もうすっかり「めだかの学校」の定番の学習科目の一つになった感がある「音楽」の時間である。歌うことが嫌いではない私にとっては心楽しいひと時だった。「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉があるが、懐かしい歌の数々を口ずさみながら当時を思い出し、昭和の善き日を思い出したひと時だった。
11月30日(月)の「めだかの学校」は昨年11月以来となる「音楽の時間」が設定された。その名も「歌で蘇る昭和の記憶 第三弾」このタイトルからもお分かりのように「めだかの学校」としては第3回目の「音楽の時間」である。講師(歌唱指導)はいつものように「歌声ボランティア ふれあいサポート」代表の園部真人氏だった。
※ 歌唱指導の園部真人氏です。講師だけあり、抜群の歌唱力です。
園部氏はいつも音楽の時間に歌う歌詞を歌集にして用意し、さらにはパワーポイントも準備してくれ、至れり尽くせりである。その歌集の順にしたがって、園部氏のリードで全員が合せて歌いながら、若き善き日を甦らせるという学習方法である。
今回は〔童謡〕、〔北海道にちなんだ歌謡曲〕、〔フォークソング特集〕、〔歌声喫茶で歌われた歌〕というジャンルの歌が取り上げられた。
参加者は31名で、女性の方が多数を占めていたようだ。大きな声を出していたのも女性だったことから、あるいは日頃からグループで、カラオケなどで楽しんでいる方が多いのかもしれない。年代的には私よりやや上の世代が主だったようだった。
※ 「音楽の時間」の様子です。後姿からもかなりのシニア世代だと分かります。
ちなみにどのような歌が取り上げられたか、全てではないが主なものを挙げてみると、
〔童謡〕では、「野ばら」、「紅葉」、「里の秋」など。
〔北海道にちなんだ歌謡曲〕では、北海道が産んだ二人の作詞家(時雨音羽、高橋掬太郎)の作家の作品「君恋し」、「石狩川悲歌」、「ここに幸あり」を歌った後に、「知床旅情」、「釧路の夜」、「銀色の道」、「喜びも悲しみも幾年月」、「小樽の人よ」などが次々と歌われた。
〔フォークソング特集〕では、園部氏がヒットした主な曲57曲を用意し、その中から受講者のリクエストに応えて7~8曲を歌った。フォークソングには特別に思い入れのある私は、比較的皆さんとも楽しめるかな?(高校の音楽の教科書にも掲載されていると聞いたことがある)と考え、 はしだのりひことシューベルツの「風」をリクエストした。
〔歌声喫茶で歌われた歌〕では、「カチューシャ」、「北上夜曲」、「山のロザリア」などが取り上げられた。
歌うことがきらいではない私だが、カラオケなどで楽しむことは年に一度あるか、ないかである。こうした形でおよそ2時間、お腹の底から声を出して歌うことは、気分転換にもなり、どこかスッキリした思いで家路につくことができた。
そういえば、この「音楽の時間」は道民カレッジの「健康スポーツ」の2単位が交付される講座だった。