[写真]永田町は緊迫感はほとんどなくて閑散としているといったところ。
岡田克也さんは、きょう5日(木)、週例の記者懇談会を開きました。政界のキーパーソンとあって、12名(岡田さん含む)が参加。
●「党首会談」もっと早くやるべきだった
新型コロナウイルス対策のための、新型インフルエンザ特措法改正案の提出にあたり、前日夕(令和2年2020年3月4日)、自公と立憲、国民、維新、共産、社民の5党との与野党党首会談を開きました。
岡田さんは「本来であればもっと早くやるべきだった」とし、「震災のときは、菅直人総理が各党党首を(首相官邸に)呼んで、私も幹事長として同席し、協力を要請した」とし、この党首会談を受けて、岡田幹事長を座長とする与野党担当者会議を設置。「藤井裕久官房副長官にも同席してもらい、各党の中で役職になくてもとにかく1人来てもらって、連日、要望を直接各省の局長に伝えてもらう形式をとった」としました。岡田さんは「ようやく党首会談ですか、やらないよりは、やったほうがいいですが」と安倍自民党政権の緩慢さを突き放しました。
●「あの悪夢のときの民主党政権の法律だが癪なのか」「大反省しろ」
岡田さんは、他の野党指導者と同様に、新型インフルエンザ等特別措置法を適用できるとの考えを示し、「首相いわく、あの悪夢のときの民主党政権の法律だから適用するのが癪なのか、あるいは官僚が忖度するのか」とし、「あれをやっとけば、船舶の検疫なども明確な法的根拠もあり、いろいろなことがスムーズに進んだはずだ」と話し、「大反省してもらいたい」と激しく批判しました。
●「緊急事態」について「適切な説明」を
来週提出予定の「新型コロナウイルス対策のための関連法改正案」(201閣法 号)について、もともとの法令用語とはいえ、緊急事態宣言が、安倍自民党が訴えてきた「憲法改正による緊急事態条項新設」と関連があるのではないかとの懸念が広がっていることについて。岡田さんは「緊急事態宣言とは別の話だが、具体的な基本的人権の制約がかかるのことになるので、適切な説明が必要かと思う」としました。改正法案が成立後も、緊急事態宣言を出す場合は、改めて国会にはかるよう求めました。
●国会休会論「この政府に丸投げするのは国会議員の責任を果たしていない」
先月、参議院野党などから「国会休会論」が出て、与党国対委員長に提出されました。これについて「国会を休会したら、法の運用とか(安倍政権)に全部丸投げするのか。それは国会議員の責任を果たしていないと思います」と気色ばみました。
●「休業を強いるようなことをずっと続けるのか」
新型コロナウイルスの感染と経済の今後の見通しは「三重県は早い段階で1人感染者が出たが、その方は退院して、現在はゼロなんですが、ヤマを越えたとは考えにくい。ヨーロッパもイタリアだけではなくなってきた」としました。岡田さんは「休業を強いるようなことをずっと続けるのか。ある程度長引くことは覚悟しなければならない」としながらも「どこかで難しい判断をしなければならない」と語り、岡田さんはある段階で、経済を動かすことが首相に求められるとの考えをにじませました。
きょうは、30年以上、岡田さんの組織担当と国会事務所長をしている「四日市市出身で東京在住だけど有名な四日市人」とされる、金指良樹・公設第一秘書が司会をしました。
以上です。
岡田克也さんは、きょう5日(木)、週例の記者懇談会を開きました。政界のキーパーソンとあって、12名(岡田さん含む)が参加。
●「党首会談」もっと早くやるべきだった
新型コロナウイルス対策のための、新型インフルエンザ特措法改正案の提出にあたり、前日夕(令和2年2020年3月4日)、自公と立憲、国民、維新、共産、社民の5党との与野党党首会談を開きました。
岡田さんは「本来であればもっと早くやるべきだった」とし、「震災のときは、菅直人総理が各党党首を(首相官邸に)呼んで、私も幹事長として同席し、協力を要請した」とし、この党首会談を受けて、岡田幹事長を座長とする与野党担当者会議を設置。「藤井裕久官房副長官にも同席してもらい、各党の中で役職になくてもとにかく1人来てもらって、連日、要望を直接各省の局長に伝えてもらう形式をとった」としました。岡田さんは「ようやく党首会談ですか、やらないよりは、やったほうがいいですが」と安倍自民党政権の緩慢さを突き放しました。
●「あの悪夢のときの民主党政権の法律だが癪なのか」「大反省しろ」
岡田さんは、他の野党指導者と同様に、新型インフルエンザ等特別措置法を適用できるとの考えを示し、「首相いわく、あの悪夢のときの民主党政権の法律だから適用するのが癪なのか、あるいは官僚が忖度するのか」とし、「あれをやっとけば、船舶の検疫なども明確な法的根拠もあり、いろいろなことがスムーズに進んだはずだ」と話し、「大反省してもらいたい」と激しく批判しました。
●「緊急事態」について「適切な説明」を
来週提出予定の「新型コロナウイルス対策のための関連法改正案」(201閣法 号)について、もともとの法令用語とはいえ、緊急事態宣言が、安倍自民党が訴えてきた「憲法改正による緊急事態条項新設」と関連があるのではないかとの懸念が広がっていることについて。岡田さんは「緊急事態宣言とは別の話だが、具体的な基本的人権の制約がかかるのことになるので、適切な説明が必要かと思う」としました。改正法案が成立後も、緊急事態宣言を出す場合は、改めて国会にはかるよう求めました。
●国会休会論「この政府に丸投げするのは国会議員の責任を果たしていない」
先月、参議院野党などから「国会休会論」が出て、与党国対委員長に提出されました。これについて「国会を休会したら、法の運用とか(安倍政権)に全部丸投げするのか。それは国会議員の責任を果たしていないと思います」と気色ばみました。
●「休業を強いるようなことをずっと続けるのか」
新型コロナウイルスの感染と経済の今後の見通しは「三重県は早い段階で1人感染者が出たが、その方は退院して、現在はゼロなんですが、ヤマを越えたとは考えにくい。ヨーロッパもイタリアだけではなくなってきた」としました。岡田さんは「休業を強いるようなことをずっと続けるのか。ある程度長引くことは覚悟しなければならない」としながらも「どこかで難しい判断をしなければならない」と語り、岡田さんはある段階で、経済を動かすことが首相に求められるとの考えをにじませました。
きょうは、30年以上、岡田さんの組織担当と国会事務所長をしている「四日市市出身で東京在住だけど有名な四日市人」とされる、金指良樹・公設第一秘書が司会をしました。
以上です。