田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スノーシュー in 西岡水源池

2016-01-20 18:39:48 | スノーシュートレック & スノーハイク
 狭い木道をスノーシューで歩くのはかなり難しいことを知った。ストックは突けず、木道の中心を外さないため、私はモデルウォーク(っていう言葉はあるの?)を強いられたのだった。あまりにもスリルがあり過ぎ、私は途中で引き返してしまった…。

          
          ※ 西岡水源池のシンボル(?)の取水塔と氷雪に覆われた水源池です。
 
 本来であるなら、今日(20日)から3日間、私は「冬の石狩川河岸を遡る」プロジェクトの今年第1回目を敢行しているはずだった。今日、明日の宿も予約済みだった。
 しかし、到来した冬型低気圧に恐れをなし、昨日とりあえず本日分の宿をキャンセルし、西岡水源池へ出向いて、雪のコンディションや私の体調(実はちょっと足に故障を持っていた)を確認してから、明日以降の予定を立ててみようと思ったのだ。

          
          ※ 公園内の遊歩道上には写真のような案内標がいたるとこに立てられ迷う心配はありません。

 西岡水源池は我が家から車で約40分、風はやや強いものの雪は降っておらず、まあまあのコンディションだった。
 西岡水源池は明治41年に月寒連隊が水道用に月寒川を堰き止めて作った池で、昭和41年までは市民のための上水道の供給源とされていた。しかしその後は、水源としての利用はなくなり、周辺を自然公園として整備され、今日に至っているようである。

          
          ※ 水源池の北西端から水源池全体を見渡した光景です。

 水源池の周囲が遊歩道として整備されていて、私も夏季に2度ほど水源池の周囲を巡った経験があった。
 自然に恵まれながらも住宅地に近いとあって、私が今日の午後訪れたときには、遊歩道にはすでに何人かの足跡が残っていた。

          
          ※ やはり北西端から取水塔を眺めたところです。

 水源池自体はそれほど大きなものでないため、遊歩道も長いとは言えない。
 私は水源池の北西端から反時計回りに池の周囲を回ることにした。
 といっても、先述したようにコースが短いために、私は池のさらに奥まで進んでみることにした。マップ上でそこは湿地帯となっていた。その湿地帯には木道が敷設されていた。

          
          ※ 北西端をスタとして間もなく、林間コースに導かれます。池とはやや離れます。

          
          ※ 左手に池が見えなくなって、さらにしばらく奥へ進むとご覧のような木道が続きます。

 この木道が曲者だった。
 多くの人が利用するいわば幹線はそれなりに広い木道が用意されているのだが、湿地帯の奥に踏み入るような支線は木道が細くなっていたのだ。
 その幅はヒト一人が通れるくらいの幅(6~70cm?)である。そこに雪がやはり6~70cm積もっているである。中心を踏み外すと足が取られ、雪が崩れるのだ。木道の下1mくらいには、所によって水が顔を出している。
 私はスノーシューを履きながらも、中心を外すまいとモデルウォーク(?)で恐る恐る前へ進んだ。何度か足を取られそうになったが、なんとか堪えていたのだが…。
 しかし、とうとうあるところで遂に踏み外し、転倒してしまった。なんとか水面まで落ちずに済んだが、これはもう引き返すしかあるまいと思い、引き返すことにした。
 実は私はマップに出ていた遊歩道に続く、自然歩道の入口まで行ってみようと奥へ奥へと進んでいたのだ。そこをさらに往くと焼山という小さな山の山頂に繋がっているようだったからだ。

          
          ※ 木道に付いた横の雪を払うと、私の胴体とほぼ同じ幅でした。ここから落ちたら…(冷汗)

 無理はすまいと引き返し、私は水源池の周囲(西岡公園内)をあちこちと歩き回った。
 そして踏み跡以外のところにも立ち入ってみた。すると、先日来降った新雪のためスノーシューを履いていても一歩踏み出すごとに膝頭くらいまで埋まってしまった。
 「これは私の体力では無理だな…」とあきらめざるを得ない状況だった。
 新雪を歩くことはすぐ止めた。そして合計2時間ほど行動してスノーシューを脱いだ。

                
                ※ 樹齢3~400年というミズナラの大木です。

          
          ※ 水際にはこうした東屋の完備しています。

          
          ※ この日唯一出会った同好の士(?)です。

          
          ※ 遊歩道上には「不道明王」と標示された小さな祠も建っていました。

 帰宅して直ぐに、明日の宿のキャンセルを連絡した。そして改めて2月初旬の予約を申し入れたところ、その期間は宿の温泉が工事に入るので入浴できないという。それでは、汗をかくスノーシューの宿には適さない。かといってその宿以外周辺には宿はない。
 私は軌道修正を迫られたことになった。
 さて、どうしよう?戦略の立て直しが迫られました。これからもう一度練り直してみることにするが…。