宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

【けさの朝刊から】40日夏選挙 最強応援団長の涼しくなるコメント

2009年07月22日 06時27分43秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 おはようございます。

 きのうは、解散からしばらくかなり興奮していましたが、意外とすんなり寝付き、ぐっすり眠れました。党本部でお会いしたり、お見かけした総支部長(候補予定者)の何人もがきのうの午後10時辺りに早くも「解散→党本部で公認証受け取りました」というブログ更新をしていて、たいしたもんだなあ、と思いました。

 きのう意見交換した中堅現職(前職)、新人とは、「真夏の40日間の選挙戦をどういうペース配分で作るか」ということが最大のテーマとなりました。

 22日付朝日新聞3面には、「ある若手」の発言として

 「(有権者と)夢を語り、夢を共有し、政権交代の夢を一緒に実現する」とあります。民主党公認候補予定者が有権者と政権交代の“夢”を“共有”し、“一緒に実現”すれば、8月30日の総選挙は自ずと勝てるでしょう。「ある若手」ということは、1回以上当選した経験を持つ人の言葉です。

 22日付東京新聞31面には、渡部恒三・最高顧問(福島4区)
 「二大政党政治の実現のために、私は政治生命をかけて今日まで闘ってきた」と長老の重みを感じさせた上で、「命懸けで頑張ります」と心の若さを強調しました。 

 そのうえで、「油断大敵という言葉は選挙のためにあるような言葉。風が吹いていると思って気を緩めたらダメ」と連続当選13回の秘伝を公開しました。

 40日夏選挙を候補者、スタッフ、後援会員が一人で頑張ろうとすると大変です。応援団が必要です。

 民主党最強応援団長のひとりといえば、河村たかし名古屋市長です。

 22日付東京新聞30面で河村市長は

 「庶民のための政治を民主党がやれば、結果として政権交代させてもらえるだろう」。政権交代を判断するのは主権者(有権者)自身ですから、「させてもらえるだろう」と受け身で話しています。河村さんは日本新党で初当選の「政権交代チルドレン」で、その後小選挙区圧勝の5連勝。市長選も入れれば6戦圧勝の“選挙のプロ”の肩の力が抜けて、涼しさを感じるコメントです。
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解散の朝

2009年07月21日 08時06分11秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 おはようございます。

 朝散歩をしていると、夏至を過ぎて、日の出が遅くなってきているのを感じます。とはいえ、暑さのピークは2ヶ月ほどずれてきますから、これから本番です。

 このところ、言いしれぬ緊張感があるのですが、散歩をすると落ち着きます。きょうは涼しくなりそうですが、どんよりと曇っています。

 午前8時の閣議で解散の閣議書を決定。内閣官房職員の千代幹也(ちしろみきや)内閣総務官=昭和51年運輸省採用=が皇居で天皇陛下から詔書をいただいてきて、衆議院本会議場の裏の議長室前の廊下まで持っていく運びだと思います。ふくさに包んだ詔書を載せたお盆を官房長官に渡す。一般職の官僚にとっては人生最大の晴れ舞台でしょう。東大法→昭和51年入省は大蔵省・平岡さんや通産省・岡田さんと同期です。

 裏方の官僚と、表に出て政権交代をかけて闘うのは同じ公のしごとでもずいぶん違います。多くの官僚が省を辞め、第45回衆院選に民主党から打って出ます。その心意気を思えば、全員当選してほしいと心から思います。

 衆議院本会議は午後1時に開会。官房長官が衆院本会議場に入り、鬼塚誠(おにつかまこと)衆議院事務総長が中身を確認した上で、議長に渡し、議長が朗読します。全議員が起立し、詔書の内容を聞き、この瞬間に第171通常国会は終わります。

 4年前は野党提出の内閣不信任案が本会議に上程されたところで、解散されてしまいましたが、内閣不信任案は先週提出済みです。きょうは本会議開会でいきなり詔書を読み上げるあっけない展開になりそうです。

 私も初めて衆院本会議場で解散の瞬間を傍聴しますので、後刻アップします。国会の傍聴に関するエントリーとして限定すると、それが仕上げのエントリーになります。2009年7月21日の解散は「政権交代解散」と後世、呼ばれることになるのではないでしょうか。

 まああまり「解散!解散!」と騒ぐと、内閣総理大臣(自民党総裁)に関心が行ってしまいますので、このくらいにしておきましょう。

 さあ選挙です。

 解散翌日から40日以内に総選挙を行わなければいけませんから、8月30日投開票(8月18日公示)の日程で第45回衆議院議員総選挙が行われます。
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【公示前活動コツのコツ】1解散後、2公示後、3投票日 「できること」「できないこと」「やるべきこと」

2009年07月21日 00時00分00秒 | 大縄跳びの内側から


 いよいよ衆議院がきょう7月21日解散され、40日間の選挙戦が事実上スタートします。「【保存版】公示前活動の“コツのコツ”」を現在の状況もふまえて書き改めます。

 7月21日午後1時過ぎ、いよいよ「決着の夏・政権交代選挙」が始まります。投票が終了する8月30日(日曜日)の午後8時=地域によって繰り上げ)=までの期間は公職選挙法上、次の3つの期間に分けられます。

 ①7月21日午後1時過ぎの解散~8月18日午前8時過ぎの立候補届出
 ②8月18日午前8時過ぎの立候補届出~8月29日23時59分59秒
 ③8月30日投票日の午前0時~午後8時

 注意すべきポイントは

 ①の公示前期間に「投票してください」と言って、投票依頼をすると事前運動になる可能性があるということです。

 ②の選挙運動期間中は投票依頼ができますが、戸別訪問は禁止されます

 ③の投票日当日は再び投票依頼ができなくなります。ですが、「投票所に行きましたか?」という確認をしたり、「クルマで送りますよ」というように投票所に送ることはできます。

 これを③→②→①という風に逆算すると、それぞれの期間にしなければいけないことが見えてきます。

 選挙運動期間中は戸別訪問は禁止されますから、戸別訪問は、8月17日までに終えておかなければなりません。かつ公示前の「投票依頼」はできませんから「後援会に入ってください」「ポスターのご掲示ありがとうございました」というようなセリフで戸別訪問をすることになります。

 投票前日までに、民主党公認・推薦候補への「投票依頼」をし、かつ、しっかりと「一票の確認」作業をしなければなりません。そうでないと投票当日に投票所に行ってもらうよう働きかけても、相手陣営に投票されてしまいます。選挙運動期間中の電話での投票依頼は一切規制がありません。回数も時間も文言もまったく自由ですから公示前に友人・知人の名前や電話番号を整えておく必要があります。また当落線上の選挙区では、公示後の情勢分析を受けてテコ入れのため大物弁士が突然応援にかけつける場合があります。演説会のおしらせなどの事務連絡をしやすいようにケータイメールアドレスを把握しておくのもいいかもしれません。

 選挙ハガキは有効な手段ですので、10枚20枚と選挙区内の友人・知人のあて名と推薦のヒトコトを書き込み、選挙事務所に持参したり、封筒詰めで送ったりしてください。これは準備作業としてある程度は公示前に準備していても、後援会内部での事務作業ということになると思います。ただし、公示前だろうが公示後だろうが、郵便ポストには絶対に投函しないでください。また切手も絶対に貼らないでください。

 8月17日までにしっかりとリードを奪い、選挙戦は「確認作業だ」と考えるのが、長期戦を勝つコツだと思います。1人でも多くの人に会う。そして、候補予定者や運動員=公示前ですので「スタッフ・支持者」=が一方的に話すのではなく、むしろ有権者(主権者)の話をうかがう。候補予定者の名前を宣伝して、浸透させる。選挙区内の地域によって違う浸透度合を把握しておく。公示後にやるべきことを良く理解し、公示後スムーズに動けるように準備する。一人一人の備えが必勝につながります。

【保存版】公示前活動の“コツのコツ”から。

(前略)

 第45回衆院選では、「初めて選挙運動などにかかわる」という人が激増するのではないでしょうか。ですから、「何をしたらいいのか?」「公選法違反にならないだろうか?」と思う人も多くなると思います。

 民主党が作成したパンフレット「第45回 衆議院総選挙用 選挙活動コツのコツ」から、あくまで私(宮崎信行)の責任で、公示前に私たち政権交代応援団ができること(やるべきこと)をご紹介します。

 公示の前には「○○候補に1票を」など投票を依頼する行為はできません。でも次の8つの活動は違反ではありませんし、むしろ積極的にどんどんやれます。

 ①紹介カードを書いて友人・知人を候補予定者の後援会に知らせよう

 立候補予定者の後援会のリーフレット(討議資料)などに、紹介者のハガキがあります。選挙区に住んでいる友人・知人の名前や連絡先などを記入し、後援会に紹介しましょう。手元に控えておいて、公示日後に電話で投票先を確認してみてもいいかもしれません。

(中略)

 電話や手書きの手紙で友だちに候補予定者を紹介しよう

 選挙区ごとの民主党公認・推薦の候補予定者の名前を確認し、電話や手紙で友人・知人に「私は○○さんを支援しています」「私○○さんを大変立派な方だと思っている」「私は民主党を支持している」など自分の考えをどんどん広めましょう。

 ④候補者を呼んで話を聞こう

 候補予定者を呼んで、個人やグループでいろいろな話し合いの場を持つことは自由です。候補予定者の政見、抱負、経歴などを聞きましょう。民主党のパンフレットでは、「聞きましょう」と書いてありますが、候補予定者を呼んで、くらしのこと、仕事のことなど「悩みを話しましょう」というのもいいかもしれませんね。

 ⑤後援会をつくって加入を呼びかけよう

 特定の人を支援する後援会をつくることは何の問題もありません。親戚、友人、知人、職場の働く仲間、近所の人に勧めましょう。加入を勧める際には、PR文書の発送、電話での勧誘も可能です。ただし、「○○さんを当選させましょう」などの記載は事前運動とみなされますので、注意しましょう。

 ⑥各種の団体で候補予定者を推薦しよう

 各種の団体(組織)が候補予定者を推薦することは自由ですから、自分の所属組織に推薦について相談してみたらどうでしょうか。各種の団体は、候補予定者の政策などを広く聞く集会、座談会を開くことができます。

 ⑦各種の団体の広報誌に紹介記事を掲載しよう

 推薦を決定した各種の団体は、その団体の機関紙に推薦を決定したことの報告記事、候補予定者の経歴などを載せることができます。会員に候補予定者の政策や経歴を広く知ってもらいましょう。

 ⑧後援会や総支部に資金カンパをしよう

 候補予定者の後援会、民主党の総支部に個人としてカンパすることは自由です。後援会や総支部を資金面で支えましょう。労力を提供することも自由です。

(中略)

 世の中の雰囲気として、「選挙をすれば必ず政権交代する」と思っている人が多いようです。なぜですか? どんな確証があるのですか?あれば教えてください。注目候補に目がいって、自分の住民票所在地の候補予定者のフルネームを知らない人、まさかいませんよね?

選挙区ごとの民主党公認・推薦の候補予定者の名前リスト

 むこう11ヶ月間、いつ解散・総選挙があっても政権交代ができるよう日常活動をみっちりやっておけば、政権交代は100%実現します。

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自民党最大派閥会長が1日20000歩 暑さ知らず

2009年07月20日 10時05分24秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 いよいよあすは解散です。午後1時から午後2時までNHK総合、衛星第一、ラジオ第一で中継があります。

 余裕がある方は必ずリアルタイムでごらんになった方がいいと思います。

 きのうは大変な蒸し暑さでした。その割りにゆっくり眠れたので、けさは久しぶりに散歩を楽しみました。血液の循環が良くなりますから、暑さ(気温差)にも強くなると思います。これを習慣づけて、残り42日間を完走します。

 食が細って夏バテしやすい方におすすめなのは、漬け物丼です。どんぶり飯の上に漬け物をちょこっと載せて食べます。漬け物の塩分にひかれて、箸が進みます。どんぶりにご飯を入れると、目の錯覚で、多い量のご飯(炭水化物)を吸収することができます。

 自民党最大派閥の町村会長が1日400軒の戸別訪問をしていて、2万歩歩いている、と読売3面に載っていました。「町村です。後援会に入っていただけませんか」と言って訪問しているようです。個人宅の少人数のミニ集会「お茶の間懇談会」も頻繁にやっているようです。町村さんはラグビーをやっていましたが、意外と脚が細いです。とはいえ、継続は力なり、1日20000回両脚を交差させると、それが習慣になり、夏バテせずに完走できるのでしょう。北海道5区には民主党から小林千代美さんが立候補する予定です。

 読売3面には長崎2区の福田衣里子さんも載っていますよ。現職は自民党の久間元防衛大臣。

 自民党第2派閥会長の津島元厚生大臣が青森1区の立候補を断念しました。この選挙区は民主党現職・横山北斗(よこやま・ほくと)さんが昨年10月の民主党調査で11・1~12・0%リード、自民党調査で8・9%リードしていました。3月の雑誌「タイム」がに「現存する“もっとも自民党的な政治家”である小沢一郎が自民党政治を終わらせようとしている」ことを「小沢のパラドックス(逆説)」と名付けていました。青森1区では「小沢一郎政治塾」出身で小沢一番弟子である横山北斗さんが、かつて小沢さんが所属した派閥の会長を前哨戦で寄り切ったことになり、まさに小沢のパラドックスが起きた感じがします。ただし、8・9%~12・0%リードというのは、「横山VS津島」の対決構図での調査です。公示(立候補届出)は8月18日とはるか先なのですから、それまでに自民党が青森1区にすごい候補、たとえば長嶋シゲオとか、そういう人を立てたら、横山さんがうっちゃり負けをくらう可能性もあります。この状態で8月30日まで緊張を持続しなければいけない横山陣営は大変です。
参考)
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/6e08a7a5691aaa3f328ff81ab187960c#comment-list

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/8e3ea262ff5e7d83147e28b61f9ab64b

 日経新聞2面に次のような記事がありました。
(抜粋引用はじめ)
 鳩山氏は最近の遊説で、緊張と高揚感を隠さない。
 「最近、表情が硬いですね。もっと笑ってください」。今月、民主党本部で鳩山氏と面会した連合幹部はこんな助言をした。鳩山氏は「いや、笑っているんですけどね」と苦笑い。連合幹部は「次期首相候補としての重圧が影響しているのではないか」と、鳩山氏の表情の変化について話す。
(抜粋引用おわり)

 昨日の津島会長は満面の笑みで緊張感から解き放たれた開放感にあふれていました。この引退劇が、青森1区及び全300選挙区に与える影響は現時点では不明。選挙区外の人間からすれば、「8月30日に決着を見たかった」という無念はあります。

 ここ数日「選挙情勢」というキーワード検索での当ブログへの来訪が激増しています。情勢とは主権者が作り出すものですから、情勢はあなたの心の中にあります…と言いたいところですが、やはり気になるよね(^^;)

 全体の議席数ですが、現時点で民主党が200~215議席、自民党が160~190議席で公明党と足して205~220議席ぐらいとみるのが妥当な気もします。

 ところで「早ければ解散日にも発表される」という一部報道がある東京12区の民主党候補者ですが、擁立が遅れる可能性が高まっているようです。全国の民主党員・サポーターにお願いしたいのは、東京12区に関して、あまり関心を引っ張らないようにしていただいた方が「政党としての危機管理」としては良さそうな気配です。まずは「自分の選挙区」です。気持ちは分かりますが、まずは足元からしっかり確実に8月30日へ前進しましょう。

逆風自民、大物もドブ板…いざ衆院選(1)(読売新聞) - goo ニュース

 「町村です。後援会に入っていただけませんか」

 自民党の最大派閥、町村派の会長を務める町村信孝(64)は玄関先で深々と頭を下げた。

 首相候補にも名前が挙がり始めた町村だが、福田内閣退陣で官房長官を辞めた昨年秋からは、地元の北海道5区で「どぶ板」の活動に力を入れている。麻生内閣の支持率の低下に連れ、活動にも熱がこもってきた。土日はほぼ地元に戻り、1日400軒を目標に、町内会長らの案内で住宅街を回り続ける。町村の携帯電話に内蔵された歩数計の数字は連日、2万歩を超える。

 19日は札幌市のベッドタウンの江別市と北広島市で、雨の降りしきる住宅街を回った。「お茶の間懇談会」と名付けて個人宅に少人数の住民を集め、ひざ詰めで政策を語り続けた。(後略)

NIKKEI NET(日経ネット):政治ニュース-政策、国会など政治関連から行政ニュースまで

民主・鳩山氏、遊説に奔走 「政権を」緊張と高揚

 民主党の鳩山由紀夫代表は衆院選の候補者を応援するため、全国を奔走している。18日には香川、徳島両県、19日には沖縄県に入り、20日には神奈川県の新人候補者の応援などに回る。自民党内からも批判を浴びて苦しむ麻生太郎首相を意識し「党首力の勝負を求めたい」と訴えている。

 「政権交代を求めるのか、求めないのか。わかりやすい選択の選挙が目の前にある」。鳩山氏は最近の遊説で、緊張と高揚感を隠さない。「最近、表情が硬いですね。もっと笑ってください」。今月、民主党本部で鳩山氏と面会した連合幹部はこんな助言をした。鳩山氏は「いや、笑ってるんですけどね」と苦笑い。連合幹部は「次期首相候補としての重圧が影響しているのではないか」と、鳩山氏の表情の変化について話す。(09:11)



町村信孝 津島雄二

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民主党の予算勉強会のようす

2009年07月19日 22時07分00秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
民主党の予算勉強会のようす



 2009年度第1次補正予算に盛り込まれてしまった「基金」のうち、最高額の7000億円の基金について。厚労省と同省の天下り団体からのヒアリングのようすです。 この7000億円は3年間で使うことになっていますが、すでに団体側に全額渡っていると思います。政権交代したら、大臣命令で執行停止→残額の国庫への返納を請求→国会に再補正(減額補正)予算案を提出・成立させてほしいですね。この動画をあらためて見ると、私は民主党には十分、政権担当能力があると感じますが、あなたはどう感じますか?
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解説動画)農業者戸別所得補償のしくみ 発案者の篠原孝・前ネクスト農相

2009年07月18日 22時14分27秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 第21回参院選「逆転の夏」の地方部での民主党大躍進はマニフェスト「3つの約束」の一つ、農業者戸別所得補償制度であったことは間違いありません。

 農業1兆円→第1次産業全体(農・林・水産・畜産・酪農業)で1・5兆円とパワーアップして、第45回衆院選マニフェストにも盛り込む見込みです。

 日本に稲が伝来し、お米をつくる定住型で生活できるようになり、ムラができ、日本という国ができました。農業とはすなわち政治です。農業者戸別所得補償制度(直接支払い)の仕組みをしっかりと理解するのはカンタンではないかもしれません。

 私はこのブログを始めた2年前は、「用水路がないのにお米が作れるんですか?」と群馬の人に質問して「東京の人ってそういうこと知らないんですね!」と驚かれました。2007年7月25日の小沢一郎さんの富山県・越中八尾での演説を聞いてからは「にわか農政ジャーナリスト」を自称し、不完全ながらも分からないなりに、がむしゃらに勉強してきたのは私にとって大きな収穫となりました。

 もうすぐ衆院解散。前ネクスト農相の篠原孝さんの解説動画を農業者戸別所得補償のおさらいに活用して頂ければ幸いです。

篠原孝さんによる解説
   ①



   ↓②
  


   ↓③




東京財団のセミナーでの講演
民主党の農業者戸別所得補償 (篠原 孝/衆議院議員)
【当ブログ内エントリーから抜粋して引用】

◎ねらいは農協はずしの「農民分権」だった!篠原孝さん 長野1区

2008年09月23日 05時00分00秒

 民主党の「農業者戸別所得補償」の真の狙いが、国→農業者(農家、農民)へお金が流れていくプロセスから農協(JA、全農、農業協同組合)を外して、農業者の自由を高める”農民分権”だということが初めて明らかになりました。

 戸別所得補償(直接支払い)制度の日本での発案者である篠原孝前ネクスト農相が長野市内で当ブログの取材に答えましました。

 これまで戸別所得補償について自民党は「バラマキだ」という批判を繰り返してきましたが、農業予算の一部、1兆円を組み替えて、国→自治体→農業者というスムーズなお金の流れをつくることで、農協・JAバンクの影響力が低下することを自民党が恐れて批判を繰り返していた実態が浮き彫りになりました。

 自民党農政は、

 国→県→市町村→農協→
農業者
        ↓
         →農業土木者

 という風にお金を流していますが、

 民主党農政では、

 国→県→市町村→農業者 →農協
              ↓
               →農業土木者

 という流れに変わります。農業者主権の農政に変わることは一目瞭然です。

(質問)農業者戸別所得補償制度は篠原さんの発案だとされていますが?

 「私が考えた訳じゃなくて、OECD(経済協力開発機構)の経済学者たちが考えてやり出したんです。欧州ではとっくの昔からやっています。それを日本にも導入した方がいいんじゃないかと言ったのは私です」

 農業者戸別所得補償制度は先進国クラブといわれるOECD加盟国の中で、「いまだに導入していないのは日本だけです」

 欧州(EU)が雪崩を打って農業者戸別所得補償を取り入れたのはWTO(世界貿易機関)の交渉(ウルグアイ・ラウンド)の必要性からだったそうです。

 「国の農林水産予算の3兆円のうちの1兆円を捻出して農業者戸別所得補償に回しましょう。だから農林水産予算の中で財源はあるんです。
 お金の流れを変えるんです。そのときに、(現状は)農家に補助金と言っても、

 農家のところになんか全然入っていない。

 途中の農協、土建屋、資材会社に行っている。

 それを農家に直接行くようにして、農家が基盤整備に使っても良いし、田んぼからぶどうに(転作)するのに使っても良い」

 さらに言えば、「もう農業はやめた!」と言って遊んじゃってもいいそうです。もちろん農業をやめたわけですから、翌年以降はもらえないでしょうが、新生活の足しにしてもいいというわけです。

 民主党提出の農業者戸別所得補償法案は第168臨時国会で参院可決、第169通常国会で衆院で否決・廃案となりました。
 (質問)「(農協を)外すということですか?」

 「ええ。でも農協にもメリットがあるんですよ。農家が何に使ったっていいんですから。

 農家の自由なんですから。農協からどんどん資材を買ったっていいんです。何に使ったっていいんです」

 「それが、これまでの補助金は、ふたがはめられて、『これじゃないと使っちゃいけない』という補助金だった」

 「地方分権ならぬ農民分権だと考えています」
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森山浩行演説「日本のムダ遣いの大掃除」北側一雄さんと対決

2009年07月18日 12時08分36秒 | 森山浩行 大阪16区
森山浩行演説「日本のムダ遣いの大掃除」北側一雄さんと対決

 大阪16区の情勢。

 昨年8月31日の調査では、森山さんの推定得票率は41・8%で北側一雄さんに2・9%ビハインドでした。この選挙区には日本共産党公認候補も立っています。(現在は幸福実現党も擁立)。10月5日の調査では、民主党支持率31%、自民党支持率30%、公明党支持率が21%。無党派の投票先は「民主党候補」が46%、「公明党候補」が37%。森山さんの推定得票率は40・2%で、9・6%ビハインド。10月15・16日の自民党調査では、「与党候補」が35・96%、「野党候補」が30・80%。同月25・26日の再調査では、「与党候補」が34・60%、「野党候補」が25・63%。年が明けて5月下旬の民主党調査では、4~8%リードしたもようです。

 いずれにしろ、最後まで目が離せない戦いです。
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【解散引き延ばし】「もういい加減にしろ」→主権者も同じ気持ちと確認 安住淳さん(宮城5区)

2009年07月17日 23時30分00秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 2007年8月の第167臨時国会から2年間にわたり「ねじれ国会」の国対委員長代理という激務をつとめあげようとしている安住淳(宮城5区)さん。

 「7月21日解散」の日程が正式に決まった17日付メールマガジンで、「私は、当事者として、去年の10月から延々と解散を先延ばしされてきた。もういい加減にしろという気持ちであった」としたうえで、「街の声を聞くと、有権者の方々も、同じ気持ちであったことが改めてよくわかった」と実感したとの感想を示しました。

参考エントリー)「弱虫太郎の解散先送りは選挙情勢悪化のせいだ」安住淳さんが分析2008年10月31日付

 宮城5区が小選挙区になってから4戦全勝、前回の郵政選挙でも宮城県唯一の議席を得票率過半数(50・4%)で守った頼れるアニキ。

 「いよいよ決着をつける時がきた。政権交代に向けて命がけの戦いを何がなんでも勝ち抜く決意だ」と宣言しました。

 前にも書きましたが、人から聞いた話ですので事実関係に相違があるかもしれませんが、安住さんには武勇伝があります。

 遊説会場に向かっていた安住さんの街宣車が“道路封鎖”にあったことがあるそうです。安住さんの対抗馬を応援している漁協員が演説会場につながる道を“通せんぼ”して、候補者の演説会場入りを妨害しました。道路をあきらめた安住さんは、急きょ船を借り、港から演説会場に上陸し、演説会を成功させたそうです。この出来事は有名になり、「安住というのは若いけど、本気だ」という情報が広がり、安住さんの勢いが高まったそうです。このとき“封鎖”にあたった漁協員、まあ組織の命令で嫌々行動した人もいるでしょうが、このメンバーからも安住ファンが生まれたといわれています。

 民主党としても、安住さんの小選挙区勝ち上がりは計算済み。いわば、イチローが3割を打つような感覚でしょうが、それは「当たり前」のことでしょうか? 世の中でイチバン難しいことは当たり前のことを当たり前にやることです。党本部からの選挙資金は「当落線上選挙区>テッパン選挙区」ですから、ほとんど来ないでしょう。応援弁士も有名どころは来ないでしょう。そして、「勝って当たり前」として注目選挙区にはならず、TV・雑誌の取材も来ない。その中で勝ち抜くのは大変なことです。

 前線隊長として「補給艦の引き上げ」「ガソリン値下げ」など連戦連勝だった国会議事堂をしばし離れ、地元での戦うアニキ。命がけの態度をしっかりと見せつけて、若手の模範となるだけでなく、主権者が持つ「政権交代への漠然とした不安」を払拭してください。アニキの2009年夏・第45回衆院選。
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民主党、両院議員総会開催を決定 自民党の「懇談会」より30分早く

2009年07月17日 17時04分39秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
[写真]民主党の古賀一成さん

 民主党は21日午前11時から両院議員総会を開くことを決めました。

 自民党は午前11時半から両院議員懇談会を開きます。これは非公式かつ非公開のものです。が、民主党はこれより30分早く公式・公開の両院議員総会を開くことになりました。両院議員総会の会長は古賀一成さん(福岡6区)、副会長は工藤堅太郎さん(参院比例)です。古賀さんは小選挙区で自民党の鳩山元総務相から議席の奪い返しを狙います。

 7月21日午後1時5分過ぎの衆議院解散と同時に、第171通常国会は閉幕しますので、国民の信を仰ぐ8月30日の第45回総選挙の前に国会議員全員が東京に集まるのは7月21日が最後になります。

 民主党両院議員総会は通常国会を総括し、衆院選に向けた団結を確認します。自民党と違って「総裁選前倒し」「自発的な辞任」といった意見は出ない見通しです。
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鳩山代表「自民党の皆さん、正気に戻ってください」

2009年07月17日 15時30分56秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 民主党代表の鳩山由紀夫さんは7月17日付メールマガジン「はあとめーる」の中で、「自民党の皆さん、憲政の常道を歩むべく、正気に戻ってください。二大政党の一翼として。政策で戦おうではありませんか」と呼びかけました。

 政策で戦おうというのは、第45回衆院選をマニフェスト対決に持ち込みたいという考えが感じられます。また第45回衆院選マニフェストの出来映えへの自信も感じられます。「マニフェスト」という言葉を日本に持ち込んだのは、2003年の第43回衆院選の民主党です。6月の読売・早大調査でも第45回衆院選の投票先を決める際に重視する項目について、「政党の政権公約(マニフェスト)」と答えた人は56%とトップになっており、他の世論調査ではもっと大きな割合を占めている場合もあります。

 鳩山さんが前回代表としてのぞんだのは2000年第42回衆院選ですが、この時は当時の森首相(自民党総裁)の「神の国」発言をとらえて、「これは神の国解散だ」として首相の資質を問う総選挙だという構図を設定しましたが、これは大間違いです。なぜなら失言であろうと、自民党総裁の言葉を使っている以上は、自民党の土俵で戦っていることになります。

 マニフェスト総選挙という構図に持ち込めば、これは民主党用語ですから、ホームグラウンドで戦えることになります。

 鳩山さんはメルマガで「私どもの分析では、前回大敗を喫した大都市圏は未だに強くありません。やはり今回の衆議院選も大都市圏の帰趨が政権交代のカギを握ると思われます」と指摘しました。

 私の試算でも、都議選の風があっても、東京は9勝16敗です。現時点でも政権交代の可能性は5分5分というところだと思います。
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解散後もミニ集会を継続 中学校区完全制覇へ 大阪16区の森山浩行

2009年07月17日 12時38分08秒 | 森山浩行 大阪16区

 7月21日解散~8月18日公示の前哨戦をどう戦うか、頭を悩ませている総支部も多いでしょう。

 今回の民主党新人は、サラリーマン、脱藩官僚、中小企業創業社長ら頼もしい布陣ですが、選挙は初陣という人も多いです。

 この中で38歳ながら、堺市議、大阪府議、堺市長選(次々点)と3度の選挙を闘っている森山浩行さん(大阪16区)は4月の日常活動で続けてきた選挙区内全中学校区16会場の座談会(ミニ集会)を完走する構えのようです。8月2日の日曜日まで泰然自若、日曜日にあわせて、その中学校区での街頭宣伝活動などを強化。しめ切りがありますから、スタッフ、物資を“集中投下”して、「北側一雄→森山浩行」の流れを加速します。

 しっかりと自信を持って活動する。“僕のカリスマ”はダンプカーのように決戦の夏に向かいます。8月30日まで、あと47日間(きょうと投票日を含む)です。

 民主党総支部長の半分以上はしっかり日常活動をしてきました。国会が解散されても、奇をてらう必要はないでしょう。してなかった人は・・・すいません、僕あんまり興味ないんで、自分たちで頑張ってね。

(引用はじめ)

 http://archive.mag2.com/0000055347/index.html

いよいよ、決戦の夏です。
原点を見つめながら力いっぱい走りぬきます。

●自転車&座談会●
16区全域を校区ごとに自転車街宣を一週間と
週末の座談会をセットに4月から活動してきましたが、
8月2日の日曜日できめ細かく1周が終わります。

この間、たくさんの新しい出会いをいただきました。
もちろん、宿題もいただいているので
実現に向けて力を尽くしたいと思います。

19日は英彰・湊西。
25日は百舌鳥(百舌鳥八幡宮)。
 2日は安井・東三国丘。
※日時・会場は事務所までお問い合わせください。

(引用おわり)
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参議院議長が「異常のオンパレード」と憲政を批判

2009年07月17日 10時57分24秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 16日付夕刊各紙に載った両院議員総会の署名をした衆院議員一覧のうち、第45回総選挙での当選が安泰なのは3人、多く見積もっても5人です。そのうちの一人の党副幹事長はさっそく「こんなつもりじゃなかった」として署名引き下げに言及していました。

 良識の府、参議院議長の江田五月さん。僕のこのブログは2007年8月4日の江田参院議長誕生の記事からスタートしました。政権交代はスタートですが、僕のブログでは政権交代がゴールになります。

 その江田議長が7月16日のメールマガジンで現在の政権政党を「異常のオンパレード」と異例の批判をしました。

江田五月 メールマガジン 第879号   2009年7月16日
               http://www.eda-jp.com/

(引用はじめ)

(1)<ショートコメント>・・・《異常のオンパレード》

 麻生首相の異例の解散予告により、自民党は大混乱となった。解散から投票日まで40日も異例、8月中の投票日も戦後初だ。選挙日程が宣言されゴングが鳴ってから、古賀選対委員長は辞意表明し、所属議員の三分の一以上から両院議員総会開催を求められ、まさに異常事態だ。現職の主要閣僚2人が開催要求署名をしたのには、驚いた。「閣内不一致」どころではない。国民のことは、視野のどこにもない。参議院では麻生首相問責決議案が可決され、国会は事実上閉幕。有権者は、意思表示の機会を一日千秋の思いで待っている。

(引用おわり)
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暑さ対策しました 8つの関節をほぐして、冷水&温水

2009年07月17日 02時00分27秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 「7月21日火曜日解散」は確定的です。

 真夏の40日間の長い選挙戦です。しっかり計画を立てて、備えましょう。

 以下、私は専門家ではありませんが、自己流ということで、このエントリーは断定調で書かせて頂きます、あしからずご了解ください。

【帽子の調達】

 まず、帽子を調達しないといけないですね。太陽光をはじく白系の帽子が基本でしょう。運動会の白組の帽子ってベストですよね、今思うと学校というのも合理的ですね。あるいは麦わら帽子か麻の帽子の軽めのメッシュがいいでしょうか。

 また私が総支部周りをしてその後にホテルにチェックインできるように選んだ泊まりの総支部周り専用カバンを持っているんですが、「黒」なんですよねえ。今ごろ気付いたよ(^^;) お財布と相談ですが、人生最大の選挙ですので、解散前にデパートでしっかり選ぼうと思います。ウチワと扇子は頂き物も含めて、何本壊しても大丈夫(^_-)

【暑さ対策は8つの関節】

  きのう(16日)は民主党内では大きな動きはなさそうなので、半日かけてスポーツクラブでみっちり暑さ対策をしてきました。今から鍛えても35歳の体で体力(筋力)向上というのはさほどのぞめません。持てる体力の中で、体温調節能力を引き出してきました。

 暑さ(気温差)に強くなるには、関節周りの筋をほぐすことです。関節周りの筋をほぐすと血流が良くなるので、体全体を血液・体液がスムーズに流れますから、体温調節の能力がアップします。毛細血管を通じて老廃物の回収がスムーズになりますから、早くオシッコになって体から出て行き、疲れがとれます。

 体温調節に強い関節はどこでしょう。上から順に

 ①首筋
 ②脇の下
 ③股関節の鼠径部(そけいぶ)=足の付け根の内側
 ④膝裏

 の4カ所、左右バランス良く8カ所でしょう。

 朝と寝る前の自宅や主権者に目立たない場所で、ストレッチ。なかでも膝をしっかりと一直線に伸ばすのは必ず毎日やった方がいいですよ。

 運動の基本ですが、まずはしっかりストレッチ。きょうは肩周りの筋を軽くトレーニングしました。

 その後、プールでしっかりと太股を上げてウォーキング。これは③股関節のストレッチに最適。調子が出てきたら、クロール。これで①②の肩周りを伸ばしました。膝裏周りの筋のストレッチが物足りなく感じたので、ビート板を使って、膝周りの筋の伸縮を意識しながらバタ足。

 この間も頻繁にプールサイドに上がったり、温水ジャグジーに浸かったり、ミストサウナに入ったり、テラスに出たりして、関節周りの環境をどんどん変えて、体温調節能力を高めます。

 プールから出ると、サウナで体を温めたうえで、冷水風呂にドボン。もちろん、下から、④膝裏→③太股の付け根(内側)→②脇の下→そして頭の天頂(これも大事)を左右まんべんなく冷水をかけて、関節力を高めます。

 プールを出て外気に触れた時には体温調整力が上がったことを肌で感じます。もちろん帰宅直後、就寝前にも自宅で膝を伸ばしたり、肩周りの筋をほぐすなどストレッチ。

【シャワー】

 プールは時間がないという人が多いでしょうが、お風呂に入った時に冷水シャワーをさきの8つの関節にしっかりやるといいです。そして、温水シャワーと交互に数回やると交感神経が冴えます。必ず左右対称にやってください。湯船で足裏をもんだり、くるぶしより下にある「むくみのつぼ」を押してやるのもいいでしょう。

 それと、お風呂から上がった後のドライヤーマッサージも案外、効果がありますね。

 ところで、この8つの関節が体温調整力が高いのはなぜかというと、血管が集中しているから。暑さ対策は、血流対策ともいえるのかな。

【応援弁士に“つめしぼ”は不要?】

 遊説部隊には、頻繁に冷たいペットボトルの補給があるでしょう。さっそく飲みたいでしょうが、ペットボトルを使って、首筋、脇の下を冷やしてリフレッシュ。

 中央から応援弁士を迎える時には、「先生、冷たいおしぼりをどうぞ」と言いたいところですが、ちょっと待った! 屋外遊説を続ける場合は冷たいタオルだと、すぐにぬるいタオルになります。ぬるいタオルをポケットにつっこんでいるとかえって疲れます。応援弁士にはまずは乾いたタオルをプレゼント。これなら、お尻のポケットに突っ込みながら遊説すればいいです。

 そうやって、少し動員もかけた駅前街頭演説会のときに、事務所から先乗りしていたスタッフが、バケツで冷やしたタオルを応援弁士や遊説隊員に次々渡して、その場でリフレッシュすれば、身も心も爽快です。

【暑さには睡眠、「早く帰れ!」カレンダーを事務所に】

 
 [写真]睡眠時間を確保する「早く帰れカレンダー」

 このように「8月30日投票日」を丸で囲み、「残り○日」と強調したカレンダー(内部文書)を選挙事務所に貼りましょう。このカレンダーの狙いは何でしょう?「投票日に向けて気合いを入れるため?」違います。夜は早く選挙事務所を引き上げて帰宅しましょうと、事務所に集った支持者の方々にやんわりと指図するカレンダーです。

 たとえば、上記の写真は公示翌日8月19日の午後8時半を想定したカレンダーです。公職選挙法上、屋外でのマイクロフォン使用は午後8時までです。ですから、午後8時半までには遊説部隊が選挙事務所に帰りますから、事務所内にいる全員が立ち上げり、拍手と大歓声で迎えましょう。

 この後、遊説部隊会議→選対会議と進みます。また公職選挙法上、事務所内での茶菓の提供は問題ありませんから、コアメンバーがお菓子をつまみながら、「どうかね戦況は?」という話に花が咲きます。選挙とはおよそ情報戦、こうやって集まるまちの反応や相手陣営の情報は重要です。

 とはいえ、高揚感から午後9時半になっても歓談が止まないときは、「早く帰れカレンダー」にもう一本斜線を入れ、「×」印にし、「あと10日」という内部掲示文書を貼り、「あー、あと10日間しかないんだあ~!」とひとりごとを言いましょう。この帰れプレッシャーで、残務があるスタッフ以外は帰ります。

 自宅での睡眠時間を長めに摂るのがイチバンの夏バテ対策です、だなんて当たり前すぎて言うまでもないことですよね。

 それに、支持者の方に、友人・知人へ電話やメールをしてもらうんだったら、午後9時半帰宅でギリギリですよ。選挙事務所で「情勢がどうした」「本町1丁目の佐藤がこっちにひっくり返ったぞ」としゃべりまくるオッサンが案外と友人・知人に働きかけてくれていないことはよくあります。

 私の経験では、ラターシュのように夜遅くまで家の外でお酒を飲んでいるような人間は尊敬されないし、朝遅いというだけで情報戦に負ける公算が高い。このような選挙戦の足手まといはやんわり排除すべきです。選挙とは現代における「戦い」です。「俺は民主党支持の主権者だ!」と叫んでも、それは主権者としての権利の乱用、巻き添えになったらたまりません。
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【訃報】前民主党参院議員、佐藤道夫さん 享年76 東京地検鬼検事→民主党と河村名古屋市長を育てる

2009年07月16日 05時40分14秒 | その他


[写真]前民主党参院議員の佐藤道夫さん(1932-2009)

 前民主党・新緑風会参院議員で元党倫理委員長の佐藤道夫(さとう・みちお)さんがきのう(15日)、横浜市内の病院で亡くなったそうです。享年76。16日付朝日新聞朝刊が伝えています。葬儀などの日取りは未定とのことですから、夕刊各紙でご確認ください。2004年発足の岡田執行部で党倫理委員長を務めました。

 佐藤道夫さんは東京地検特捜部検事として、「外務省機密公電漏洩事件(西山記者事件)」の際、毎日新聞記者(男性)と外務省事務官(女性)との関係について、起訴状に「ひそかに情を通じ」という一文を入れて、世論を逆転させ、毎日新聞社を倒産に追い込むという大ヒットを打ちました。私はこういう鋭い人が大好きです。

 とはいえ、幹部になっても毎年のように転勤する検察官に疲れたのでしょうか、佐藤さんは札幌高等検察庁検事長だった1995年夏の第17回参院選に出馬し、驚かせました。トップさんや青島さんでおなじみの「第二院クラブ(二院クラブ)」から全国比例で初当選しました。

 
 [写真]佐藤道夫参院議員(民主党・新緑風会)

 1998年~2001年にかけて二院クラブ党首(代表)をつとめましたが、2001年の第19回参院選の前月に民主党・新緑風会に移籍。スポーツ平和党の江本孟紀参院議員の民主党結党参画に続き、ミニ政党→民主党合流の流れを不動のもとし、翌年には同じくミニ政党の自由党が民主党に合流することになりました。 

 2002年3月4日の参院予算委員会では自民党衆院議員(当時)から圧力を受けたNGO代表者への参考人質疑が行われました。民主党参院議員として質問に立った佐藤さんは参考人にこう呼びかけ、質問を締めくくりました。

 「そして、最後は、手に余るようならば、やっぱりこれは刑事告発も考えていかなければならないことで、
 いささかの不正も許されないことだけは確かであります

 「どうかそういうことで今後のNGOの新しい歩みということを考えてもらいたい。
 今や二十一世紀ですから、
 今までと同じ、そんなことで通る時代ではないと思います
。以上をもちまして、私の質問は終わります。(拍手)」

 著書『検事調書の余白』は1996年にNHKでドラマ化されました。記者から「参院議員になったので、次は『議事録の余白』ですか?」と質問されると、「国会はなんて非能率、非民主的なところだと実感した」「あそこにヒューマニズムなんてないからな」と答えました(1996年1月4日朝日新聞夕刊3面「ラウンジ」)。

 民主党員として過ごした6年間、当時は衆院議員だった河村たかし名古屋市長にこういう風に言っていたそうです。
 「あんたが代表選に出る時には、推薦人にはワシの名前を自由に使っていいぞ。一々、電話してこんでも使っていいぞ」。(なお、佐藤さんは仙台市出身ですが、この話は河村さんから聞いたので、少し河村弁が混じっています)。

 河村たかし代表候補の推薦状についぞ「佐藤道夫」の名が連なることはありませんでしたが、河村さんが佐藤先生に「なんで、僕のことをそんなに買ってくれるんですか?」と尋ねたら、ただ一言こう答えたそうです。

 「 何か知らんけど、ワシ、あんたのこと好きや 
 参議院議員のあるべき姿です。
 心よりご冥福をお祈りします。

asahi.com(朝日新聞社):元札幌高検検事長・元参院議員の佐藤道夫さん死去 - おくやみ・訃報

 元札幌高検検事長で元参院議員の佐藤道夫(さとう・みちお)さんが、15日亡くなった。76歳だった。

 次男の明夫さんによると、同日午後、横浜市内の病院で死去したという。葬儀の日取りなどは未定。

 仙台市出身で、東北大法学部を卒業後、検事に任官。東京地検時代に外務省機密漏洩(ろうえい)事件を担当し、「ひそかに情を通じ」と異例の表現で起訴状を書いたことで知られる。検事を退官後、95年の参院選で二院クラブから初当選し、98~01年に代表を務めた。01年の参院選で民主党に移った。07年の政界引退後は弁護士として活動していた。

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衆院選東京は「9勝16敗」では? 朝日、都議選得票率ねつ造?

2009年07月15日 11時16分27秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 まあ、そんなに悪質な話ではないんですが、「朝日ねつ造」と見出しを取ると、アクセス数が増えるので、こんな見出しにしてみました。

 朝日に限らず、12日の都議選の各党の得票率を小選挙区にシミュレーションしています。この朝日の記事では、東京都内25小選挙区について、「民主、全選挙区で優勢」(東京21区は民主党推薦無所属都議含む)となっていますが、よく見てみるとおかしいですね。





 これは民主党と自民党の数字の比較です。これはおかしい。小選挙区を見渡すのなら、「自民党公認・公明党推薦」(12区は公明党公認・自民党推薦)なのですから、自民党の得票率に公明党の得票率を上乗せしなければ、数字として意味がありません。

 もちろん、社民党の得票率も民主党に上乗せしなければいけません。

 ちょっと手で計算してみました。



 このように自民党+公明党では、小選挙区の東京1区、12区~17区、24区では自公が民主党を上回ります。東京3区、4区では同数です。また5区、6区、8区、11区、23区、25区では1~3ポイントしかリードしていません。

 これで行くと、

 民主党公認・推薦は9勝~15勝~17勝
             16敗~10敗~8敗

 ということになり、民主党(8区は社民党、11区は新党日本、12区は現在空白)と自民党(12区は公明党)は五分五分でしかありません。

 このような数字で喜んではいけません。やはり東京は弱い。7区(長妻昭)、18区(菅直人)、19区(末松義規)、22区(山花郁夫=元)は組織の強さを見せつけましたが、総選挙は47日後ですから、何があるか分かりません。

 とくに過去の情勢分析で1回も自民党現職を上回っていない「東京13区~17区の荒川以東の5つの下町選挙区」では、すべて6ポイント~10ポイント負けています。「やっと背中が見えてきた」程度で、この5選挙区はやはり引き続き厳しい。太田昭宏・公明党代表の12区にいたっては、組織としては数%ビハインドで、大いに出遅れたうえで「現時点で名無しの候補者」を押し上げるきつい戦いです。

 昨年10月の解散報道には、多くの総支部・スタッフが騙されました。かくいう私もその一人です。

 人間というのは、なぜだかうれしい情報は信じて、うれしくない情報は信じないようです。

 選挙戦とはすなわち情報戦です。私は第45回衆院選は一つの選挙事務所にフルタイムで入らずに、全国の情報に目を光らせていきますから、しっかり空から300選挙区を俯瞰して、気付いたことがあれば適宜お伝えしていきます。

 選挙戦は残り47日間です。ところで、私はかねがね、投票日も選挙戦だと考えていますので、残り47日間には今日と投票日を含んで計算していきますので、ご了解ください。

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