「日本の社会の構図」としては海外から帰った人が「浦島太郎」になる変化の激しい週となりました。フジテレビの日商は4億円ほどのようで、週刊文春が訴えられたら、参議院麹町宿舎の隣にある同社は詰むかもしれません。
予算審議はちょうど丸1日間遅れとなり、あさって9時から基本的質疑が始まりそうです。それに先立ち、けさの朝日新聞では、15億円しか執行できていない防衛装備品の輸出基金に来年度予算案で400億円積み増す内容になっていると1面トップで報じました。
おそらく立憲民主党の「本気の歳出改革作業チーム 」として頑張った議員が質問に立てることになるでしょう。その成功体験と裏返しに「緊縮財政厨」の政治家にならないことを祈ります。
【参議院本会議 きょう令和7年2025年1月29日(水)】
代表質問に対する答弁で、石破茂首相が「財源ガー」になる場面があありました。竹谷とし子さんは公明党代表代行のナンバー2となりましたが、浜四津敏子さんほどの知名度にはまだなっていないようです。竹谷さんは、自公維3党の枠組みによる教育授業料無償化協議(4月からの無償化は断念して継続中)について首相に問いました。首相は「こども・子育て加速化プランに基づき家計支援のためのさまざまな施策が講じられていることや、安定的な財源の確保といった論点も総合的に考える必要がございます」と語り、公明党の質疑に対して自公維をけん制する「財源ガー」となりました。こどもの自殺者は昨年527名となり女性が男性を上回りました。家庭内の夫婦間でうかつに経済的な見通しを語れない社会になっているのでしょうか。安定的な財源が必要なのは政府でなく家計です。
共産党の小池晃さんは都議会自民党の裏金問題を問いました。小池さんは「自民党東京都議会議員26名のパーティー収入の不記載も明らかになりました。これも一昨年、共産党の機関紙新聞赤旗がスクープしていたものです。裏金作りを誰がいつから何のために行い、何に使われたのか。自民党には国政と地方政治の全体について明らかにする責任があるのではありませんか。お答えください。真相の徹底解明のため、安倍派幹部の証人喚問と会計責任者の国会招致を強く求めるものであります」と述べました。首相は前日に会計責任者が略式命令を受けたことで、調査は終わったという趣旨に聞こえる答弁をしました。
自民党は比嘉なつみさんが質問しました。比嘉さんは、1970年の大阪万博に 沖縄からパスポートを持って行った時のことが忘れらないとして、万博事務局に属し作家として「たのしい日本」を提唱した堺屋太一さんに学ぶよう促しました。歯科医による口腔ケアの不足から被災地で誤嚥性肺炎が多発しており、震災関連死の定義や歯科医の供給を見直すよう迫りました。
●衆議院予算委員会は開かれませんでした。参議院本会議の代表質問当日に設定されないのは極めて異例。その後、理事懇談会で、あすの午前9時から、松本元事務局長の招致の件の採決と、趣旨説明を聞くことだけ決めました。ちょうど例年よりも24時間遅れのペースとなります。あすは午前中に国会が終わります。
【参・予算委 同日】
鶴保庸介委員長の就任のあいさつがありました。
【参・政治倫理審査会幹事会 同日】
あさって、末松信介さんと高橋はるみの審査をすることにしました。
【参・国家基本政策委 同日】
開かれました。
【衆議院選挙制度改革協議会 同日】
初めて開かれ、年内に方向性を決めることになりました。ことし10月1日の国勢調査の1次速報値が来年2月下旬の官報に告示されますので、定数是正の法案と同じタイミングで法制化されるかもしれません。
今回の協議会の設置の根拠は、第50回衆院選で反映された「10増10減法(山口4区・和歌山3区廃止・東京30区新設など)」の衆議院委員会での付帯決議です。朗読者は源馬謙太郎さんで「人口減少や地域間格差が拡大している現状を踏まえつつ、立法府の在り方を含め、議員定数や地域の実情を反映した選挙区割りの在り方等に関し、国会において抜本的な検討を行うものとする」にあります。これを踏まえた逢沢一郎座長の協議では、国立国会図書館が「区割にあたって、人口だけでなく面積割の条項」を持つ憲法が北欧に2つあると報告。これを受けて「面積割」の議論を始めましたが、維新の金村龍那さんがすべて改憲発議と絡めて発言するので各党が閉口。それもあってか、細川・河野・佐々木各氏のヒアリングを盛り込んだ論点整理だけのリポートを額賀福志郎議長に提出することになりました。先の衆院選で改憲勢力が3分の2を割ったこともあり、1年たって、ようやく議論が始まることとなりました。
●議法
昨日(2025年1月28日)、「医療保険の被保険者証等の交付等の特例に関する法律案」が提出され「217衆法1号」になりました。
予算審議はちょうど丸1日間遅れとなり、あさって9時から基本的質疑が始まりそうです。それに先立ち、けさの朝日新聞では、15億円しか執行できていない防衛装備品の輸出基金に来年度予算案で400億円積み増す内容になっていると1面トップで報じました。
おそらく立憲民主党の「本気の歳出改革作業チーム 」として頑張った議員が質問に立てることになるでしょう。その成功体験と裏返しに「緊縮財政厨」の政治家にならないことを祈ります。
【参議院本会議 きょう令和7年2025年1月29日(水)】
代表質問に対する答弁で、石破茂首相が「財源ガー」になる場面があありました。竹谷とし子さんは公明党代表代行のナンバー2となりましたが、浜四津敏子さんほどの知名度にはまだなっていないようです。竹谷さんは、自公維3党の枠組みによる教育授業料無償化協議(4月からの無償化は断念して継続中)について首相に問いました。首相は「こども・子育て加速化プランに基づき家計支援のためのさまざまな施策が講じられていることや、安定的な財源の確保といった論点も総合的に考える必要がございます」と語り、公明党の質疑に対して自公維をけん制する「財源ガー」となりました。こどもの自殺者は昨年527名となり女性が男性を上回りました。家庭内の夫婦間でうかつに経済的な見通しを語れない社会になっているのでしょうか。安定的な財源が必要なのは政府でなく家計です。
共産党の小池晃さんは都議会自民党の裏金問題を問いました。小池さんは「自民党東京都議会議員26名のパーティー収入の不記載も明らかになりました。これも一昨年、共産党の機関紙新聞赤旗がスクープしていたものです。裏金作りを誰がいつから何のために行い、何に使われたのか。自民党には国政と地方政治の全体について明らかにする責任があるのではありませんか。お答えください。真相の徹底解明のため、安倍派幹部の証人喚問と会計責任者の国会招致を強く求めるものであります」と述べました。首相は前日に会計責任者が略式命令を受けたことで、調査は終わったという趣旨に聞こえる答弁をしました。
自民党は比嘉なつみさんが質問しました。比嘉さんは、1970年の大阪万博に 沖縄からパスポートを持って行った時のことが忘れらないとして、万博事務局に属し作家として「たのしい日本」を提唱した堺屋太一さんに学ぶよう促しました。歯科医による口腔ケアの不足から被災地で誤嚥性肺炎が多発しており、震災関連死の定義や歯科医の供給を見直すよう迫りました。
●衆議院予算委員会は開かれませんでした。参議院本会議の代表質問当日に設定されないのは極めて異例。その後、理事懇談会で、あすの午前9時から、松本元事務局長の招致の件の採決と、趣旨説明を聞くことだけ決めました。ちょうど例年よりも24時間遅れのペースとなります。あすは午前中に国会が終わります。
【参・予算委 同日】
鶴保庸介委員長の就任のあいさつがありました。
【参・政治倫理審査会幹事会 同日】
あさって、末松信介さんと高橋はるみの審査をすることにしました。
【参・国家基本政策委 同日】
開かれました。
【衆議院選挙制度改革協議会 同日】
初めて開かれ、年内に方向性を決めることになりました。ことし10月1日の国勢調査の1次速報値が来年2月下旬の官報に告示されますので、定数是正の法案と同じタイミングで法制化されるかもしれません。
今回の協議会の設置の根拠は、第50回衆院選で反映された「10増10減法(山口4区・和歌山3区廃止・東京30区新設など)」の衆議院委員会での付帯決議です。朗読者は源馬謙太郎さんで「人口減少や地域間格差が拡大している現状を踏まえつつ、立法府の在り方を含め、議員定数や地域の実情を反映した選挙区割りの在り方等に関し、国会において抜本的な検討を行うものとする」にあります。これを踏まえた逢沢一郎座長の協議では、国立国会図書館が「区割にあたって、人口だけでなく面積割の条項」を持つ憲法が北欧に2つあると報告。これを受けて「面積割」の議論を始めましたが、維新の金村龍那さんがすべて改憲発議と絡めて発言するので各党が閉口。それもあってか、細川・河野・佐々木各氏のヒアリングを盛り込んだ論点整理だけのリポートを額賀福志郎議長に提出することになりました。先の衆院選で改憲勢力が3分の2を割ったこともあり、1年たって、ようやく議論が始まることとなりました。
●議法
昨日(2025年1月28日)、「医療保険の被保険者証等の交付等の特例に関する法律案」が提出され「217衆法1号」になりました。
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