田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

今年の年賀状

2016-01-04 16:01:58 | その他
 三が日が過ぎて今年の年賀状でもあるまいが、ネタが尽きた。本来なら、今日から活動開始と思っていたのだが、なんとなく一日グズグズしてしまった。そこで苦し紛れのお題でお茶を濁すことにする。 

 今年というより、新年のために昨年末に制作した年賀状についての制作裏噺である。

 私には年賀状に対する一つの拘りがあった。それは日ごろ疎遠になっている方々に対して、年賀状を通してささやかでも近況を伝えたい、という思いがあった。だから、もう二十数年来、年賀状には前年の私及び家族の状況を僅かでも記した年賀状を作成してきた。

 昨年末、「さて、今年は?」と思案した。
 そのようなときに接したニュースが「今年の漢字」だった。
 今年の漢字(つまり昨年の漢字)は『安』だった。この字を見て、私の中にビビッとくるものがあった。これまで継続してきた我が家の近況からは少し離れるけれど、時には私、あるいは私と同世代の方々が生きてきた過去を振り返り、これからを想うこともいいのでは、との思いから今年のような年賀状になった。
 これ以上のコメントは不要であろう。私の今年の年賀状を紹介します。
                                    
          
     ※ 悲しいかな、制作した原稿の取り込み方が分からず、写真にしてから取り込んだため鮮明な賀状を再現できなかった。

 文面が読みづらいと思うので、転写することにします。
 なお、背景の字は絵馬の制作にも用いた京都・清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)が揮毫したものを取り込んだものです。

 安らかな日々が続きますように…

  昨年の漢字は「安」という字でした。「安」にはいろいろな意味があると報じられていましたが、私たちは「安らか」を連想しました。
 私たちは昨年、健康にも特に問題がなく、安らかに一年を過ごすことができ、ささやかながらも幸せを感じながら一年を過ごすことができました。(ただし、二人とも少し太り気味が気になっていますが…)
 昨年末、山田洋二監督・脚本の「母と暮らせば」を観る機会がありました。映画を観ながら、私たちは生まれてこのかた戦争という悲惨なことを体験せずに、ここまで安らかに生きてこられたことに大きな幸せを感じています。
 ささやかながらも、思ったことができて、思ったことが話せるのは、安らかな世の中があってこそ、との思いを強くします。そうした世の中がこれからもずーっと続くようにと誰もが願っているはずです。
 私たちがそうであったように、私たちに続く子や孫の世代にも、安らかな世がこれからも続くことを願って止みません。

  安らかな日々があるから、幸せを感ずることができる
  安らかな日々があるから、明日の夢を見ることができる


 今年も、そしてこれからも、あなた様にとっても、私たちにとっても安らかな日々が続きますように願い新年のご挨拶とします。