[写真]「イイノビル」共有スペースから見た厚生労働省。
令和元年度はきょうで終わり、明日から令和2年度。国会では「人生百年時代」の政策プログラムの第一弾となる民間企業の就労年限を70歳に引き上げる法律が成立。その一方で「スーパーシティー法案」(201閣法5号)などの審議は次年度に持ち越しました。
●あすの予定 午前9時から7時間コースで参議院決算委員会の「平成30年度決算承認案」の全般質疑があり、全閣僚が出席し、NHKで中継でされます。
【参議院本会議 令和2年2020年3月31日(火)】
「日本国憲法第8条にもとづく議決」は、投票総数241、賛成241、反対0の全会一致で、両院で承認されました。天皇陛下が社会福祉に1億円ご下賜されることなどによる皇室経済法などの財産処分の限度額を認めるための国会議決。
「国際金融公社IFC加盟法及びIDA国際開発協会加盟法を改正する法律」(201閣法10号)は241、228、13の賛成多数で可決し、成立しました。世界銀行グループへの追加出資。
「高年法及び雇用保険法などを改正する法律」(201閣法12号)は、241、227、14で可決し、成立。70歳就労は努力義務ということもあってか、ほとんどの改正項目がいきなりあす施行。育児休業などの給付増などによる特別会計法の改正なども束ねられていました。
「NHK予算の承認」は240、209、31の賛成多数で両院での承認を得ました。ここ数年、年度末ギリギリが見受けられます。
【衆議院農林水産委員会 同日】
「家畜改良増殖法改正案」(201閣法35号)と「家畜遺伝資源に係る不正競争防止法改正案」(201閣法36号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。
【衆議院法務委員会 同日】
委員会の冒頭で、山尾志桜里さんが理事を辞任し、代わりに階猛さんが選任されました。おととい亡くなったことがきのう報じられた志村けんさんに関するやりとりがあり、その内容は既に別のエントリー記事に書きました。
「裁判所職員定員法改正案」(201閣法17号)。
法務省は、判事の定員を44名増やす意義について、民事訴訟では1件が複雑化しているとしました。民事訴訟そのものが増えているわけではないようです。
串田誠一さんは、法務省民事局長はずっと裁判官がつとめていると指摘。答弁で、最高裁判所事務総局は「内閣の決定だ」としました。今の民事局長は、4年前に東京地裁所長として、職場での戸籍名強要は認められるのだという、当時の最高裁よりも踏み込んだ判決を出していると紹介。職業裁判官が行政と出たり入ったりせず、逆に、最高裁判所裁判官は職業裁判官が中心になるようにした方がいいのではないか、としました。
審議の最後に、質疑の終局が宣言されました。次回は4月3日(金)午前9時30分から。
【参議院内閣委員会 同日】
今国会初めての参議院先議の内閣提出法案「道路交通法改正案」(201閣法38号参先議)が武田良太国家公安委員長から趣旨説明されました。
それに先立ち、「日本国憲法第8条による議決案」が審議され全会一致で可決し、菅義偉・官房長官がおじぎをしました。
【参議院財政金融委員会 同日】
「国際金融公社IFC加盟法及び国際開発協会IDA加盟法を改正する法律案」(201閣法10号)の質疑が終局。討論はなく採決され、共産党反対、自民、公明、立憲などの会派などが賛成して可決すべきだと決まりました。
当委員会は今後衆から送られて来れば「株式会社政投銀法5年延長法案」(201閣法24号)を審議するでしょうが、その前に、新型コロナウイルス感染症対策の政策パッケージとして納税を猶予されても延滞税がかからないといった内容の税制改正法案(未提出)が内閣から提出され、審議されることになりそうです。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「高年法及び雇用保険法など改正法案」(201閣法12号)の審査が終わり、本会議に上程され、成立しました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「高齢者、障害者バリアフリー法改正案」(201閣法14号)の参考人質疑がありました。次回の対政府質疑は4月3日(金)。
●衆議院安全保障委員会は定例日ですが開かれず、「防衛省設置法改正案」(201閣法4号)は1月31日(金)に内閣から提出されたままのざらし。「スーパーシティー国家戦略特区法改正案」(201閣法5号)「都市再生特別措置法改正案」(201閣法21号)などの「地方創生系」も野党の抵抗で審議が遅れています。
以上です。
令和元年度はきょうで終わり、明日から令和2年度。国会では「人生百年時代」の政策プログラムの第一弾となる民間企業の就労年限を70歳に引き上げる法律が成立。その一方で「スーパーシティー法案」(201閣法5号)などの審議は次年度に持ち越しました。
●あすの予定 午前9時から7時間コースで参議院決算委員会の「平成30年度決算承認案」の全般質疑があり、全閣僚が出席し、NHKで中継でされます。
【参議院本会議 令和2年2020年3月31日(火)】
「日本国憲法第8条にもとづく議決」は、投票総数241、賛成241、反対0の全会一致で、両院で承認されました。天皇陛下が社会福祉に1億円ご下賜されることなどによる皇室経済法などの財産処分の限度額を認めるための国会議決。
「国際金融公社IFC加盟法及びIDA国際開発協会加盟法を改正する法律」(201閣法10号)は241、228、13の賛成多数で可決し、成立しました。世界銀行グループへの追加出資。
「高年法及び雇用保険法などを改正する法律」(201閣法12号)は、241、227、14で可決し、成立。70歳就労は努力義務ということもあってか、ほとんどの改正項目がいきなりあす施行。育児休業などの給付増などによる特別会計法の改正なども束ねられていました。
「NHK予算の承認」は240、209、31の賛成多数で両院での承認を得ました。ここ数年、年度末ギリギリが見受けられます。
【衆議院農林水産委員会 同日】
「家畜改良増殖法改正案」(201閣法35号)と「家畜遺伝資源に係る不正競争防止法改正案」(201閣法36号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。
【衆議院法務委員会 同日】
委員会の冒頭で、山尾志桜里さんが理事を辞任し、代わりに階猛さんが選任されました。おととい亡くなったことがきのう報じられた志村けんさんに関するやりとりがあり、その内容は既に別のエントリー記事に書きました。
「裁判所職員定員法改正案」(201閣法17号)。
法務省は、判事の定員を44名増やす意義について、民事訴訟では1件が複雑化しているとしました。民事訴訟そのものが増えているわけではないようです。
串田誠一さんは、法務省民事局長はずっと裁判官がつとめていると指摘。答弁で、最高裁判所事務総局は「内閣の決定だ」としました。今の民事局長は、4年前に東京地裁所長として、職場での戸籍名強要は認められるのだという、当時の最高裁よりも踏み込んだ判決を出していると紹介。職業裁判官が行政と出たり入ったりせず、逆に、最高裁判所裁判官は職業裁判官が中心になるようにした方がいいのではないか、としました。
審議の最後に、質疑の終局が宣言されました。次回は4月3日(金)午前9時30分から。
【参議院内閣委員会 同日】
今国会初めての参議院先議の内閣提出法案「道路交通法改正案」(201閣法38号参先議)が武田良太国家公安委員長から趣旨説明されました。
それに先立ち、「日本国憲法第8条による議決案」が審議され全会一致で可決し、菅義偉・官房長官がおじぎをしました。
【参議院財政金融委員会 同日】
「国際金融公社IFC加盟法及び国際開発協会IDA加盟法を改正する法律案」(201閣法10号)の質疑が終局。討論はなく採決され、共産党反対、自民、公明、立憲などの会派などが賛成して可決すべきだと決まりました。
当委員会は今後衆から送られて来れば「株式会社政投銀法5年延長法案」(201閣法24号)を審議するでしょうが、その前に、新型コロナウイルス感染症対策の政策パッケージとして納税を猶予されても延滞税がかからないといった内容の税制改正法案(未提出)が内閣から提出され、審議されることになりそうです。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「高年法及び雇用保険法など改正法案」(201閣法12号)の審査が終わり、本会議に上程され、成立しました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「高齢者、障害者バリアフリー法改正案」(201閣法14号)の参考人質疑がありました。次回の対政府質疑は4月3日(金)。
●衆議院安全保障委員会は定例日ですが開かれず、「防衛省設置法改正案」(201閣法4号)は1月31日(金)に内閣から提出されたままのざらし。「スーパーシティー国家戦略特区法改正案」(201閣法5号)「都市再生特別措置法改正案」(201閣法21号)などの「地方創生系」も野党の抵抗で審議が遅れています。
以上です。