まるでラグビーの五郎丸選手がゴールキックをねらうときのように、ここ数年の私の初詣はルーティーンを繰り返すようにまったく一定したものになっている。今日もそのルーティーンにしたがって、妻と一緒に初詣に出かけ、安らかな一年を祈願してきた。
数年前に元旦の初詣に出かけ、あまりにも人出が多いことに辟易し、4年前から初詣は1月3日と私の中で定めた。
それに倣い本年も本日1月3日、箱根駅伝の青山学院大のゴールを確認した後、北海道神宮に歩いて向かった。(歩いて向かうのも恒例となっている)
※ 円山小学校の横に立つ第一鳥居です。並ぶ車は初詣客の車だと思われます。
歩いて約20分、第一鳥居、第二鳥居をくぐり、表参道を通り本殿前の手水舎に着く。ここで手・口を清めた後、本殿に向かう。
けっこうな人出ではあるものの、大混雑というほどではない。
まずは拝殿前でお賽銭を投げ入れた後、作法に従い二礼二拍手一礼で拝礼を済ませたが、その際祈願したことはあらゆるコト・モノが安らかであること願った。
※ 第二鳥居とそれに続く表茶道です。
※ 本殿前にある手水舎(ちょうずや)です。
※ 本殿前の門のところに掲げられた巨大な注連縄です。
※ 本殿の前に設けられた拝殿で順番を待つ参拝客です。
続いて、拝殿の横でお神酒をいただき、そして干支である「神楽焼」を購入することを恒例としている。当然今年は「申」の焼物を購入した。
小さな焼物だが、これで4つの干支の動物が集まった。購入を始めた4年前、ぜひとも十二支が揃うまでは自らの足で初詣を続けると誓ったのだが、そのためにはあと8年、ぜひとも続けねばならない。(続くだろうか?)
※ ここでお神酒をいただき、隣で神楽焼を購入するのが私のルーティーンです。
※ 今年の干支「申」の神楽焼の置物です。
そして、これまた恒例のお御籤である。
私のお札は「吉」だった。私は神事のことについては全くといっていいほど疎い。「吉」と出たので、大吉、中吉、小吉の次くらいだろうと思っていた。ところが帰宅して調べてみると、どうやら大吉に続いて縁起の良い札のようなのだ。「そんなに良くなくても…」というのが正直の気持ちだが、まあ今年は良縁なのだろうと受け止めておこうと思う。
次に、これは今年だけになるような気がするのだが、昨年の博物館ワークショップで作成した絵馬を奉納してきた。絵馬の裏には「安」の字にちなみ、「安らかな日々があるから、幸せを感ずることができる 安らかな日々があるから、明日の夢を見ることができる」と記した。
※ 合格祈願が多い絵馬の中で、私の「安」の文字が目立ちますね。
以上が神社における私のルーティーンなのだが、私の場合は神社を後にしてから、もう一つのルーティーンがある。
それは甘味である「ぜんざい」を食することである。このことに特に意味はないのだが、なぜか毎年続けている。
北海道神宮の近くにある甘味処「巧」はきっと千客万来で混雑しているのではと予想しながら訪れたが、幸い直ぐに着席することができた。
私は「栗ぜんざい」、妻は「白玉ぜんざい」をそれぞれ注文し、新年の甘味を味わった。
※ 甘味処「巧」のエントランスです。民家をリノベーションしたもの?
※ 甘味処「巧」の店内の様子です。
※ 私が味わった「くりぜんざい」です。美味しかったです。
こうして私の初詣は、例年のように滞りなく終えた。
さあ、明日からはいよいよ2016年の活動の始まりである。
どのような一年になるのだろうか? ワクワクドキドキである。
※ これまでに収集した4体の神楽焼の干支です。