【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【3/23】首相、森友公文書改竄の再調査せず

2020年03月23日 22時08分33秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]参議院分館裏。

【参議院予算委員会 令和2年2020年3月23日(月)】

 3週月曜日続けて、「令和2年度予算案」の集中審議。合計13日目でそのうち3回目。「安倍内閣の基本姿勢に対する集中審議」。

 安倍晋三首相は東京五輪パラリンピックの延期の可能性を示しました。佐藤正久さんへの答弁。ヒゲの隊長として、民主党政権を批判した佐藤さんですが「民主党政権がおまとめになった良い報告書がある」とし日本版の感染症センターの新設に関心を示しました。佐藤さんは北澤俊美防衛相が見直した「動的防衛力」まで持ち上げました。

 福山哲郎は、近畿財務局の赤木さんの遺書。首相は「行政の長としておわびする」としながらも、再調査を拒否。共産党の小池書記局長は「クツー運動」で、ANAが女性社員への基準を見直したと明かしました。

【衆議院 同日】

 特にありませんでした。

以上です。

【東京五輪】オリパラ、「延期」を検討、4月26日(日)までに結論か、官邸与野党とも政局にしてはならない

2020年03月23日 05時59分14秒 | 国際
[写真]首相官邸(手前)と文部科学省(奥の左側のビル)昨年末、宮崎信行撮影。

 NHKなどの報道によると、IOC国際オリンピック委員会は電話などによる臨時の理事会で、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)の「延期」を検討し、4週間以内、おそらく4月26日(日)よりも前に、日本政府と結論を出すことを決めました。

【追記 9時5分】

 安倍首相は「新型コロナウイルスに世界が打ち勝ったあかしとして完全な形で」行うことにG7で合意をしているとし「延期の判断も行わらずをえない」場合もあるが、IOCが判断することだとの認識を示しました。参院予算委員会で、自民党の佐藤正久さんの問いに答えました。【追記おわり】

 当ブログとしては、2月26日付記事で、首相が、JOC、東京都任せでなく、「政府としても緊密な連携をとり、安心安全な開催ができるよう全力を傾けていきたい」と答弁したことを受けて、政局になるかもしれない、と書きました。

 しかし、新型コロナウイルスの感染は、日本国内では一定の封じ込めができているとみられますが、どういうわけか、欧州に飛び火し、イタリア、スペインなどの一部で公衆衛生や医療リソースが限界になりつつあるようです。ニューヨーク市などでも外出が少なくなり、グローバル化の最終局面として、閑散としています。世界は異様な雰囲気に包まれています。

 こういう中、安倍内閣はコロナ対策では、世論調査でも半数以上の評価が得られています。あくまでも7月26日(金)に開幕するんだという準備をしながら、結論を出す、ということだと考えます。官邸も与党も野党も政局にすべき話ではありません。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-200323X357


以上です。