る」というあり得ない条件によるお花畑の行き過ぎた中産階級化偏差値至上主義相対評価画一教育平等主義カルトの反動で、日本社会の分裂は不可避。

 うっぷん晴らしで、広島など地検に、日本中の県議会を壊滅させるくらいやっちゃっていただきたい。県会がなくなった困るのは、地方議員の扶養家族だけです。

【参議院厚生労働委員会 令和2年2020年3月30日(月)】

 「民間企業の就労年限を70歳まで延ばす努力義務を企業に設ける、高年法及び雇用保険法などの改正法案」(201閣法12号)の参考人質疑がありました。あすも委員会を開き、採決へ。本会議に緊急上程して、成立の公算。

【衆議院 同日】

 ありません。

 以上です。