【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【岡田克也】「岸田総理は国民の怒りに早く気付いた方がいい」「信じられないほどグズグズ」政治改革規正法改正の骨子をめぐって

2024年05月21日 20時01分08秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]岡田克也さん、きょねん4月、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の岡田克也幹事長はきょう(2024年5月21日)の記者会見で、あすから審議が始まる政治資金規正法改正案の自民党案について「極めて不十分で、そもそもずいぶん時間をかけてきたわけですね。本来自分たちはその原因を作り出したとの自覚があれば、もっと早く対応すべきだったと思いますが、信じられないほどグズグズしてたと。いうことは言えると思います特別委員会ができてからも、もう1ヶ月経ってようやく案が出てきた。しかもその中身が極めて限定的であり、そしていい加減だということに私は怒りを覚えるところです。総理はいろいろと予算委員会説明されていましたが、本気で有効な案だと考えておられたとても思えません。いかに抜けが多いかということは明らかであり、そして私、以前から言うんですが裏金の問題もひどい話だけれども、それで皆さんが怒ってるのは、それ以上にそれ以降の岸田総理の対応、事実を明らかにしないことに国民の怒りが来ていることに総理は早く気づかれた方がいいと思います」と批判しました。

 以上です。

晴耕雨読の農業者がペーパーを作成しなければ罰金をかける農業増産命令法案が委員会通過、転用後に定時報告の農地法改正案も

2024年05月21日 19時53分18秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 半年余り交際していた教師とさきごろ関係を解消したのですが、共通の友人男女4人で話した際に「私は農地は人間より長く生きるし、機械は人間より生産性が高いから、投資は農地や機械にすべきだと考えており、人間への投資すなわち教育は必要ない社会が理想だと考えている」と話して、1日以上たってから、あれから考えて、価値観が絶対に会わないから解消しましょうと書かれて、私もそうしました。もう50歳になってから、機械と農地は人間より優先すべきだとの価値観は変わりようがないです。写真は、東京駅の皇居側。現職で暗殺された3首相のうち2首相はここ(駅構内内側)で刺されたり撃たれたりしました。JRでも都でもなく、三菱地所の所有地だと思いますが、警備員さんがいない。防犯カメラなどの機械化で24時間最低限の人数で室内から監視しているのでしょう。私は当選3回以上の現職国会議員しか人間とみなせない世界観を持ってしまいましたが、有権者は人間です。人間から票を得るために、与野党とも教育無償化と絶叫する人間たちのエレジー(哀歌)をいつものようにお得意の面従腹背で取材し報道し続けます。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年5月21日(火)】
 ちょうどけさ、読売・日経等が京大iPS研究所が画期的な成果を上げたとし不妊治療などで法制化が必要かもしれないとの観測を報じましたが、上程された「再生医療安全性確保法などを改正する法律案」(213閣法41号)が可決し、参議院に送られました。

 2年連続の改正となった「入管難民法改正2法案」(213閣法58号・59号)が可決しました。なお、立憲が単独で提出した「対案」(213衆法10号)も「否決すべきものと決した」との法務委員長の審査結果とともに上程され、賛成少数で否決し、廃案となりました。
 日独伊三国同盟破綻後初めてとなる「日独ACSA物品役務相互融通協定の承認案」(213条約2号)が承認されました。
 「日本・クロアチア航空協定」(213条約6号)が承認されました。何度も書いてますが、きょねんの第211回国会に「提出予定議案」としつつ提出できず、ことしの提出となりました。
 「日本・オーストリア社会保障協定」(213条約7号)が承認されました。
 「日本・ブラジル刑事共助協定」(213条約8号)が承認されました。外務、防衛両省の議案は当初会期内にはまるかもしれません。
 動産担保融資を拡張する「事業性融資の推進等に関する法律案」(213閣法57号)が可決し、参議院に送られました。

【衆・農林水産委】
 食料増産命令を出す「食料供給困難危機事態対処法案」(213閣法27号)について、立憲民主党と有志の会が共同で「刑事罰から行政罰への引き下げ」る修正案を提出しましたが、否決され、政府原案が可決しました。
 「農地法など改正案」(213閣法28号)「スマート農業推進法案」(213閣法48号)も可決しました。

【衆・総務委】
 「地方自治法改正案」(213閣法31号)の参考人質疑。後述を含めてきょうは衆参4委員会で17人の参考人が登場しましたが、知事さん一人しか私は知りませんでした。中央公論など「論壇」が崩れ去ったのだと思います。朝日新聞は「准教授のカタログ」としか思えず、昔は偉そうにしていた正社員記者たちを軽蔑しています。

【衆・国土交通委】
 「建設業法など改正案」(213閣法51号)の参考人質疑。

●衆議院はこのほか、議院運営委員会と政治改革特別・拉致特別・政治倫理審査の理事懇談会を開きました。

【参・内閣委】
 「こども子育て支援法改正案」(213閣法22号)を加藤鮎子大臣が説明し、審議がありました。社会保険料引き上げの世論が再燃するというよりも、来月25日の定額の所得・住民税減税で天引き作業が面倒だという報道がなされてきました。
【参・国土交通委】「都市緑地法など改正案」(213閣法18号)を可決すべきだと決めました。
【参・環境委】「資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案」(213閣法60号)を可決すべきだと決めました。
【参・外交防衛委】「国際復興開発銀行の加盟条約の改正」(213条約9号)「欧州復興開発銀行の加盟条約の改正」(213条約10号)「廃棄物のロンドン条約の改正」(213条約11号)が審議入りしました。
【参・厚生労働委】「育児介護休業法改正案」(213閣法26号)の参考人質疑。
【参・経済産業委】「産業競争力強化法などの改正案」(213閣法23号)が趣旨説明されました。
【参・文教科学委】一般質疑。

 以上です。

タイトル変更、30年前の政治改革と違って「自民党の部会は全部朝8時から始まるかのような嘘」をつく議員は減ったか

2024年05月20日 22時42分53秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集

[写真]首相就任パーティー同様に、隠し事があることが明らかだった、岸田文雄候補総裁選当選報告会。

 先週金曜日に、ページビュー数が1000を割る事態が発生したので、タイトルを変更します。「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」から「【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記」に変更します。好調なTikTokのアカウントをまねます。ニュースサイトが粗製乱造で、実績のあるライター、大学教授らが見当違いの政局記事を書き、デスク機能で修正できていない例が多発しています。「論壇」が崩壊した日本です。クオリティーペーパーである「日経新聞」のブランドを打ち出した方が得策だと判断しました。「元日経記者」を終生名乗れる恒久的な権利は、今から19年前に、高橋雄一・元テレビ東京社長、神崎益雄・日経電波本部企画委員を通じて契約しました。

 ところで、フリーランス・独立系の政治ジャーナリストを、私が経済的に潰すような行動をとりがちだとの指摘がありますが、私はそのようなことをしたことはありません。誰が廃業したかの情報を私が認識しているのは、私が信頼されているからその情報を知っているだけです。例えば国税庁・警視庁との関係で気を付けた方がいいと助言することはあっても、国税庁・警視庁を使って潰すような真似は絶対にしたことがありません。

 今国会が1月から「政治改革国会」なのは事実ですが、民法、農政、ACSAの勉強が面倒くさいから、政治改革と言っているようなきらいもあります。30年前の政治改革の「経緯」をしっかりおさえて、今日から議論が本格化します。ところで、政党助成法・政治資金規正法は「公開」であって、理由や入札方法などを説明する責任はありません。これは「永田町・霞が関で税金を扱う人」のなかで、特殊です。例えば、旧民主党では、国政選挙のたびに、電通、博報堂と支出先が変わる傾向がありました。この「闇」は、与党の岡田克也幹事長が改革し、輿石東幹事長も踏襲しましたが、選挙は大敗しました。透明化が基本で、有権者が判断するのが民主主義だという思想は30年経っても健在で、今はインターネットメディアもありますが、現行政規法の住所枝番まで公開もやりすぎなので、基本はしっかりおさえましょう。30年前の政治改革で、私が嫌だったのは若手議員の「自民党は朝8時から部会をやって勉強しているから中選挙区のサービス合戦ではない」とのテレビでの主張に「8時開始、8時半開始、9時開始」を合算して「8時開始」と言っていることの欺瞞に、日経新聞記者になってから気づいたことです。このことを、今から17年前に「自民党のおいしいお水、水にも議員特権がある」という記事にしましたが、あまり伝わらず、トーンポリシングまで浴びる結果となりました。それでも17年間、いまだにブログは続けていますが、言語化できないストレスはやはり言語化することでなく、現実が変わっていくことを確認するしかないのだなというのは、一人の日本人として確信しています。

【衆議院予算委員会 きょう令和6年2024年5月20日(月)】
 集中審議ですが、2時間40分コースという異例の短さとなりました。タイトルも「国内外の諸課題」で、政治改革の文字は落ちました。

 公明党の中川康洋さんは「総理の本気が問われている」と語りました。
 立憲の野田佳彦さんは30年前の政治改革を振り返りつつ、自民党の案を「顔を洗って出直せ」と語りました。落合貴之さんは首相就任パーティーが脱法だったとただし、首相は「地元の政財界の皆様が発起人となって、開催していただいいた純粋な祝賀会であり、法律に従い開催したものであると認識をしております。ただその中で、私の事務所の人間がお手伝いをしたことを巡って、疑いのが向けられていることは極めて不本意なことであります」としました。

 国民の古川元久さんは「今回の裏金事件のような問題が起きた背景には、平成に行われた政治改革が不十分であったり問題があったり」「あのときはきっかけは今回と同じようにリクルート事件などの政治と金を巡るスキャンダルでありました」とし、政党助成法を減額できる仕組みの導入を求めました。

【衆議院決算行政監視委員会】
 「令和2乃至4年度決算承認案」の分科会主査の報告と重点事項審査。

【参議院決算委員会】
 「令和4年度決算承認案」で省庁別審査6日目、外務省、防衛省。

以上です。

立憲民主党まだまだ政権からほど遠い「附帯決議をすれば何でもオッケー」の無責任さ、民法改正法が成立

2024年05月17日 14時43分31秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]早稲田大学鵬志会OBGで初めての「県会議長」、稲垣昭義さん(平成7年卒会=学部は立教大学法学部)が当選6回で三重県議会議長に当選・就任しました、右は筆者、今から9年前の2015年11月撮影。非自民の県会議長は、全国で三重だけですかね。

 「民法」の改正法で、附則に「数年後見直し規定」が入ったのは、平成28年の「女性の再婚禁止期間を6カ月から100日に短縮する」ときだけだったようです。但し、これは、ゲノム鑑定などの科学技術の進歩を配慮したのでしょう。家族・私人の離婚後の親権・こどもの奪取・親子交流に科学技術の進歩は全く関係ありませんから、5年後見直し規定は、国権の最高機関の奢りだと、私は考えます。

 ミスター政治改革羽田孜の「普通の言葉が伝わる政治」を順守してほしい。パー券「20万円超」を「1枚2万円、1企業に10枚」と暗算するのは、「1万2万円」を開催できたことがない野党議員もできる。それは永田町の常識に過ぎません。夏祭りのケチャップたっぷりのアメリカンドッグを食べながら景気を聞くのは国会法第38条「調査研究広報滞在費」に沿うけど、出店で領収書をくださいと依頼するのは世間の常識に反しています。

 事実多忙のようでしょうが、家庭裁判官を増やすべきだという附帯決議をつければ、仕事が終わりだと思って準備している野党議員も、なんらGDPを増やさないパイの中での取り分だけ考えるとインテリに過ぎず、自民党不信でなく政治不信は深刻です。

 残り会期1カ月で、よもやの政治資金規正法改正案が当初会期内での成立が黄色信号がともり始めました。自民党が単独で議員立法を出して、公明党は出さないという政治判断がなされそうですが、綱渡りが続きそうです。「やれ」が9割の世論が呆れて失速するかも。

【参・本会議 きょう令和6年2024年5月17日(金)】
 「こども子育て支援法改正案」(213閣法22号衆議院修正)は先月19日に衆議院を通過してきたので、4週間ぶりに「こども真ん中応援宣言企業のサポーター」「どこでも通園制度」などの懐かしいキーワードが岸田文雄首相、加藤鮎子大臣の口から蒸し返され、参議院での審議がスタートしました。ポイントは社会保険料方式です。世論は「社保料は税ではない」なので、現在失業・療養中の人は社会保険だけで堂々と生活していただきたい。第50回衆院選は、社保料方式、実質賃金マイナスが争点となりそうです。それからこの法案に、その所掌事務を改める条項が一つだけ束ねられている、「こども家庭庁設置法」(令和4年)ですが、読むと大変な悪文です。厚生官僚が法制執務を担ったんでしょうが内閣法制局第四部こういう法文を通してはいけなかったと思います。

 「道交法を改正する法律」「車庫法を改正する法律」(213閣法38号・39号)が可決し、成立しました。
 「放送法を改正する法律」(213閣法32号)が可決し、成立しました。
 そして、「離婚後共同親権を導入する民法を改正する法律」(213閣法47号衆議院修正)が可決し、成立しました。施行前2年足らずで準備をするというのですが、「民法施行令」という政令は存在しないので、法律と判例の間に内閣・法務省ができることは限られている、という集合知がインテリの間にないようで、重ね重ね残念。なお昨夜の「ヤフーニュースコメント」の「トレンドランキング」で上位50位から外れました。
 「防衛省設置法・自衛隊法を改正する法律」(213閣法37号)が可決し、成立しました。
 「水素社会推進法」(213閣法16号)が「CCS二酸化炭素貯蔵法」(213閣法17号)が可決し、成立しました。

●衆議院本会議はきょうも開催されません。

【衆議院法務委員会 同日】
 「入管法改正2法案」(213閣法58号・59号)は、自民党・公明党・立憲民主党・日本維新の会・教育無償化を実現する会の5党(4会派)が提出した案で修正すべきだと可決しました。「立憲対案」(213衆法10号)は採決されて、賛成少数で否決されました。その旨を委員長が本会議に報告して再度否決され、廃案のはこび。法務省が提出した5法案はすべて審議を終えました。

【衆・外務委】
 「日独ACSA物品役務相互融通協定」(213条約2号)「日クロアチア航空協定」(213条約6号)「日オーストリア社会保障協定」(213条約7号)「日ブラジル刑事共助協定」(213条約8号)を承認すべきだと決めました。これで条約案をすべて審議を終えました。

【衆・財務金融委】
 「動産担保融資法案」(213閣法57号)。
【衆・経済産業委】
 「スマホアプリのプラットフォーマー優位の規制法案」(213閣法62号)で自見はなこ公正取引委員会担当大臣らへの質疑がありました。
【衆・国土交通委】
 「建設業法改正案」(213閣法51号)で、公明党の国重徹さん(大阪5区)らが質問しました。
【衆・厚生労働委】
 一般質疑。
【参・政治倫理審査会】
 自民党(離党者含む)裏金議員32名のうち29名が出てこないので、再度、求める提案が自民党も含めて議決されました。私、正直、西田昌司・橋本聖子・世耕弘成の3議員が出てきて説明したことを忘れていました。衆参とも出席した議員にSNSなど世論から「二の矢、三の矢」が放たれていないと思いますが、地元や派閥同僚からどういう反応を受けているか分かりません。当初会期末前後から第50回衆院選にかけて、非常に流動的な政局となりそうです。
【参・東日本大震災復興特別委員会】
 一般質疑。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

漂流民主政治、第1回国会から変わらぬ「離婚5条件」見直されないまま「離婚後共同親権」可決、衆・憲法審「自民4項目のうち1項目だけ」

2024年05月16日 16時47分15秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]身振り手振りが印象的な小泉龍司法相、宮崎信行撮影。

 離婚後共同親権の民法改正案が可決し、あす成立のはこびとなりました。衆・憲法審では、自民党が「起草案」のようなものを提出しましたが、平成30年の改憲4項目のうち、教育無償化・参合区解消・自衛隊は置き去りにして、緊急事態条項だけ審議してくださいという虫のいい物でした。

 日本銀行が国債の買い入れをわざと減らしダブつかせ表面価格を下げて市場金利を上げ、米日金利差を狭めたことで円安をちょっと解消しました。このように、法律や民主主義の根っ子が、グローバリゼーションと量的金融緩和でぐらつき、根こそぎ、どこかに持っていかれそうになっています。

【参・法務委員会 きょう令和6年2024年5月16日(木)】
 「離婚後共同親権の民法改正案」(213閣法47号衆議院修正)を衆議院修正通りに可決すべきだと決めました。あす成立のはこび。2026年前半に施行されますが、施行前の離婚も改正法の対象になります。

 上川陽子大臣のときの法制審議会に諮問されましたが、その際の当ニュースサイトの記事で、参議院が発足した第1回国会で「離婚5条件」が法制化された背景を説明しました。離婚5条件の改正が入らないことは、当サイトの見込み違いがあり誤報とまでは言えませんがミスリードだった部分はお詫びします。それはさておき、配偶者の収入が減っても離婚は提起できませんが、離婚5条件で不貞をしたときは離婚できます。これを浮気した方が離婚を提起できる「踏んだり蹴ったり法理」は、第1回国会の40年後に最高裁で「合憲」となりました。きょうの審議では、有責配偶者に関する「学説」を紹介した議員もいました。が、民法ですから、40年かけて浮気した方が離婚を提起できる積み重ねができたので、国権の最高機関国会は、民法に対して無力に近い存在だと言わざるを得ません。

 ある政党は、賛成討論で「我が党は、衆・法務委では、修正案には賛成、修正部分を除く政府原案に反対しました」「同一の法案には、政党・会派として同じ対応をするのが責任政党としては当然の考え」と強調して「賛成せざるを得ない」と述べました。

 無所属の鈴木宗男さんは、小泉龍司法相に「たまたま(法務)大臣になっただけで、法律に詳しくない」としました。

 5年前の石破茂派から切り崩された法相が共同親権を否定したのに、同じ自民党政権が強行した背景には、旧統一教会の合同結婚式で韓国に渡った還暦に前後した日本人女性およそ6000人の家族観に報いる意向があったことは間違いありません。漂流する議論による民主主義の中で、与野党ともなすすべがないまま流れ去っていった法案のように思います。

【衆・憲法審査会】
 自由討議は5回目となります。起草委員会に関連して、自民党の船田元さんは、平成30年の改憲4項目に触れたうえで、自衛隊・教育無償化・参合区解消条項は置き去りにして、緊急事態条項だけ条文イメージを紹介する虫のいい展開となりました。これまでの国会での議論の積み重ねで、憲法の13条・14条と矛盾した条項だけを追加する改憲発議案はできないと考えられますので、自民党の改憲意欲が腰折れしたとみて取れます。船田さんの発言全文の掲載は、とりあえず見送ります。

【参・内閣委】
 「道交法改正案」(213閣法38号)と「車庫法改正案」(213閣法39号)を全会一致で可決すべきだとし、道交法には附帯決議をつけました。

【参・外交防衛委】
 「風力発電設備の設置等による電波の伝搬障害を回避し電波を用いた自衛隊等の円滑かつ安全な活動を確保するための措置に関する法律案」(213閣法37号)を可決すべきだとしました。あす成立のはこび。防衛省が民間事業者に対して罰則をかけるよう提起できる法令は異例。

【参・国土交通委】
 「都市緑地法改正案」(213閣法18号)の趣旨説明。
【参・農林水産委】
 「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号衆修正)
【参・厚生労働委】
 「育児・介護休業法改正案」(213閣法54号)
【参・経済産業委】「水素社会推進法案」(213閣法16号)「CCS二酸化炭素貯蔵法案」(213閣法17号)の新法2本を可決しました。
【参・総務委】
 「放送法改正案」(213閣法32号)を可決。

【衆・地域こどもデジタル特別委】
 「日本版DBS法案」(213閣法61号)の参考人質疑など。
【衆・安全保障委】
 一般質疑。

●衆議院本会議は定例日の木曜日ですが開催されませんでした。

●きょうの与野党国対委員長会談
 5月20日(月)午後1時から衆・予算委で3時間弱の政治改革の集中審議。22日(水)参・予算委で集中審議。政局の流れが固定化する気配があります。
●あすの衆議院議長公邸
 「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議」が初めて開催されます。この場で、立憲民主党議員は愛子さま、佳子さまのご結婚を念頭に「配偶者も皇族とする案」を主流の政党・有識者などで初めて披露することとなり、ある程度、外部にも発信することが予想されます。
●あすの参議院本会議
 先月16日に衆議院の委員会で対総理質疑があった「こども子育て支援法改正案」(213閣法22号衆議院修正)が、参議院ではあすの本会議で初めて審議入りし、岸田文雄首相、加藤鮎子大臣が答弁しますので、保険料方式の不満があすから蒸し返されます。

 以上です。

【東京21区前哨戦第1報】自・立・維が再び一本化できず念頭に、大河原雅子さん「立憲、東京・生活者ネットワーク、緑の党が連携」「応援の岡田克也本部長は政治改革法案で国民民主党さんと協力」

2024年05月15日 17時47分38秒 | 第50回衆院選(2025年11月より前)
[写真]朝活で演説する東京21区の大河原雅子・立憲民主党衆議院議員、きょう令和6年2024年5月15日、中央線「立川」で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の大河原雅子(大河原まさこ)衆議院議員は、きょう、東京「立川」駅北口で演説し、「立川市議会の会派、立憲・ネット・緑の市議とともに活動している」と語りました。大河原さんは都議として政治団体「東京・生活者ネットワーク」の党首役をつとめて民主党公認で参院選に出馬して100万票を超えて初当選。別の政治団体「緑の党グリーンズジャパン」は、副党首役が同じ「多摩地域」の都議会1人区で無所属で当選しています。

[写真]東京21区に出馬予定の自民党現職で公明党が支援する見通しの小田原潔衆議院議員、都内で、宮崎信行撮影。


[写真]東京21区に出馬を予定する日本維新の会の山下容子・元都議、同党ホームページから。

[写真]東京21区に出馬を予定する立憲民主党の大河原まさこ衆議院議員=同上。

 大河原さんは「東京21区は残念ながら、裏金の現職議員がいる。(自民党の)政治資金規正法改正案(の骨子)が与党・公明党から賛同を得られずとうてい納得できない。岡田克也政治改革実行本部長が、政治家が責任を持ち、実行力のある案を出しており、国民民主党さんからも協力をもらえそうだ。期待してほしい」と語りました。

 大河原さんが、立憲、国民、ネット、緑の党に言及したのは、前回同様に、自民(公明推薦)、立憲、維新の3つ巴となり、立・維の調整が困難だとみられるからです。

 第50回衆院選は、あと2カ月ほどで行われる可能性が8割となっています。

 「10増10減法」で東京都内の選挙区が25→30に激増します。このうち、東京21区からは、稲城市の一部・多摩市の一部が「新・東京30区」に移り、立川市・日野市・八王子市の一部の区割りとなりました。顔ぶれは前回同様に、自民党現職の小田原潔さん、立憲現職の大河原雅子(大河原まさこ)さん、維新新人の3つ巴の構図となりそうで、維新は今回は山下容子元都議が準備しています。289選挙区のうち、野党で立憲と維新が競合する構図は100近く、候補者調整は数選挙区にとどまりそうです、東京21区は「自現・立現・維新」の三つ巴激戦となりそうです。

 大河原さんは演説で、「(前回衆院選の前から)車いすユーザーとなったが、高齢女性として、障害者として、生活者として、国民のためにならない政治がされていて、自民党に交代してもらいたい」と語気を強めました。地方議員からは「こども食堂の支援食品が減っている」と深刻な現状も紹介されました。

 きょうは、都議補選2人区で当選した、鈴木烈・立川市選出都議も活動しました。鈴木さんと筆者は、早稲田大学同級生で、同時期に雄弁会幹事長・鵬志会幹事長を会うのは、おそらく卒業以来で、今回初めて当選のお祝いを言えました。

 通勤通学時間帯の中央線では、50歳の私でも上位1割の年長者のようで、特急「かいじ」有料指定席で東京駅方面に通う学生もいる多様性の世界でした。が、中央線リベラルは、東京・新宿駅から離れると家賃が安くなる傾向があるため、お互いの生活に配慮して議論できる地域で、立川駅歩いて5分の1LDKで月7万円未満で住めるようです。立川市は有事の際は政府が移転する要衝ですが、3・11ほどの有事でも移転しませんでした。立川市はいったん人口が減っていましたが、3・11またはアベノミクス以降は再び人口が増えており、日野市・八王子市の一部とともに区割りが狭くなりました。


https://vt.tiktok.com/ZSYd3e8ph/
 大河原さん現職だから、もっと高価なPAにしたらいいかも。

 以上です。

変節の公明党は「建設業法改正案」の審議を「高齢者住宅セーフティー法」より優先した

2024年05月15日 16時55分06秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 筆者にはさみしい情報が来て、私が15歳の夏に1カ月寄せてもらった「カリフォルニアン・ママ、パパ」ホームステイ先のホスト父母が、49年住んだサンディエゴを引き払い、長男が住む中西部イリノイ州シカゴに、移住しました。長男はシカゴの交響楽団でおそらく専業の団員として家庭を築いています。あちらは転職が頻繁なイメージがありますが、奥さんはなんと48年間同じ法律事務所に勤め上げました。息の長い弁護士さんと巡り合え、所員一同の食事会で送り出されたようです。夫は、サンディエゴ市・サンディエゴ郡という300万超の大都市の教育委員会を60歳で定年退職。59歳の年には集合知で「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」に選出されていました。あちらの教師は「先生」とは呼ばれず週給が年9か月しかでないので、夏休みは、仲間との音楽活動で、レストランのチップを得ていました。建売の同じ間取りの1戸建てが林立する郊外に35年間余り住んでいました。壁に作り付けのオーブン、観音開きの巨大冷蔵庫のキッチンを出ると、庭がU字で、卓球台とバーベキューセットがあり、小径を抜けるとブランコがあり、Uターンして木々を愛でると応接間に帰るという「奥さまは魔女」に出てくるような豪邸でした。洗濯は、地下1階のドラム缶式で、白系統、色系統を分けて入れて、週1日2回やれば完了しました。玄関から入った応接間が1・2階吹き抜け構造なので、間取りは意外と、5LDKぐらいなのかもしれません。公立学校教員兼レストランミュージシャン、法律事務所事務員の共働きという民主党員の「上位中産階級」の生活を半世紀維持するには、全米でも住宅ローンと物価(ガソリンを除く)が高い地域で大変だったと思います。全米第8位の都市圏なのに、日本のテレビで見ることは少なく、サマーズの「リゾート番組」が写す海岸も、NHKニュースが報じる山火事で困る有色人種の労働者も、自分の中のイメージとはいつも違いました。違う年の団員の既婚女性2人が数回再訪しうち1回は同じ年のゲイの仲間と3人でロサンゼルス空港でワゴン車をレンタカーして数日かけて南下したこともあります。私は、円安だと海外に行かない原則は自分の美学なので、当時も今も体は弱いし、ホテルに泊まっても見える姿も違うだろうからサンディエゴに行くことはありません。音楽仲間たちも、家を引き払ってシカゴに向かう仲間を「今生の別れ」という覚悟で送り出したようです。あちらは、定年前の2年間本社勤務で東海岸に住むのが、ベトナム戦争に行くよりも怖いという感覚です。プログラムの証書は、「修了証」かと思いきやよく見ると「参加証」なのですが、セサミストリートはウィキペディアではニューヨークにあるという設定のようですが、私はセサミストリートはサンディエゴにあると信じて死ぬまで日本で生きたいと思います。

【参・本会議 きょう令和6年2024年5月15日(水)】
 「デジタル社会形成基本法改正案」(213閣法40号)が参・本で審議入りしました。きょねんの河野太郎大臣とマイナンバー医療保険証の問題は、首相の「自治体が資格証明書をプッシュ式で郵送する」政治判断で収束しました。共同会派「立憲・社民」の福島みずほ社民党党首が質問しました。残り5週間で、いじわるな戦術をとり、厚労相、財務・金融相、公正取引委員長にも質問し、その時間は衆の委員会が遅れました。鳩山内閣からの離脱は早かった福島党首ですが、きょうは伝統的な手法で、「大臣の体をとって衆の委員会を遅らせる」戦術を披露しました。

 「金商法などを改正する法律」(213閣法56号)が可決し、成立しました。大手町にある小規模の投資会社には、早稲田政経卒の輝く女性が子育てと両立させて務めたり、役員に連なったりしていますが、そういう会社の間接部門を専門業者に業務委託できるような条項が盛り込まれました。

 「二拠点生活推進法」(213閣法12号)も可決し、成立しました。きのうの記事で委員会で採決・可決したことを漏らしていました。

【衆・国土交通委員会】
 審議入りが大幅に遅れた「建設業法改正案」(213閣法51号)が、参議院から送られた「高齢者住宅セーフティーネット法案」(213閣法52号参先議)を飛び越して、国交委で審議入りしました。先月末の日本建設業協会の会合には、斉藤鉄夫大臣(公明党副代表兼務)・山口那津男代表・国重徹大阪5区議員らが大挙して挨拶。公明党員・公明新聞が知らない場で、岡本三成さん、西田実仁さんらが建設業者を招いた資金集めパーティーをしています。このため、公明党としては建設業法改正案が成立しない限り、今国会での首相の解散を容認できないと考えられます。内容は、労務単価の基準を国が作ったり、資材高の転嫁の情報の開示を元請けに義務付けたり、公共工事に必要な台帳を簡素化したりする法案です。

【参・憲法審査会】
 実質2回目の開催。衆は、緊急事態条項の衆議院議員任期延長をめぐり、起草委員会を作るか作らないかで発足以来最大の混乱状態にありますが、参では現行憲法の緊急事態条項、参議院の緊急集会を超党派で勉強する「護憲モード」となっています。参・法制局長らの論点整理に対して、占領軍マッカーサー草案に日本人が追加できた数少ない条項とされる「衆の解散中の政令などを審議する参の緊急集会」を尊重すべきだという雰囲気が醸し出されました。

【衆・法務委】
 「入管法2法案」(213閣法58・59号)と「立憲対案」(213衆法10号)の対総理質疑があり、採決は先送りとなりました。論点として、受け入れ先企業が、予定にない仕事につけたり転職を拒んだりできないようにする制度となります。首相は「育成就労制度を創設する今回の法律(案)で永住者は最終的に増加する」としつつ国税の未納での永住取り消しで日本生まれの人間との差別があるとの指摘に、「未納がありうる」としつつとくに統計をとっていないことが分かりました。野党議員は「立法事実がない」と批判しました。

【衆・経済産業委】
 4月26日に公正取引委員会が追加で提出した、スマホのアプリのプラットフォーマーの優位を規制する新法「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律案 」(213閣法62号)が趣旨説明され、審議入りしました。自見はなこ担当相と古谷公取委員長が答弁することになります。

【衆・厚生労働委】
 「再生医療等の安全性の確保等に関する法律及び臨床研究法を改正する法案」(213閣法41号)を全会一致で可決すべきだと決めました。この時期の厚労委としては日程に余裕があることもあり、能登に1泊2日で委員を派遣することを決めました。

【衆・農林水産委】
 「食料増産命令法案」(213閣法27号)「農地法改正案」(213閣法28号)「スマート農業推進法案」(213閣法48号)の対政府質疑が続きました。

【衆・外務委】
 今国会に提出された条約承認案が、きょうですべて審議入りしました。「日独ACSA」(213条約2号)「日・クロアチア航空協定」(213条約6号)「日・オーストリア社会保障協定」(213条約7号)「日・ブラジル刑事共助協定」(213条約8号)の4案が上川陽子外相から趣旨説明されました。質疑は次回。
 このうち、日・クロアチア航空協定は、きょねんの通常国会に提出予定議案としながら、提出できませんでした。きょねん4月に当ニュースサイトがスクープで報じました。相手がある二国間協議で署名が遅れたのが理由ですが、取材電話がたらいまわしで最後は社会条約官が直接電話に出て署名が遅れて国会に提出できないと認めたのですが、そこまでピリピリすることなのかという感想を正直持ちました。現場のキャリア・ノンキャリアの官僚の奮闘には感謝します。

【衆・文部科学委】
 一般質疑だけでした。なお、「給特法の廃止」に関しては存続させて基本給の4%から10%に引き上げる政策が固まりつつあります。また、東海で美容師専門学校を運営する法人が倒産して、5月末で閉鎖し学費を返さない方針だというニュースも報じられています。統一教会はとくに大きな変化は報じられていません。

【参・3つの調査会】
 開かれました。

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離婚後共同親権民法改正案で「NHKあさイチで再び取り上げられた」に法相「懸念広がっている」と認める、亀井あきこ政倫審新幹事「3分の1超で裏金議員の説明を求めたい」自民も賛成して議決

2024年05月14日 18時47分07秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]日立製作所本社前で資本主義を批判する山添拓・共産党政策委員長、きょねん10月、宮崎信行撮影。

 「離婚後共同親権」の法案は、あさって午後2時以降に委員会で採決される見通しとなりました。

 亀井亜紀子さんら3名の勝利で、野党が3分の1以上となった政倫審では、裏金議員の弁明の申し立てを、自民党も賛成して決めました。

【参議院法務委員会 きょう令和6年2024年5月14日(火)】
 国会正門前抗議運動もおきている「離婚後共同親権の民法改正案」(213閣法47号衆議院修正は、あさって4時間コースの質疑をすることで与野党が合意。その朝の理事会で、自民党が採決を提案することが確実となりました。反対論をにらんで、与党が来週に採決を持ち越す展開が予想されますが、廃案は難しそうです。

 きょうの審議も4時間コースでした。共産党の山添拓政策委員長は「NHKのあさイチできのうも(再び)離婚後共同親権が取り上げられました。博多大吉さんは、こどもの気持ちを伝える場所がない状態でこの話が進んでいる。こどものために作ると専門家は言うがスタート地点が違うような気がする」と発言し、審議が進めば進むほど懸念の声が広がっていると指摘しました。小泉龍司法相は「様々な方々がご関心を持っていただきその中でご懸念を示される方も少なからずいらっしゃる。そういう状況だと理解をしております」と認めました。

 自民党とNHKの距離感が長年問題になりますが、昭和のNHKなら、大臣が自ら進んで生出演という展開になった気もします。

 採決も近そうなので、自分で学んだことを書いておくと、昭和22年ごろまでの民法。

[写真]「旧法令集」有斐閣。

 「親権は父が行う」としていますが「父母のいずれかが家を去ったら親権を行使できない」とあるので、単独親権です。「父が持つ」は男女差別ですが、母は親子関係を分娩出産を通じて認識するのに対して、父は母の説明を信じるしかないわけで、一概に性差(ジェンダー、セックスとも)による差別だと一刀両断にできないと思います。輿石東さんが「東京の若者にうける」との見立てで、蓮舫さんが民進党代表になった当時に「古い家族観」と切り捨てることが気になっていましたが、昭和23年までの民法にも良い点はあったと考えます。

 きょうの審議でも、「先取特権」が改正されるという、民法全体にとっても大きな改正について、執行力が低いのではないかとの当然の懸念が示されました。が、この議員も「先取特権」を「せんしゅとっけん」と発音し、その後「さきどりとっけん」と発音したので、委員会の場で同僚が教えてくれた程度の理解で質疑をしていると思います。

 採決が近そうなので、この間、私が知った話では、3人こどもがいる母が単独親権を持ちつつ、父との面会交流を一人だけ絶対拒むこどもがいる。そういえば、仕事を終えて、夜遅く帰宅したら、その子の顔に青あざがあった。当時は学校でできたという本人の説明を信じて疑わなかったが、今思うと、先に帰宅した夫による児童虐待だったのではないか。長期にわたった調停・裁判もとっくに終わって離婚した後で、いまさら証拠もないので、面会交流はこどもの意見表明権に従うしかない。こういう様々な事例があるのだなと知りました。衆議院の結論は「5年後に見直す」ですが、国権の最高機関として与野党の国会議員におごりがあります。5年間事例が積み重なれば、国会が変えられない。まずは、法制審議会に差し戻すしかないと思います。私も個人的には、廃案一択だと思います。

【衆・政治倫理審査会】
 政治改革特別委員会と車の両輪となった政倫審が開かれ、亀井あきこ新幹事が、裏金議員を呼ぶよう提案し、自民党も含めた賛成で議決しました。

【衆・本会議】
 委員会で議了した「上がり法案」の採決のみ。
 なお、当ニュースサイトでは今国会から負担軽減のため会派ごとの賛否はとくに示していません。
 「都市緑地法改正案」(213閣法18号)が可決し、参議院に送られました。
 「公益法人法を改正する法律」(213閣法44号参議院先議「公益信託法」(213閣法45号参議院先議)が可決し、成立しました。岸田文雄首相はきょねん新しい資本主義に関連して発言した内容が45号となりました。名前の近い現行法は、廃止されませんが、今後は、公益信託法というと、45号をさすことになりそうです。現行法でも、「定年退職してこどものいない夫婦2名が5000万円前後の公益信託で後輩1名の奨学金を毎年出す」とみられる基金を設立していることが、官報でたびたび告示されています。
 条約承認案としては久しぶりに本会議登壇議案となった「GIGO設立条約」(213条約1号)が承認され、参議院での審議待ちとなりました。コロナ明けで世界が再び動き出したので、条約も増えそうです。

【衆・総務委】
 こちらも「指示権」で異論が出ている「地方自治法改正案」(213閣法31号)の対政府質疑が行われ、採決は次回以降に持ち越しました。
【衆・法務委】
 「入管法改正2法案」(213閣法58号・59号)と「立憲対案」(213衆法10号)の質疑が続きました。対象の外国出身者の給料が非常に低いとの指摘があり「政府は賃上げしようとしているのに、賃金を下げる要因をつくってどうする」というもっともな批判が出ました。
【衆・財務金融委】
 「動産担保融資法案」(213閣法57号)で参考人の話を聞きました。
【衆・地域こどもデジタル特別委】
 追加提出された「日本版DBS法案」(213閣法61号)で、加藤鮎子大臣(山形3区)と立憲の早稲田ゆきさん(神奈川4区)が対決しました。早稲田さんは予算委の基本的質疑で「こども子育て支援金」を頭出しするお手柄をあげており、次の衆院選で大きな争点となることが確実。
衆の厚生労働、安全保障の両委員会の理事懇談会と、議院運営委員会の理事会や委員会が開かれました。

【参・財政金融委】
 「金商法改正案」(213閣法56号)が可決すべきだと決まりました。採決日程は、朝の理事会協議になっている事例が目立っており、参議院野党も戦闘モードになってきたようです。立憲民主党は、党内で、参議院国対と執行部が極めて円滑に意思疎通ができる状況になっています。
【参・総務委】 「放送法改正案」(213閣法32号)が趣旨説明。
【参・厚生労働委】「育児・介護休業法改正案」(213閣法54号)が趣旨説明。
【参・内閣委】「道交法改正案」「車庫法改正案」(213閣法38・39号)を松村国家公安委員長が趣旨説明。
【参・外交防衛委】「風力発電設備の設置等による電波の伝搬障害を回避し電波を用いた自衛隊等の円滑かつ安全な活動を確保するための措置に関する法律案」(213閣法37号)が趣旨説明されました。防衛省が民間に対して罰則をかけられる法規定は異例。また防衛省の協議で2年間資本主義の時計がとめられて、売上増・納税・融資・成長が2年遅れる株式会社と銀行が出てくるかもしれないので、もう少し与野党の国会議員は、資本主義の成長の時計を止めないよう配慮して審議にのぞんでほしいところです。
【参・農林水産委】「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号衆議院修正で参考人質疑がありました。また、成立を見越して「基本計画」で農業者所得が増える新しい改正法律案を検討することが、首相本会議答弁や森山裕議員、農相らの発言で流れができつつあります。
【参・国土交通委】「二拠点生活法案」(213閣法12号)の趣旨説明。
【参・経済産業、環境連合審査会】「水素社会法案」(213閣法16号)「CCS二酸化炭素貯蔵法案」(213閣法17号)の2つの新法をめぐって議論されました。

【立憲・国民政治改革実行本部協議体】立憲民主党の政治改革実行本部(岡田克也本部長、落合貴之事務局長)は、国民民主党の古川元久国対委員長ら合計2党4議員で実務者協議を行い、「政治資金規正法改正案」を共同提出する物の、「政治資金パーティー廃止条項」は立憲単独で提出する方向性を固めました。

 以上です。

離婚後共同親権の民法改正案は、あさって5月16日(木)午後2時過ぎに採決の公算

2024年05月14日 17時51分16秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]きょうの法務委員会で、「NHKあさイチで再び取り上げられ、博多大吉さんもこどもの意見表明で批判的」だとして審議を延ばすよう求めた、共産党の山添拓政策委員長、きょねん2023年10月、宮崎信行撮影。

 離婚後共同親権を初めて導入する「民法の一部を改正する法律案」(213閣法47号衆議院修正)は、あさって木曜日(2024年5月16日)の午後2時過ぎに法務委員会で採決される公算が高まりました。その後、金曜日(17日)午前10時からの本会議で可決し成立。閣議決定で天皇の国事行為として今月中に公布され、再来年2026年前半の閣議で「施行日を定める政令」が決定されると思われます。但し、施行前の離婚も今回の改正の対象になります。

 あさっては4時間の対政府質疑をすることで、与野党が合意しました。与党は同日朝9時50分の理事会で「採決したい」と提案し、野党は拒むと考えられます。内閣支持率が低迷し、国会前抗議行動などが盛り上がっていることから、与党はあさっての採決を断念して、来週火曜日の法務委員会に先送りすることも念頭にスケジュールを組んでいると考えられます。

 きょうの法務委員会では共産党の山添拓政策委員長がのっけから「きょうは質問を法務委員会でさせていただきます。よろしくお願いします。NHKのあさイチで、きのうも離婚後共同親権が取り上げられました。博多大吉さんはこどもの気持ちを伝える場所がない状態でこの話が進んでいる。こどものために作ると専門家は言うが、スタート地点が違うような気がするとコメントし、その通りだという視聴者の反応がSNSにも見られます。大臣に伺いますがこの審議が進めば進むほど、懸念の声が広がっている。この状況については、今どう認識されていますか」と質問。

 小泉龍司法相は「様々な方々がご関心を持っていただきその中でご懸念を示される方も少なからずいらっしゃる。そういう状況だと理解をしております。様々なご夫婦、ご不安に対して我々は様々なまたご説明を国会の場でさせていただいているわけでありましてこの説明をさらにより詳しくわかりやすくお伝えをしていく」と語り、懸念が広がっていることを認めました。

 以上です。

【岡田克也】官房機密費の選挙使用は「政権として底が抜けている」、長官室の金庫に現金が入っていること「そもそもおかしい」と改革求める

2024年05月14日 15時52分54秒 | 第50回衆院選(2025年11月より前)
[写真]自民党公認国政候補と会話する林芳正官房長官(撮影当時は外相)、おととし2022年、東京都・町田市で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党は隔週の常任幹事会を開催しない火曜日も発信力強化のため、きょねんから岡田克也幹事長の定例記者会見を開いています。きょう令和6年2024年5月14日は、中国新聞が河村建夫・平野博文両官房長官らの官房機密費(報償費)の使い方を単独スクープしていることを念頭においた質問に答えました。

 岡田さんは「今の官房機密費っていうのは、もう金庫のお金が入っていて官房長官がそれを使う方だというふうに私は理解してるんですね。それはやっぱりいかにもおかしいというふうに思います。何らかの記録は残すべきだし一定期間たてばそれを公表するというのが普通じゃないかと思います。それでもいつも一定の節度を持ってやっておられたらいいんだけど、聞くところによると選挙に使ってると税金をそういう形で政策のために使うということで確保されている。機密費の予算を自らの選挙のために使っているってことになれば、もうこれは政権としては底が抜けたっていうか、論外の話ということになります。ですから鈴木馨祐さん(実務者協議座長)も絶対使ってないと言われました何の根拠もないですよね。そういうふうに強弁するところがかえって不自然だし、官房長官の記者会見見ていてもはっきり言いませんよね。機密費の中身はなくなってる。でもそういう政党の私的なことに選挙には使ってないっていうことは少なくとも断言すべきだ。それを断言できないってことはやってるってことだと言われても仕方がないと思う」と語りました。

 ところで、きのうについでですが、私が2009年11月に「有料ブログ」を創刊して、マネタイズ困難と早期に判断しつつ、最終的に9年11カ月続けてしまったのですが、当時35歳の私、既に不動産賃貸業をしていましたが、起業したのに早速心を折るようなコメントをするから日本人は貧乏なんだと考えています。2009年11月に寄せられたのは、平野博文官房長官(当時)が、「機密費、そんなのあるんですか」の会見発言は良くなかったとはいえ、改革の機運が醸し出されていた当時。私は、「あれは機密費だったのかなと思うこと」として、1998年2月下旬に、10か月以上番記者をつとめた江田憲司・政務秘書官から、「午後何時に来てほしい」と言われたので、いつもいる秘書官室前で、顔見知りの内閣官房職員「T氏」に「宮崎と申しますが、江田さんに」と言いました。彼は非常に馬鹿にした態度をしていましたが、当時の官邸は狭いから「俺が呼んだんだよ」との中の声が聞こえ、内閣官房職員は態度が豹変して「どうぞ」となりました。そして、江田さんから「野党クラブに異動する前に送別会をやりたかったけど、時間がないからこれ」と包装紙入りのネクタイを渡され、二の句を告げる前に、体ごと秘書官室から廊下に出されました。これが秘書官室に割り当てられた分の機密費から出ているのではないかと書いたところ、ある一人から「たかり」「有料会員から退会します」と書かれて、以後16年間、機密費のことはほとんど書かなくなりました。この人物が人定出来たら地球の裏側まで追いかけまわして液体化鉛を3億年点眼したいほど、16年経った今でも怒っています。その場で江田さんに突き返したり、同額のネクタイを私のポケットマネーで買って江田さんに郵送することなでありえるでしょうか。そんなことをしたら人間失格です。

 当時、労働者時代の私はネクタイの趣味が今とは違いました。江田さんから渡されたネクタイが、私の趣味そっくりに驚いたのですが、極度の睡眠不足の中、日本経済新聞社の上司・同僚よりも、江田さんがいる秘書官室や国会内第一委員室の廊下にいる時間が長いのだから、趣味が分かるのは当然だと気づいたのは、ずっと後でした。

 この畳の縁と同じ色のネクタイですが、江田さんからもらった後に、何らかの理由で着用が続けられなくなったので、オマージュとして似た物を買ったものです。なんら他意無く取得原価はかなり安いと思いますが、ネクタイは高島屋直営店の最高額でも1万数千円程度です。

 以上です。

官房機密費で首相が主催したパーティーに両親をつれて参加した親孝行息子の宮崎信行の「東京だよおっかさん」(実家から永田町への交通費片道200円未満ですが)

2024年05月13日 20時09分17秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 1歳上だけど、親友というより戦友の、ライター・畠山理仁さんが、伊勢新聞の講演会に前後して、杉並、名古屋、福井各地をトークして回っていて、自分のことのようにうれしいです。一切の嫉妬はなく、親友が映画スターになったことを喜んでいます。投票率アップ系のトークは、私には無理だと自覚し始めたので、逆に、投票率ダウン系に転向します。

 こちらの写真は平成10年1998年1月1日。官房機密費(報償費)で、首相が開くパーティー「公邸開き」に、日本経済新聞社政治部の命令で、私の両親と3人で参加した後に「2・26事件」の銃痕が生々しい首相公邸)前での記念撮影。父は1994年にクモ膜下出血の大病をしており、63歳にしては老けていました。事前の名簿提出はなく、単に「内閣記者会の宮崎と、両親です」と言えば、金属探知機すらなく入れました。官邸の右奥の小道を行くと、官房長官公邸(当時から廃屋、現存せず)を左折して、首相公邸(現存しない)に。さすがに、橋本龍太郎さんではなく。主催者として「総理秘書官です」と江田憲司さんが一人で立ち、客人をもてなしました。私は「両親です」と言っても、「はいはい」というそっけない態度で、父と私の身長はおおよそ162センチで、江田さんが177センチ前後ですから、岡山県警署長の父の遺伝なのか、国立東大入学後に伸びたのか、長野県立高校卒の百姓出身の両親はみすぼらしいように感じました。父は慣れていなかったようで、ひそひそと「首相はどこ」と言いました。非常にどうでもいい話ですが、こういう際は「総理はどこ」というのが普通です。

 そして、テントにはホテルニューオータニから出張したケータリング。情報開示はしていませんが、おそらく随意契約だと思われます。自民党から総理と同じ派閥で当選5回で初入閣した鈴木宗男大臣。当選1回生はほとんどいませんが、渡辺喜美議員が来ていました。ちなみに、私の両親はまさに「下町の太陽」ともいえる抜きん出た経済的成功をおさめており、500円玉が発行された1980年当時は、多額納税法人経営者であると同時に、渡辺美智雄大蔵大臣と容姿が似ているため「大蔵大臣」とあだ名がついていました。私は幼少期から父が40歳年上で、同級生の父より余命が短いということがコンプレックスでしたが、千代田生命というその後倒産する会社の外交員女性(雇用の地位は不明)が「大蔵大臣、50歳の誕生日おめでとうございます」とわざと数歳年上の掛け声とともに花束を持ってきた姿を偶然に見かけたことがあり、その怒りを腹の中にため込んで今日まで生きてきました。

 1998年1月1日は、山一・拓銀ショック・第一勧業銀行事件の後で、私にとっては結党大会より前のボランティアから参画した我が最愛の新進党が解党した(法律的に)翌日となりました。そのため、父、母、私は、陰気な顔をして写っています。官房機密費で開催されているとしても、お金はもらえないし、むしろ私は「睡眠時間をよこせ」と法律すれすれの脅迫に出たかもしれませんが、そんなことはありません。この写真を見て、私たちは地域社会で尊敬され、没交渉といえども愛された存在だったと認識しており、間違いではありません。が、私たちはその後の不況を前に、同業他社が資金繰りに困窮して倒産して多摩川を渡って神奈川県に移住し(て東京地裁管外に逃れ)たり、50代半ばで非業の癌死を遂げたりする未来で、平然と見捨て、「分母が一つ減りシェアが数%上がる」との覚悟を既に持っていて、80年代のアメリカに、14歳で単身渡米した日の私とは違った表情に、既になっていた、むしろ私たちの方が陰湿だったという気もします。きょう、私は期末に法人としてアパートを買ったことで貸借対照表が大きく変わったにもかかわらず、例年より数日早く、法人税・消費税を納税しました。さて、官房機密費ですが、2009年秋に書いた有料ブログ「宮崎信行の今後の政治日程(有料版)」で「たかり」という許しがたい暴言をコメントされ、15年間、官房機密費に関する情報報道を抑制することになりました。大実業家の実子の私がなぜたかりなどと呼ばれなければいけないのか、地球の裏側まで追いかけまわして液化鉛を3億年点眼し続けたいほど、今でも怒っています。

 江田秘書官よりかなり身長が低い私たちですが、母が鈴木宗男さんについて述べた感想は、その6年後、2004年の彼に降りかかる「ムネオハウス」問題を予見するものでした。

 で、まとめですが、園遊会は私は記者の立場で1回遠巻きに中に入っただけです。院・内閣・党でお役目がない衆参両院議員も4回に1回(2年に1回)は参加できるシステムになっています。宮内庁主催の園遊会にご祝儀を持っていく人なんでいませんよね。だったら、なぜ公邸開きに家族同伴でご祝儀を持っていかないパーティーは批判されたのかは、今思えば不思議なんですが公邸開きの慣習は20年ほど前に完全に廃止されました。

【衆議院決算行政監視委員会 きょう令和6年2024年5月13日(月)】
 「令和2、3、4年度決算案」の分科会が第一、第二、第三、第四、で開かれました。このうち、立憲の青柳陽一郎さんが岡田憲治衆議院事務総長に質問。岡田総長は「請願文書表の廃止で年660万円、委員会報告書620万円、本会議速記録で215万円」の予算が削減されたとしました。

【参議院決算委員会 同日】
 「令和4年度決算承認案」省庁別審査5日目、文部科学省、農林水産省、国土交通省。

【参議院行政監視委員会 同日】
 「国と地方の役割分担に関する件」で質疑がありました。


[写真]首相公邸開きで、当選1回生ながら参加した渡辺喜美代議士とスリーショットをとる筆者の両親。後方の白いテントは、ホテルニューオータニが出生してのケータリング、1998年1月1日。


[写真]首相公邸開きで、江田憲司首相秘書官(中央)を囲んで記念写真に納まる各社の政治総理番記者、左端は、「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」の主催者の宮崎信行、1998年1月1日。

[写真]「2・26事件」の銃痕が生々しい首相官邸(現・首相公邸)で記念撮影する母と私、1998年1月1日。

[写真]「2・26事件」の銃痕が生々しい首相官邸(現・首相公邸)で記念撮影する母と父、1998年1月1日。

[写真]「2・26事件」の銃痕が生々しい首相官邸(現・首相公邸)で記念撮影する私、1998年1月1日。

政治改革国会、羽田孜「普通の言葉の通じる政治」森喜朗「磔にされ拷問に遭ってもないものをあるとは言えません」

2024年05月10日 22時13分08秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 「ミスター政治改革」羽田孜首相は所信表明演説で「私の出身地信州の文豪、島崎藤村が郷里、馬籠で語った中に「血につながるふるさと、心につながるふるさと、言葉につながるふるさと」という味わい深い言葉があります。私はかねてこの言葉を言いかえまして、「血につながる政治、心につながる政治、普通の言葉の通じる政治」を心がけてまいり幸した。改革を進めるに当たって、私が大切にしたいのは、お互いに普通の言葉で率直に議論し、理解を深め、ともに歩んでいくことであろうと思います」と語りました。

 時代は変わりました。1943年に没した島崎藤村さんが、平成の市町村合併で、岐阜県出身の人物となりました。が、「普通の言葉の通じる政治」は、歳費をもらって生活している国会議員全員が心がけるべき姿勢です。

 けさ発売の文藝春秋の内容は、発売前に全文を読んだ永田町イチ有名のフォトジャーナリスト・堀田喬さんから全部聞いていました。

 森喜朗さんは「私自身、仮に国会の証人喚問に呼ばれても、知らないものを知っているとは言えない。磔にされ、拷問に遭っても、ないものをあるとは言えません。むしろ、もし国会に呼ばれたら、「森が裏金作りを始めたと言っているのはいったい誰なんだ」と言いたいです」

 「磔にされ、拷問に遭っても、ないものをあるとは言えません」は普通の言葉ではありません。

【参・政治改革特別委 きょう令和6年2024年5月10日(金)】
 豊田俊郎委員長は「本委員会は、去る4月12日の本会議におきまして、その目的を政治改革に関する調査のためと、また名称を政治改革に関する特別委員会と改められました」と宣言しました。

 そして、「本日は政治資金規正法改正に関する考え方について各会派の意見表明を10分以内で行います。意見のある方は順次ご発言を願います」として、岸田内閣で初代の参院枠官房副長官だった磯崎仁彦さんが発言しました。

 磯崎さんは「与党の実務者協議を精力的に行い、きのう5月9日、政治資金制度の改革に関する取りまとめを行いました。今国会において、政治資金規正法改正案の成立に万全を期していく決意でございます」と語りました。
 概要は次の通り。

(1)代表者、政治家の責任強化です。政治家が収支報告書について、会計責任者が法律に基づき、事務処理を行っていくことを監督する責務を有することを明確にします。そして確認したときは、その旨の確認書を会計責任者に交付しなければならない。政治資金収支報告書を提出するときは、会計責任者はこの確認書を併せて提出しなければならないものとします。政治家に罰則を課し、公民権の停止を行うこととします。そして不記載収入は相当する額を国に納付させるための措置を講ずるものといたします。

(2)外部監査の強化です=当サイトでは以下略。
(3)国会議員関係政治団体の政治資金はオンライン提出を義務化します。
(4)政治資金パーティーの公開基準の引き下げです。政治資金パーティーの支払い者氏名等の公開基準は現行の20万円超から引き下げるものとし、改正法案に盛り込んでまいります=当サイト注・金額は明示せず。
(5)政治資金パーティーの対価の支払い方法の制限です。
(6)いわゆる政策活動費の使途公開です。いわゆる政策活動費については、支払いを受けた者が報告し、収支報告書に記載することといたします=当サイト注・詳述はなし。
(7)国会議員関係政治団体から寄付を受けたその他の政治団体の透明性確保
です。特定の国会議員に係る国会議員関係団体から年間で1000万円以上の寄付を受けたその他の政治団体は、その寄付を受けたとし、およびその翌年において、国会議員関係大臣と同等の支出公開に係る規制の適用を受けるものと
します。
(8)個人寄付者等の個人情報、プライバシーの保護
(9)第三者機関の活用等、政治資金の透明性を確保する措置についての検討ーーの9項目を説明しました。衆議院より先に参議院での公開となりました。

【参・本会議】
 「プロ責法及び発信者情報開示法を改正する法律」(213閣法34号)は衆議院修正通りに可決し、成立しました。
 「雇用保険法を改正する法律」(213閣法10号)は衆議院修正通りに可決し、成立しました。
 「防衛省設置法及び自衛隊法を改正する法律」(213閣法14号)は政府原案通り可決し、成立しました。なお、自衛隊法のドイツの相互融通の実施規定の前提になる条約承認案はいまだに衆議院で審議入りしていませんので、それを待ってから魂が入ります。
 セキュリティークリアランス身辺調査2法。「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」(213閣法24号)は衆議院修正通り、「経済安保推進法」(213閣法25号)は政府原案通りに可決し、成立しました。
 これに先立ち「育児・介護休業法改正案」(213閣法54号)が審議入りしました。橋本行革法施行後の厚生労働省では参議院出身の大臣が2名います。一人は尾辻秀久現議長で、もう一人の現職大臣の武見敬三さんが答弁に当たりました。

【衆・内閣委】
 「公益法人認定法改正案」(213閣法44号参先議)と「公益信託に関する法律案」(213閣法45号参先議)を政府原案通りに可決すべきだと決定しました。45号の採決時に、立憲の筆頭理事や委員がやや立ち遅れました。

【衆・外務委】
 「GIGO設置条約」(213条約1号)を承認すべきだと決めました。討論で、日本共産党の宮本徹さんが「死の商人国家に堕落する」と批判しました。

【衆・財務金融委】
 「事業性担保融資法案」(213閣法57号)の対政府質疑を行い、次回も続けることにしました。

【衆・国土交通委】
 「都市緑地法改正案」(213閣法18号)を可決すべきだと決めました。公明党が集会を開いた建設業法はまだ審議入りしていません。

【衆・環境委】
 「温対法改正案」(213閣法42号)に関して質疑終局が宣言されました。採決は次回へ。

【衆・法務、厚生労働連合審査会】
 「入管法改正2法案」(213閣法58・59号)と「それに対する立憲対案」(213衆法10号)を審議しました。

 以上です。

【訃報】【霞が関】坂篤郎さん逝去の報道、橋本龍太郎内閣の大蔵省出身の首相秘書官として大変お世話になりました

2024年05月09日 21時04分22秒 | 訃報
 橋本内閣を通じて、首相秘書官(事務=大蔵省出身)をつとめた坂篤郎さんが亡くなったと報じられました。

 筆者の首相番記者在任中は、たいへんお世話になりました。

 5人ほどの記者がいる環境で、「生命保険は予定料率が下がるから今入らない方がいい」と聞き、資本主義ってそういうもんかなと思いました。また、「お金の流れを読むと、それからの人の流れが分かる」と教えてもらい、今日まで実践していますから、これはとても感謝しています。明治元年前夜に江戸だった地域の出身で、私の地元は武蔵ですが、坂さんの奥さんに元日の首相公邸(現存せず)開き(慣行として廃止)で、私の両親とともに最寄りですと挨拶したら、ご近所ですねとにこやかに返していただきました。

 秘書官室で唯一の、首相の麻布中・高の後輩ということもありました。また母校・東大の正門近くの「旅館」出身で、試験で泊まった同窓も多いようです。

 総理秘書官在任中も、文京区内に所有するマンションの最上階のメゾネットに住んでいました。当時の日本テレビ記者(退職)が「坂さんの官舎でさあ」と後日談を話すので、「あれ、官舎でなく、ビル全部坂さんの持ち物だよ」という話をしました。

 戦前生まれのお兄さんは、法人として千葉にゴルフ場などを経営。嫉妬もあり、大蔵省では主計局次長までで他省に移りました。私がフリーランスの政治ジャーナリストになって間もなく「坂さんに久しぶりに会いたいな」と思いつつ旧・議員会館前にいったら、坂さんがいて、ようと左腕を上げてくれました。日本損害保険協会の副会長に天下っていた当時で、「坂タワー」は「あれ、もう売っちゃった」とあっけらかんとして、そういうものなんだなと思いました。私は巨大な「坂タワー3」を発見したことがあります。「三四郎」で与次郎が引っ越したあたりです。坂タワー3は、自転車置き場が五十メートルほどありますが、昔から所有していた土地に、建蔽率・容積率に従い建設したのかもしれません。お兄さんの法人の方の「坂」なのでしょうか。

 首相秘書官時代は、総理にかわって客人に会う役回りもあり、とくに予約せず空いている部屋で会っていました。その中には弁護士で香川県の産廃の話をする人もいて「これはなんの話だ」と思いつつ総理に会わせずに政府につなぎ、山一・拓銀ショック後の債権回収の公職で一時は大変な名声をえる人物と官邸内で接触していました。

 霞が関後輩だけど、上席だった江田憲司さんは、多少の軋轢があったようで衆議院予算委員会で坂篤郎さんを批判したこともあります。わずか5人の総理秘書官室で何があったかは分かりませんが、「さか・あつろうさん」と繰り返していましたが、「さか・あつおさんだよ、5人しかいない同僚の名前間違えるなよ」と私は内心でツッコミました。

 以上です。



【離婚後共同親権】福山哲郎「家族に関する法案は内閣支持率20%政権なら先送りすべし」福島みずほ「金子みすゞは子を連れて家を出ても親権を得られないから自さつした」

2024年05月09日 18時47分57秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]「私たち普通の女の子に戻りたい」とキャンディーズ(渡辺プロとソニーレコード所属)が夏の全国ツアー初日の締めくくりの挨拶で突然発言したことで有名な日比谷野外音楽堂の外壁とそこから見た霞が関、4年前、宮崎信行撮影=写真と本文はとくに関係ありません=。

 「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」は、17年来、元日経新聞政治部総理番記者のジャーナリスト・宮崎信行がすべて一人で取材し、一人で書いています。

 今の日本には「論壇」がなく、私もその編集力・経営力もありませんから、私は一方的に持論を滔々と述べ続けようと思います。但し、NHKの「あさイチ」が取り上げたこともあり、国会前集会や、「X」で廃案を求める声が急拡大しました。

【参議院第1種常任委員会 きょう令和6年2二024年5月9日(木)】
 省庁別に設けられ(外務、防衛両省は一括)、参院議員が一つずつ属する第一種常任委員会は、文教科学をのぞいてすべて開かれました。きょう審議された法案10領域のうち「衆議院で政府原案を修正して議決した」のが4領域と高率で、「修正国会」となっています。自公以外の組み合わせは様々です。

 ●参議院法務委員会では「離婚後共同親権の民法改正案」(213閣法47号衆議院修正)を審議しました。
 共同会派「立憲・社民」からは慎重派超党派議連を組織する福山哲郎さん(元外務副大臣)と福島みずほさん(社民党党首)が立ちました。福山さんは衆議院の審議をなぞり「衆で枝野(幸男)先生が質問した、こども修学旅行で海外に行くことになった場合のパスポートの申請について」質問し、外務省は「親権を持つどちらかの親から不同意書が出ていればパスポートは発行されない」としつつ、改正法が成立して原則共同親権となった場合について、法務省から事前に話があったとしつつ、答弁は要領をえないものでした。福山さんは「内閣支持率20%の政権が押し通す法案でなく、与野党が合意してからだ」と先送りをうながしました。福島さんは「弁護士仲間に聞くと、今、家庭裁判所は次の期日が2か月後に入るような忙しさだ」としました。DV防止法を所管する内閣府男女共同参画局は、離婚後共同親権とDVについては特に影響がないとしました。福島さんは「金子みすゞさん(童謡詩人、1930年没)は親権が得られないから自さつした。お前は実子を勝手に連れて家を出られないから我慢しろ、離婚するなという離婚防止法だ」とし、福山さんと歩調を合わせました。ところで、2011年3月11日以降、テレビで金子みすゞの童謡を盛り込んだ公共CMがヘビーローテーションで放送されました。枝野、福山正副官房長官(当時)は知らないでしょう。この際、官邸内の総理番記者のあいだで「漏れていない?っていうと、漏れていない!っていう。こだまでしょうか。いいえ、枝野です」という替え歌が非常に流行しました。このことについてかなり有名なニュース雑誌にノンクレジットで私の解説が載りました。私は「30歳前後の各社の総理番記者たちは長時間一緒にいて、あたかも徹夜麻雀明けのようなテンションで放射能漏れと避妊具をかけあわせた究極の下ネタを言う種の保存本能が高まっている」と解説。私の名がノンクレジットの記事では私にとって最高額の情報提供料が出版社から振り込まれました。こういった究極の本能下にあったころを思い出し、こどもを儲けるかどうかにも影響するでしょう。

●農林水産委員会では「食料・農業・農村基本法案」(213閣法26号衆議院修正)が審議されました。ともに元農相の子である、田名部匡代さん、羽田次郎さんが登場しました。田名部さんは、「過去30年間で今の農政が良くないと思うからもっと話を聞くべきだ」とし、食料安全保障を掲げながら「畑地化」をわざわざ法文に盛り込むことは矛盾しているとの持論を述べました。羽田次郎さんは45分間で25問の質問を通告しました。国民民主党の舟山康江さんは「田名部さんからも言及があった」と共同歩調をとりました。ただし、私が指摘していることですが、きょうだけでも「農業所得はあまり増えていない、いやむしろ、減った」というように、農業所得に関する統計があやふやで、委員会室にい与野党委員もクビをかしげたかもしれません。

●内閣委員会では、重要広範議案「セキュリティークリアランス2法案」(213閣法24号衆修正と25号)の対総理質疑をしました。その後、可決すべきだと決めました。あす午前10時からの本会議で可決し成立のはこび。

●総務委員会は「プロ責法及び発信者情報開示法改正案」(213閣法34号衆修正)を、衆での政府原案の修正通りに可決すべきだと決めました。

●外交防衛委員会はきのうの本会議で審議入りしたばかりの登壇議案「防衛省設置法改正案」(213閣法14号)の趣旨説明を木原稔防衛大臣から聞きました。その後、10議員が登場。とくに「沖縄の風」に55分間を渡して、伊波洋一、高良鉄美両議員が質問しました。この後、採決。政府原案通り可決すべきだと決めました。

●財政金融委員会は「金商法改正案」(213閣法56号)の趣旨説明。
●厚生労働委員会は「雇用保険法改正案」(213閣法10号)で「れいわ新選組」(令)が単独で提出した修正案を否決して、政府原案を可決すべきだと決めました。
●経済産業委員会は「水素社会推進など2法案」(213閣法16号・17号)を審議し、環境委との連合審査のてはずもととのえました。
●国土交通委員会は「二拠点生活推進法案」(213閣法12号)の趣旨説明。
●環境委員会は理事会が遅れて始まり、「再資源化促進法案」(213閣法60号)を審議し、最後に三原じゅん子委員長が「質疑終局」を宣言。が、採決は次回に持ち越しました。

【衆議院本会議】
 「日本版DBS法案」(213閣法61号)が審議入りしました。今国会の登壇案件はラスト。昨秋の臨時国会では、加藤鮎子・こども家庭庁担当相の答弁不安で先送りしたとの噂が出ていましたが省庁間の調整にてまどったことで3月19日(火)の閣議で今国会に提出しました。民間の進学塾の6割以上が自主的に参加する見通しだとの調査もあります。

 きょうは伊藤信太郎環境大臣に対する質疑答弁もありました。伊藤環境相は「5月1日の水俣病関係団体との懇談において、時間を超過した一部の方について発言の途中でマイクの音量を切るという運営をしたことについては大変遺憾であり、発言されていた方に対して大変申し訳ない思いでございます。昨日私自身が再び水俣に出向き、7つの団体の10名以上の方々とお会いして、謝罪」「また発言中にマイクの音量を切られてしまった方の人については、奥様のご位牌にご焼香させていただいた」と語りました。当事者の環境省室長は厚労省医官から出向しているようです。立憲は昼に「環境省水俣病懇談会マイク音切り問題国対ヒアリング」を立ち上げ、第1回会合を、本会議散会後に開きました。新・宮城4区は、伊藤信太郎大臣、安住淳元財務大臣、維新の新人の佐藤雄一元石巻市議の3氏の争いになります。

【衆・憲法審査会】
 憲法と国民投票改正の自由討議4回目。集団的自衛権の解釈改憲・法制化を「岸田外相・中谷元防衛相コンビ」で実現した中谷筆頭幹事は「憲法記念日にあわせた朝日新聞の世論調査によると」とのんびりムードでスタート。維新・国会議員団の三木圭恵幹事長代理は起草委員会の立ち上げを求めその前段階として「国民投票法の改正の広告規制では時代の流れに合わせてプラットフォーマー規制も検討すべきだ」と矢継ぎ早に提案しました。10年前の自公協議(高村正彦・北側一雄両氏)の主役だった公明党・北側さんは「選挙期日の延期条項を検討すべきだ」としましたが、10年前は岡田克也さんの政策担当秘書(元外務、副総理の政務担当大臣秘書官)の本庄知史さんは「選挙期日の繰り延べで足りる」と改憲の必要はないと強調しました。30年前は岡田さんをしのぐスター議員だった自民・岩屋毅さんは「おおむねの一致点をみすえてとりまとめるべき」と主張しました。森英介会長は最後に長島昭久さんを指名したものの11時35分を過ぎていたので「もし、あれなら、次回で」とうながして、発言せずに散会させました。

【衆・総務委】
 一般質疑だけで散会しました。立憲民主党の質疑者も「地方自治法改正案」(213閣法31号)を先取りした質問はいっさい話題にせずに、審議入りを先送りさせました。同党の政調部会は、最有力支援団体「自治労」のみならず同党所属・推薦の地方議員の組織「自治体議員フォーラム」からのヒアリングも始めました。

【衆・農林水産委】
 「食料増産命令法案」(213閣法27号)「農地法など改正案」(213閣法28号)「スマート農業推進法案」(213閣法48号)の審議が続きました。

【衆・地域こどもデジタル特別委】
 「日本版DBS法案」(213閣法61号)が衆本散会後に速やかに審議入りして与党質疑までしました。

【衆・政治倫理審査会幹事懇談会】
 立憲が示した44議員の弁明の申立てを、与野党とも議決するはこびで内諾しました。

以上です。

【衆参の長野の選挙】国民民主党長野県連代表に、竹詰仁参議院議員、電力総連・東電労組組織内

2024年05月08日 18時26分02秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]竹詰仁・国民民主党長野県連代表、きょねん2023年9月、党大会会場施設で、宮崎信行撮影。

 国民民主党本部は、きょう2024年5月8日付で、長野県連代表が竹詰仁参院議員に交代したと発表しました。

 大塚耕平代表代行兼政調会長が名古屋市長選をみすえて離党したことで空席となっていました。

 竹詰さんは、東京電力労働組合の中央執行委員長を経て、2年前から参議院議員。千葉県連代表も兼ねており、きょねんの千葉5区補選では、自民女性新人、立憲男性新人のほかに、国民女性新人をささえて3位になりました。統一地方選では、千葉の県議会、市議会や、東京の区議会などで、党勢を大幅に拡大しました。

 長野県では、2016年の平和安全法制以降、「市民と野党の共同候補」路線が早期に定着。当初、県内で、国民民主党の本部代表に名乗りを上げる意見があったため、杉尾秀哉さん一人だけ旧立憲に参加しましたが、新・立憲結党大会には一致結束して、全員が参加しました。その後、70代の安曇野市議会議員男性が1人だけ国民民主党に移籍したので、他県連の掛け持ちの竹詰さんと合計2名となります。

 共産党の田村智子・新委員長(衆・比例東京1位に転出予定)が長野県出身だということは、内外ともほとんど知られていないようですが、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原子力発電所の稼働を不安視する声もあることから、野党間の調整が手間取ることもありそうです。

 以上です。