宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

また自民党か、2月の衆・予算委を逃げ切った「秋本真利」外務政務官側を東京地検特捜部捜査か、河野太郎デジタル相側近、「洋上風力」の日本風力発電

2023年08月03日 23時19分09秒 | 自民党
[写真]秋本真利さんを側近にかかえる河野太郎デジタル相、先月撮影。

 報道によると、自民党の秋本真利・外務大臣政務官(千葉9区比例、4期)の日本風力発電からの資金提供をめぐり、東京地検特捜部が社長を事情聴取したことが分かりました。

 秋本さんの小選挙区は立憲民主党の奥野総一郎さんが選出されています。

 ことし2月の週刊文春報道を受けて、第211回国会の衆議院予算委員会で野党のターゲットとなっていましたが、逃げきりました。

 秋本さんは総裁選に出た河野太郎・デジタル大臣の側近で反原発派で知られます。

 政治とカネをめぐっては、政権交代後の11年間では、現金の受け取りで吉川貴盛農相、秋元司内閣府副大臣が辞任。収入の不記載で薗浦健太郎衆議院議員が辞任。不適切な支出で、河井克行法相・河井あんり参議院議員夫妻、菅原一秀経済産業大臣らが議員辞職しています。全員叩き上げ。公明党は遠山清彦衆議院議員ら。岸田文雄首相の親戚で池田勇人首相の孫婿の寺田稔総務大臣は逃げ切ったようです。

 2020年9月に結党した「立憲民主党」の議員の東京地検特捜部による事件化はこれまでありません。




 東京地検特捜部が、自民党の秋本真利衆院議員に不透明な金銭的支援をした疑いのある日本風力開発の社長を任意で事情聴取していたことが、関係者への取材で分かった。

 以上です。

【第50回衆院選で自公与党に逆風か】治安悪化、刑法犯認知件数ー検挙件数は34%悪化 コロナ禍前の水準に戻る

2023年08月03日 16時13分54秒 | 地方
[写真]警視庁麹町警察署を取材する筆者、ことし1月。

 治安が悪化していることが分かりました。

 警察庁が先月まとめた統計で、ことし1月から6月までの刑法犯認知件数は33万3003件で前年同期比21%増、検挙件数が12万5333件で同4・9%増となりました。

 警察当局が発表していない、「認知件数から検挙件数を引いた数」を算出すると、前年同期比で34%増という大変な治安悪化の割合となります。

 警察当局はコロナ禍前の水準より治安が良いとしています。実際に8%ほど治安が良い水準となっていますが、凶悪・粗暴・窃盗犯は既にコロナ禍前より悪化した水準となっています。また、前年同期比で増えていることから「体感治安」も悪くなった気配もあります。

 安倍晋三(昨年7月射殺)、菅義偉両元首相の事務秘書官が、警察庁長官や警視総監に出世したことで、警察当局への不信感が高まる「割れ窓」ができで、47都道府県の警察官らがやる気を失ったかもしれません。

 次の第50回衆院選(再来年10月より前に施行)で、岸田文雄首相率いる自民党・公明党の政権与党にとって逆風となりそうです。

 以上です。