民主党代表を兼ねる、岡田克也さんは、25日までに、9月に一部議員から提出された「民主党解党要求書」をはねのけ、民主党を解党しないことを決断しました。
岡田さんはかつて、「党の将来像を描くのは代表の責任であり、後は野となれ山となれでは、我が党に投票してくださった有権者に対する裏切りだ」と語りました。それから18年の時が経ち、自らが最大野党代表の立場となり、国益のために、民主党を解党せず、政権交代をめざす将来像を描くことにしました。
このエントリー内の写真は平成27年2015年12月24日(木)、東京千代田区永田町で、筆者・宮崎信行撮影。
岡田さんは民主党代表としての定例記者会見で、
「公明党と自民党は、考え方がだいぶ違うと思いますが、それが一つの政権を構成している」「共通するキーワードは「選挙」です。有権者が全く置いてけぼりを食っているということだと思います」と語り、
安保法(戦争法)と消費税引き上げ後の軽減税率をめぐる、与党の対応を批判しました。
来年3年ぶりに審議される特例公債法案(第190閣法 号)について、民主党の与党時代のふるまいを振り返り、
「我々野党になる可能性がかなり高かったので、いかがという議論もあったが、国益に反する、そういう芽は摘んでおこうという経緯でこの法案を出した」として、法案の毎年提出から3年ごとに提出する方針に変更して法律を修正したと語りました。
岡田さんは、
「国益を中心に考える我々の考え方が、はたして今の安倍政権にあるのかどうか。お互い与野党の信頼関係のもとで国益を中心に考えていくという考え方が安倍政権にあるのかどうか」
として、自民党の安保法、公明党の軽減税率とも、与党に国益の概念がないと示唆しました。
そのうえで、平成27年を振り返って、
「安保法制を、国会の内外で議論していく中で、さまざまな団体というか人々が立ち上がって、「ママの会」や「SEALDs」や、今までなかった団体が立ち上がった。今回、そういうところも含めて、市民がそれぞれの違いも超えて主導して候補者を立てることになったのが熊本だと思います。
私は、あの法案が強行採決された時に、しかし国会の外を見ると新しい民主主義が始まった、その息吹・胎動を感じる
ということを申し上げたが、それが具体的な形で今、結実しつつあるということだと思います。非常に新しい、すばらしい流れだと思います」
と語り、市民団体と手を携えた、民主党を中心とする政府への政権交代に自信を示しました。
岡田さんは27日(日)放送のNHKスペシャル「永田町・権力の興亡」に出演します。このNスぺの岡田さんの出演は初めて。
さて、話はうってかわって、筆者・宮崎信行の私事で恐縮です。
第66回NHK紅白歌合戦の白組司会にイノッチことV6の井ノ原快彦(いのはら・よしひこ)さんが決まりました。
2010年春から始まった「あさイチ」の司会でおなじみですが、私は2010年4月24日放送の「百識王」で共演させていただきました。
それから5年余りで紅白の司会の大役。ぜひ成功させてほしいですね。がんばれイノッチ!
私は相変わらずです。
このエントリー記事の本文は以上です。
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